風蘭よれよれ栽培日記

風蘭・富貴蘭の成長記録

(仮名)銀翠

2009-09-30 12:07:06 | 縞 物

 この木も前回の(仮名)霧島同様大手術を予定しなければならない
一鉢です。超地味柄だったのがここに来て無地になってしまいそうです。





 実はこの木、以前にも一度木の若返りを図っており、その時は
葉を5枚残し根も適当な長さのものを5本にして植え替えた成果が、
縞は見えないものの葉裏に墨を流す、何か変化を予感さすような
下の写真の子が付きました。残念なことにただこの1本のみですが
一応の成功です。

 ご覧のように上の葉3枚とも全て無地になってしまったので、手遅れに
ならないうちにと、霧島同様、来シーズンの植替え時に大手術を施し、
次の子出しに期待したいと思います。果たして柳の下に2匹目のどじょう
がいるでしょうか。乞うご期待です。

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(仮名)霧島

2009-09-29 09:04:10 | 縞 物

 鹿児島産のこの木も自分的には超お気に入りの一鉢で、九州産
らしく大変大型の、葉幅も広い、がっしりとした印象の姿で、よく派手た
葉には雲も現す非常に味わい深い品種ではと手前勝手に思ってい
ます。



 この木ですが、棚入れ時は稚葉のついた若木だったので、間違いなく子を
つけてくれるだろうと信じていたのですが残念ながら付くのは花芽ばかりで、
今年こそはと意気込んでは見ても結果は下の写真の通りとなりました。
両方とも明らかに花芽でしょう。

 柄も最上柄ではなくご覧の通りの地味柄なので無地にならないかとの
心配が付きまとい、早く柄の乗った子が欲しいと思います。しかし、思い
とはうらはらに現実はこの通りの結果で中々枕を高くとはいきません。
 今の花芽の付いた位置から想像するに、おそらく次回も十中八九花芽
と予想します。よって、来シーズンの植替え時には葉を毟り、根も整理し
思い切った若返りを図るという久々の大勝負を賭けたいと考えています。
 この方法はこれまでも実践して成果を挙げているので不安はありません
が、しばらくは木の見栄えが落ちるのがつらいですね。ま、これも大きな
喜びをつかむ(まったく保証はありません)ための我慢ですから仕方のない
こととし、今の木姿より将来の喜びをイメージしましょうか。

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祥雲

2009-09-28 08:48:45 | その他葉芸

 この祥雲もこの前の(仮名)銀河と同時期の購入で、同じように非常
に小さな割子でした。今もそれほど大きくはなっておらず、この木本来の
サイズにはまだまだといったところです。返す返すも、本当に小さな割子
は中々大きくなってくれず、後々の苦労を思えば慌てず、急がず良い
苗木を選んで購入すべきですね。

 成長が遅れてはいますが、作シーズンと今シーズンで3本の子が
つき、その1番子には解りづらいでしょうがようやく芸の兆候が現れ
始めたようです。

 中斑でもないのですが、葉の中ほどに柄が現れてきます。本種の柄は
日強く作った方が良く現れると聞いてはいるのですが如何せん、何分木
が小さく、後1作は中陽で作ることでもう少し大きくした後、日強く栽培し
てみようと思います。又、その頃には株分けも可能となっているやも知れず、
そうなれば栽培環境を分けて観察できるので楽しみもひとしおとなるで
しょう。




 5月30日当時の写真です。

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宮崎産後暗み中斑

2009-09-27 11:05:37 | その他葉芸

 彼岸も明け、こうなると温室のないの我家での風蘭栽培の楽しみも
残すところ約1ヶ月半程度かなとなります。家の中に取りこむのは
12月に入ってからですが、11月も半ばを過ぎると成長も鈍くなり、少し
ずつ冬支度のため冠水量も加減するようにします。ただ、残された期間
を来期へのエネルギー充填の意味も込め、いまも含有成分窒素15:
リン8:カリ8といった割合の液肥を5月頃の成長期のようには与えませ
んが、適宜薄めにし与えています。しかし、これも10月初旬以降は切
るようにし、以降は水による冠水だけとなります。
 まだまだ未熟ながらも、栽培経過をブログに記録してきましたが、
おそらく蘭の休眠と共に無精者の私も休眠する事となるでしょう。
 
九州宮崎産の無名品で泥軸・泥根の中斑後暗み種です。

 中々まとまりよく、綺麗に湾曲した姫葉姿です。

 軸の泥はそんなに濃くはなく、どちらかといえば薄い方でしょうか。

 ルビー根が出ることもあると聞いていますが、シーズン1作の観察結果では
まず泥根しか出さないように思います。

 中斑特有なのか、本種もやはり葉表よりも葉裏からの方が斑が
鮮明に現れています。
 時折ですが、葉の端の方に細縞が入ったりするのを見ると、都度
そこから縞柄の子が生まれないかと少し期待してしまいます。が
いつも期待はずれの繰返しで、おそらく本種も元は縞柄だったので
しょうが、一度中斑柄に変化したものは葉の内部構造も変化してい
るようで、おいそれとは元に戻ることはないようです。

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宮崎産白縞(仮名)銀河

2009-09-26 01:05:25 | 縞 物

 我家にきて2作しましたが、中々大きくならない宮崎産の泥軸・泥根で
幾分クリーム色がかった白縞の仮名で銀河といいます。外にも未登録品
で同名が幾つかあるようなので無名品としたいのですが、先輩の棚元が
付けた仮名でもあるので銀河として札を立てています。



 購入当時はよい根が十分あったのですが、作り手が替わり、また棚環境
も替わったのが原因となったのか、殆どの根を枯らしてしまい棚入れ1作目
が大失敗、なんとか枯らすことはなかったのですが、数本の短い根で2作
目突入といった出直しスタートとなってしまいました。
 その後はまあまあ順調に推移し、少しは葉幅も出てきたので木に力がつ
いてきたものと喜んでいたところ、先日の水遣りの時に気づいたのです
が、根がこのように傷んでいました。
 
 棚は50%の遮光下で、この鉢は更に棚下に置いているので日焼けに
よる損傷とは考えにくく、又、棚下の割には乾燥も早く水分過多とも考え
にくいので、いったいこの原因は何かと弱い頭をひねります。ただ、しばら
くの間、仕事の都合で水遣りの回数が減り、乾燥させすぎた時期があった
ので、もしやその時に根を弱らせてしまったのかもしれません。
 いずれにしろ、やっとの思いで春先から伸ばした貴重な根が、見るも無
残な姿となってしまい、これではまたまた元の木阿弥です。我家は温室
栽培ではないのでこれは大きな痛手・出遅れとなります。
 この木も本来は宮崎産らしく相当大型となるはずが、作を重ねるごとの
前進どころか後退してしまい、いったい何をしていることやら・・・・・
 ま、枯らしてはいないので安物買いのなんとやらではありませんが、
小苗を手に入れじっくり育てるのが好きな方は別として、同じ購入するなら
もう一息踏ん張るか、資金が貯まるのをまってでもやはりそこそこに成長
した良苗木の購入をお勧めいたします。このようなことはこれまでも幾度
となく経験・失敗を重ねていながら、今だ同じ徹を踏むこの未熟さ、
我ながら・・・・・・・・
 ちなみに、8月1日撮影の写真です。
 

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