少年よ。
君は、あと半年もすると人生の荒波の中に、自らの力だけで漕ぎ出さなければ
ならない。
人生・社会とは、お前が考えているより、ずっと厳しい試練をお前に課してくる。
一部のラッキーなヤツに限っては、順調に進む人生だって、確かにあるだろう。
しかし多くの平民にとって、それは稀だ。
思わぬ挫折、突然の進路変更、戸惑い、あきらめ。。。。
そんなことが、常に降りかかってくるのが人生だと思う。
今のお前は、それら、多くの試練に立ち向うための準備期間にあり、自らの
実力を高めることこそが求められている。
植物が春から夏にかけて、根から葉から栄養を吸収し、秋の実りを迎える
ように、今の君は、世の中の色々なことを大きく吸収すべき時だと父は思う。
人はいつか、どこかで、自分の生きるべき道を見つけなければならない。
人それぞれに与えられたわずか７０～８０年の人生を、悔いなく生きていく
ために、何をすべきなのか。
今の君に完璧な答えなど、見出せるはずはない。
なぜなら、今君が生きている、その混沌とした青春の中にこそ、明日の
「可能性」の欠片が秘められているのだから。
ただし、可能性というものは、ただ待っているだけでは、けっして訪れない
ものなのだ。
自らを磨き、苦しみ、歩き出した者にして、初めて訪れるものなのだ。
君は今から、数年の間が勝負だ。
君が、そこで何を見つけるのか。何を学び取るのか。
小さなことにこだわらず、ずっと遠くの目標を見定めてほしい。
父は君が、単に裕福になることを望んではいない。
むしろ君が、君の人生をかけて取り組むべき、何かを見つけられるかどうか。
それが一番重要だと思っている。
今は、平凡に流されること無く、自らを磨き続けることが、君の将来のパワーに
なるものであり、人生を生き抜くためのツールにもなるだろう。。。。
がんばってほしい。。。。。
ラッコマンオリジナルソング 「少年」
http://www10.plala.or.jp/raccoman/snenn.htm
