2006 10 09 佐久市臼田撮影(イッポンシメジ科 イッポンシメジ属)
一般には秋になるとコナラ、クヌギとアカマツの混ざった林の地上に発生する大型である。傘の表面は灰褐色から灰黄褐色で表面には霜降り肉様の模様がある。ひだははじめクリーム白色で胞子が成熟するとピンク色になる。柄はつば、つぼを欠き、肉は充実して指でつまんでも容易にはつぶれない。
傘は径7~12cm、先の丸い円錐形から中高の平らに開く。表面は平滑で灰褐色に薄く覆われ、のち細かいかすり模様となる。ひだはやや疎、汚白色のち肉色となる。柄の長さは10~18cm、白色、中実である。
似た仲間に有毒のイッポンシメジやクサウラベニタケがあり、誤食が多いことが考えられる。これらのキノコは傘の表面に光沢があり、本菌には傘の表面に白い粉のようなものがあり光沢がないことで同定できる。
ボリューム感があり、歯切れのよさが身上。キノコそのものは、ややうまみに欠け、あまりだしは出ない。全体的にほろ苦く、多少粉臭が気になるので、さっとゆでこぼして料理するとよい。油炒めや醤油を使った味付けにあう。
計ったら直径15cm茎の長さ25cmありました。
2006 10 09 佐久市臼田撮影
2006 10 08 上九一色直売場
2007 10 18 佐久市上小田切撮影ウラベニホテイシメジ