ただ生きるのではなく、よく生きる

自然の法則をとらえ、善(よ)く生きるために役に立つ情報を探して考えてみる

薬がいらない体

2016-07-13 18:43:14 | 医療
私は、定期的に老人ホームを訪れます。
そこで得た実感─それは、長生きをしている人、いつもはつらつとして元気な人で、
薬をたくさん飲んでいる人は皆無だということです。
反対に、口を開けば体の不調を訴える人、顔色が悪く、明らかに元気がない人ほど、
意外や意外、「山盛りの薬」を後生大事に飲んでいることが多いのです。

ハッキリ言いましょう。長生きする人は、体が丈夫だから長生きするのではなく、
必要最低限しか薬を飲まないから、長生きするのです。反対に、必要のない薬を
飲みすぎるために、健康寿命を縮めてしまったと言えるケースも、多々あるのです。

薬を飲めば、たしかに、つらい症状はたちどころに消えてなくなるでしょう。しかし、
薬は、目先の症状を消しても、結果的には体の免疫力を下げてしまうのです。
このように体本来の力を阻害するのが、薬のもっとも恐ろしいところです。
だからこそ、「薬がいらない体」、すなわち「免疫力の高い体」をつくることが、
「元気で長生き」のために絶対不可欠なのです.

「老人のほとんどは、服用している薬を中止すると体調が良くなる」(著者訳)
これは、私が勝手に言っていることではありません。すでにおなじみ、医者なら
だれでも知っているはずの「ドクターズルール425(意志の心得集)」にも載っている
有名な教訓です。

これだけ見ても、私が独りよがりで薬の害悪を訴えているのではないことを
おわかりいただけると思います。まさに至言です。ところが、お年寄りたちが
症状を訴えるたびに、単純に薬を増やしていくという、ばかげた医者が本当に
たくさんいるのです。

そのため、老人ホームのお年寄りたちの多くが「薬漬け」になっています。
私は、数年前から、ときどき老人ホームを往診します。そのたびに、お年寄りには
薬好きの方がじつに多いことに驚かされます。まさに薬中毒さながらです。
本当に感心するやら唖然とするやら、その惨状には目を覆うばかりです。

したがって、老人ホームに新しく入居されてきたお年よりに対する、私の最初の
かかわりは、いかに薬中毒、薬信仰をやめさせるか─これに尽きます。
なぜなら、彼らは、熱心な薬信仰のゆえに元気や意欲がなくなり、確実に健康
寿命を縮めてしまっているからです。


─『一生薬がいらない体のつくり方 9割の薬は「飲んではいけない」』
  医学博士 岡本裕著 三笠書房知的生き方文庫

この本には日々できる免疫をあげる方法がたくさん紹介されている。
手の指先をつまんで揉む方法とかストレッチ、効率的なウォーキングなど。
分子生物学の三石巌氏も語っていたが医原病などの問題にも触れている。


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