監督 パスカル・ロジェ
出演 ミレーヌ・ジャンパノイ モルジャーナ・アラウィ
カトリーヌ・べジャン イザベル・ジャス
<あらすじ>
1970年代のフランス、何者かに拉致監禁され、長期にわたり虐待を受け続けた少女リュシー(画像一枚目 左)は自力で逃げ出し、傷だらけの 状態で発見される。養護施設に収容された彼女は心を閉ざしていたが、同年代の少女アンナ(画像一枚目 右)にだけは心を許していた。15年後、リュシーは 自分を監禁した相手を発見し、猟銃を手に犯人宅を訪れる。
映画館で観て、こりゃ映画館で観てこその良さと確認した作品
書けーーー 教えろ~~とリクエストの入る作品であるので
記事UP
おフランス映画らしい映像の綺麗さ&薄暗さフル
「ジワジワ精神追い込み型」映画得意究極のジリジリジワジワ追い込み型作品。である。
マーターズ(殉教者)
なんじゃこのタイトル。あーた既に ネタ入れてんじゃねぇかよっ
「証人」に由来している 殉教者
殉教→その死がその人の信仰を証している。
人々の信仰を呼び起こすものかというのが基準
と~んでもない使命を掲げた団体が暗躍
裏切られ感に喪失感ワールド。
じゃーーーんと変わって、メタリック
抵抗していた彼女が愛するものを思い出した時
苦痛を受け入れたときの安らかな表情
これってまさしく「宗教画」ワールドではないのか
題名が表示されるまでのたった8分間弱のあらすじ
オープニングの編集が非常に素晴しい
少女が受けた不条理な拷問。少女が負った心の傷。
少女の体内に巣くった、“罪悪感”と言う名のモンスター。
これらを抱えて成長した少女
偶然憎き犯人の居場所を知ってしまったら・・・
凄惨な復讐劇が起こるのは「起こるべくして起こる」だろう
復讐を果たしたとて少女の中に潜んでいるモンスター
決して消滅するモノできないのだ
正体は“罪悪感”
罪悪感は少女の心にあるのだ
「消滅するのは 彼女の死 または邪悪への変貌」 だろう
ごく普通の一般家庭の朝食風景。
成長したリシューが現れ、一家に銃弾を浴びせる
復讐劇に付き合う“共犯者”となるもうひとりの少女
施設時代少女の最初で最後の友人で、
彼女の痛み艱難辛苦 喜怒哀楽、恐怖、
何もかも全て共有した少女・アンナ
たった一枚の写真。少女の記憶
心のどこかで疑いの気持ちを捨て去る事ができ無いアンナ
そう。アンナは少女を愛していた
無償の愛で、なんとか少女を救おうとするアンナ
どう観てもリュシーとアンナはHomosexualとしか思えない
死体の処理をしている最中
茫然自失のリュシーの精神状態を、アンナは疑いだす。
今度はリシューが得体の知れない何者かに襲われる
1家4人+リュシーの死体の前に茫然アンナ
発見 地下に巨大な空間が!そこにいたのは拷問を受けた女が
後半戦に登場する、異様にキャラのたった老齢の女性
「マドモアゼル」 と呼ばれているワケで。
これが・・・どこがマドモアゼルなんじゃおりゃーーーー
浅香光代としか見えんのだ
訳がわからないまま、猟銃で撃たれて肉片が飛び散ったり、
鋭利な刃物で傷つけられたりといった、
容赦のない、ベタ以上に痛い残酷描写に付き合わされる。
という描写もあるので
血肉系ダーメダメ 心臓が弱くて救心キープ
常にニトロを携帯している等という方達は避けていただきたい
そして。この「空間」の上の家には 新しくファミリーが来る
ふつーーの男女・・・実はっっっチーム浅香「かっちー」光代の手下
チームかっちーの目的は「死後の世界に何があるか」
「死後の世界」を見る為に拷問して瀕死状態に追い込む
それにゃー「ヤングよ 若いギャルがベストよ」とばかりに
アンナが選ばれたと・・・リシューもそれが目的で、監禁、虐待を受けていたワケ
アンちゃん かっちーに どうやら死後の世界を見てきたらしく話をする
ベタ以上に痛い痛い残酷描写は
マリリン・マンソンみたいな得体の知れない人物がいつ来るか!
前半から中盤にかけての緊迫感とテンションの高さ
だというのに・・・
意外性の連続半ばジェットコースター予測不能展開
が。が。が。
そんな途中経過の驚きを吹っ飛ばすオチ
リシューを襲った得体の知れない人物の正体を含め、
決して絵空事ではなく、リアリティがある点は見逃せない。
そしてリアルさの要因として描写やテーマとか色々。
役者さんたちの演技が特に大貢献だと思う
リシューとアンナを演じたふたりの女優さんは勿論、
マリリン・マンソンを演じた女優も凄い。
監督も鮮血が際立つ冷たい映像が美しい。
脚本も手掛けていてセンスを感じる。
残酷さが売りなだけの作品ではない。
暴力描写は半端ないから覚悟して頂きたいが
今までの「暴力」「ホラー」というカテゴリーには入らない感覚である。
そう。「コレっ単なるホラー映画だよね」
というものでは無いのだ
クリックお1つぷりぃず
宗教って怖いね…
心理ホラーみたいな
ジワジワ来る
こういう方が リアルに怖いよね
宗教とか「あの世の先」を知りたいって
1つ間違えると拷問の域に入りそう
血 どばっ
肉 でろーん
みたいなのは、全く平気
そんなん怖くて人体に関わる仕事できなーい!!!!!
ふふふ、浅香光代=マドモアゼル(笑)
このマドモアゼルばあさん、えらい迷惑な人。
それにしてもイタイ映画でしたわー。
DVDだから観られたけど劇場では辛そう。
単なるホラーとは言えない凄さがありますねぇ。
なんか これって
「ホラー違う!!!」な作品だったなぁ
で。現実にこういう「宗教」はあるワケで
浅香 かっちー モドモアゼル 光代
な世界観を持ってる「宗教家のドン」はいるんだよねぇ・・・
と変な事も考えてしまったよ
それにしても「疲れる」作品だった