太陽がほとんど真上から照りつける時間に田舎の街角に車を停めてフラフラしてきました。「街」は賑やかな場所を表す言葉ですが、遠い過去にこの町はその最盛期を迎え、それからゆっくりゆっくりと朽ちていく「街」もまた街ですね。その街に暮らす人々の営みがたまらなく愛おしく思えます。住めばきっと色々なしがらみや愛憎がうごめいて、巻き込まれて心をすり減らして生きていくか、変人と呼ばれてもいいと開き直って生きる覚悟がないと難しいと分かっているけど…どちらの覚悟も持てない私はただ通りすがりに街の空気を身にまとい、強すぎる太陽光線が作り出す陰影の濃い街をしかめっ面で歩くだけです。
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- きたせん/なんだかいい秋の1日でした。
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