本種もこの前の更新で掲載した石垣城跡採取の白縞同様初の棚出し品でした。
本種を作ること15年。手元には十数本に増えた株がありますがいまだ最上柄はおろか
良柄さえも取れたことがありません。そんな本種ですが「いぶし銀」のような白縞が入り
その白縞も縞物ということを忘れてしまうくらいに「いつかふと気づくと縞が入っていた」
なんていった具合です。また少子の頃だけと思われますが狂い葉のようにねじれた葉を
数枚伸ばしたりこれも少子のころですが墨を引くこともあり、またルビーを伸ばすなど
粗さの目立つわが家でも数の少ない作を楽しめる品種の一つかなと楽しんでいます。
<平成30年4月28日撮影>
本当に気難し屋さんですが、それだけに先にも言ったように粗さも目立つ特徴もあいまって
作が楽しみな品種と自分の中では評価の高い品です。
先日投稿の石垣城跡の白縞同様ですが、札された方がもしこのブログを見られていましたら
非常に面白味のある品種ですので作を楽しんでみてください。
毎年春の植え替え時に株分けしたものを先輩を通じてオークションに出品してもらっていますが
今年も例年同様に出品してもらおうと先輩に頼み込み、他の方の出品物と一緒にいくつかを出して
もらいました。その内の一つだった石垣城跡採取の白縞を今年初のブログ記事として掲載してみます。
<平成30年4月28日 撮影>
下の3鉢が手元にあるすべてでご覧の通りの本数しかありません。
全く無地となっていた親木でしたが手前の少子に少しですが葉縁に柄が入ってきました。
これも縞は通っていますが子に継続されていません。
一時は覆輪に移行するのではないかと期待した時期もありましたが現状は・・・・・・・
写真では上2枚の葉の柄が偏ってきているように見えますが実際は青い部分に細縞が通っており
まだまだ大丈夫と思い、3鉢のうちで最も期待の株であります。
オークションに出品した割り子は決して良柄ではありませんでしたがこれまでに一株たりとも外に
出したことがありませんので希少性でいえば非常に高いです。
もし落札された方がこのブログを見ることがありましたら大事に育ててみてください。