ただ生きるのではなく、よく生きる

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ウイルスも見える高性能の光学顕微鏡    ライフ博士の技術 ②

2017-08-27 16:26:58 | 医療
ライフはもともと理工学会社に勤めていて、顕微鏡の研究開発をしていた。それが、
一九二〇年代の大不況のときに失業した。お金持ちの運転手の仕事をみつけてやって
いるうちに、そのお金持ちを説得して自分の研究に出資してもらえるようになった。
そうして開発したのが、論理的に不可能だと言われていた光学顕微鏡である。

不可能というのは、光学理論では光の分子(フォトン)より小さいものは見えないと
されているからだ。だから、光学顕微鏡には限界がある。当時、顕微鏡の拡大率は
三千倍程度だったが、彼が作ったのは六万倍。理屈を超える精度だった。
写真も残っている。

彼の時代には、電子顕微鏡の初期型がすでに出回っていた。しかし、これを使うと、
見ている対象が死んでしまうという欠点があった。電磁波が飛ぶからである。
そのため、生きている細胞や細菌、ウイルスなどをみることができない。しかも、
倍率はライフが開発したものを超えてはいなかった。

ライフは電子顕微鏡の欠陥を研究するうち、一つの発見をした。光にはいろいろな
周波数があることだった。光には人間に見えるものと見えないものがあるし、化学作用を
引き起こす紫外線や、熱を発生させる赤外線など、さまざま。すべての分子や細胞
には、それぞれに響く周波数があると考えた。違う周波数を持つ二つの光を合体
させ、必ず人間がみえるものを開発したのである。画像が確かなことは、電子顕微鏡
でも裏づけられている。

ライフの気付きは画期的なことだった。しかし、六万倍の光学顕微鏡は市場に出る
ときになって、妨害を受ける。電子顕微鏡を開発していたRCAというメーカーが
許さなかった。自社の顕微鏡を世界の研究所に売ろうと考えていたこの会社に、
精度の光学顕微鏡の誕生は厄介に映ったのだ。

ライフはニコラ・テスラやトーマス・ブラウン(空飛ぶ円盤の原理を発見)同様、
途中までは認められた。それも国民的に高い評価を得て、発明で十四の
賞を受賞している。彼の発明した技術は今も飛行機や光学製品、電子機器、
化学製品で使われている。彼ら天才たちに共通するのは、みんな独学によること。
今の科学は細分化されすぎ、ほかの知識が見えなくなっている。それに対し、
彼らは広く考えることができたのだ。

わたしは実際に、ライフの顕微鏡をのぞいたことがある。最後につくった器械が、
イギリスの科学博物館に残っているのだ。彼の顕微鏡で見えた七十五パーセント
の物質は、ほかの顕微鏡では見えないものだった。



─『闇の支配者に握り潰された世界を救う技術』
元「フォーブス」アジア太平洋支局長 ベンジャミン・フルフォード
ランダムハウス講談社


■これを読んでいると、日本人の井出治氏と言う方のことが気になる。
彼は、フリーエネルギーを研究していたのだが、科学誌には発表していたようだが
突然NASAから、連絡が来て、招待されて、発表にいった。しかし、アメリカの
よくない手口を心配する。彼らは、最初は、賛同、強力者のように近づき、
あるところまで、いったところで、態度を変えるのだ。そうして、科学者をだめにする。
自分たちの利益に都合のよい情報だけ取り上げる。ついこの間の小保方さんの
STAP細胞事件もおかしい・・・NASAは、宇宙・科学の専門の先端だと思われてているが
そこには、裏権力が介入している。科学者は、素直に信じてしまうが気をつけなくては
いけないと思う・・・NASAにいた人の証言もある。