風蘭よれよれ栽培日記

風蘭・富貴蘭の成長記録

薩摩産無名後冴覆輪

2013-08-28 11:17:14 | 覆 輪

 先日、久々に先輩宅へ顔出ししてきました。早速棚を拝見したんですが、いきなり目に飛び込んできたのが本種です。見てお分かりの通り
極黄の後冴え覆輪種。縁あったのか先輩が譲ってくれたので本日貰い受け、早速ブログへ記録掲載です。

 立ちは青、2枚目で紺の中通しが見て取れ、3,4枚目でようやく葉先の方から黄色が目立ってくるといった相当な後冴えの
ようです。先輩曰く、相当日強く作っていたので大変がっしりとしたよく締まった木に育っていますが、本来、九州産らしい大型の
葉幅の引く品種とのこと。色味については遮光をかけてもそう対差無く極黄の覆輪を維持するらしいので、我が家の50%遮光下
では本種本来の大型極黄後冴大覆輪に育ってくれることでしょう。

 大覆輪ですね。作るにしても、子への継続にしてももう少し紺地があったほうがいいでしょうけど、作自体は問題なさそうです。



 子木ですが、稚葉の葉縁にだけ紺縞が見えます。親の大覆輪からするとこの子はどうやら幽霊になる確率の方が高いかな。温室のない我家では、
結果の判明はもしかすると来シーズンに持ち越しかもしれません。

 泥軸です。根もおそらくは泥根でしょう。

 天葉です。後冴えですが、僅かながら葉先の方に覆輪が巻き始めているのかな。

 本種が採取されたのは10年くらい前。聞きつけた先輩が現地まで足を運んでも中々譲ってもらえず、手にするまで相当な大変さがあったよう
です。というのも、本種は山出し当初から覆輪が決まっており、採取者の方がこんなケースは初めてと自分で作りたかったようです。そのため
おいそれとは譲ってもらえず相当の苦労があったとのこと。先輩のねばり勝ちですね。
 今は、そんな貴重な木を譲り受けられた喜びに浸っています。

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