風蘭よれよれ栽培日記

風蘭・富貴蘭の成長記録

建国殿(縞)

2010-03-31 20:48:04 | 縞 物

 縞は継続しているものの、下葉の柄ほどの期待は難しいのかな
といった方向に向っている建国殿(縞)です。

 判りづらいですが、一応は子にも柄の継続が確認できています
ので、ほっと一息といったところです。

 この一番下葉を見る限りは「おおっと」といきたいところ
ですが、残念、既に花芽のあとが恨めしく残っています

 しかし、意外と縞は継続されているようなので、いずれは又、はっ
するような葉の展開も期待できるでしょうか。ともあれ、今は
もう少し木を大きく育てることをしないと、葉長は短く、葉幅は狭くと
小さくまとまる一方でまったくボリュームにかけます。肥料を与える
と柄が崩れるとよく耳にしますが、経験浅いながらも自分のなかで
はそのようなことは無いと思っていますので、今シーズン中は適度
の肥培も行うつもりです

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鹿児島産無名覆輪

2010-03-29 21:56:59 | 覆 輪

 温室がないため、毎回冬越しは家の縁側か座敷となるのですが、
去年、そのうちのいくつかを居間の窓際に置いてみることにしまし
た。その中の一鉢、鹿児島産の泥軸・泥根の無名覆輪です。
 縁側や座敷のものだと完全休眠といっ具合ですが、居間のもの
については、暖房がきくので12月終盤あたりまでは成長が続いて
いたようです。特に子の伸びがはっきり確認できました。

 下の画像は、去年10月中旬ころのものです。

 一番上と次の画像は、先日植替え後の写真です。



 下、去年の画像からは、子についてまだまだ先を予想できる
状態ではありませんでしたが、上にある今の画像を見ると、次
の葉が真鶴芸のように上がってきています。初めての子なので
今後、親同様の覆輪に転覆するのかそれとも幽霊に向うの
まったく判断つきませんが、おそらく梅雨時には方向性が
はっきりしているでしょうかね。

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九州産豆葉(仮名)煌稟

2010-03-27 21:36:46 | 豆 葉

 仮の名で煌稟(きらめき)といいます。私の手元には、我家に
来てからもうすぐ6年目を迎えようという先輩からの割子が一本
あります。
 先日のこと、その先輩から連絡があり、何事かと思えば我家
の割子の生みの親にあたる親株を預ってくれとのこと。良けれ
ば旅行、悪ければしばらくの入院かなとも考えつつ先輩宅
を訪れると、何のことはなく、最近の成長が思わしくないので棚
を替えてみたいとの理由でした。預ってみればなる程、下葉二
枚は本種本来のボリュームには若干もの足りないものの、それ
でもまずまずの大きさを保っています。が、その後の葉は縮む
一方で、紅孔雀の青根版といった本種本来の魅力が大きく損な
われています。



早々、先輩に根について傷めなかったかを尋ねたところ、やっぱり
といった返事が返ってきました。
 我家の割子もそうですが、本種の根は中々思うように伸びず1シー
ズン中に数センチ程度がやっとといったところです。ですから伸ば
した古根も大事にしたいのですが、これが又傷みやすいので大変
です。そんなこんなですから我家の割子も先輩の株以上に成長思
わしくなく今だ一本立ちのままの状態で、まったく人どころの騒ぎで
はありません。しかし、そこは日頃からお世話になっている先輩から
の依頼です。ですから奮起一発わが苗共々、先輩の株も本来の
ボリュームある姿に返り咲いてもらおうと、あの手この手と策を講じ
ようと思います。で、もしこの記事が目にとまった方で、ご指南いただ
ける方がいらっしゃるならば、知恵を授けていただきますようよろしく
お願い致します

 自分なりには、去年は多めの冠水だったので今シーズンは少し水を
控え目にし、風蘭本来の生命力にかけ、根の伸長を促せないか試して
みるのと、はじめての使用になりますが、植物の光合成を助長する効
果のある液肥に頼ってみたいと思います。今シーズンの終盤までには
それらの効果が幾分現れてくるかも知れませんので、経過の観察
楽しみです。いやいや、それ以上の重圧が・・・・・・・・

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鹿児島県産無名萌黄縞

2010-03-25 21:02:55 | 縞 物

 鹿児島産の無名品で泥軸・泥根の品種です。本種の親木を見せ
てもらいましたが、よくこのような良柄の子が出たものだと驚くほど
の超地味柄で、今後、柄抜けにまっしぐらといった状態です。おそ
らくこの子が最初で最後の縞柄の子となるでしょう。

 本種の特徴といえるのがご覧の斑色で、萌黄色の部類に入る
のでしょうが、登録品種の御簾影のような色合いとは違い、紺色
の強い地に明るめの萌黄縞が良く映え、一見黄縞のようにも
見えるくらいの明るい斑柄です。

 1本の子がついているものの、まったくの幽霊柄です。しかし、
これは手前勝手な想像に終わるかもしれませんが、幽霊でも
栽培可能な朝日殿から生まれる陽明殿を思わすような感じで
あり、うまくすれば単独でも栽培可能な品種に育ってくれるので
はとついつい期待してしまい、同じ幽霊柄なら新月殿のような
ルビー根も伸ばしてくれるんじゃないかとどんどん夢と希望を
膨らませてしまっています。おそらく、数年先には大きな落胆
が待っているのでしょうが。・・・・・・

 ま、夢はさておき先ず取組む必要があるのが、いかに本種を
親木同様の大きさに育て上げるかです。本種の親木は間口
20cmを越す大型の部類であり、葉幅も楽に1cmを超す位い
の雄大な木姿です。ただ、この木は親木とは違い、良柄のため
親木に比べれば幾分は小さくなるんだろうと想像します。今年
はこれまで使用してきたものとは違う液肥を使ってみようと
思っていますので、結果を楽しみつつも、内心ハラハラどきどき
ですね

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日和佐錦

2010-03-23 21:46:13 | 縞 物

 休みは終日植替えに没頭してはいますが、それでも25鉢前後を
植替えるのがやっとといったところで、ようやく140鉢程度と折返し
地点を迎えたところです。わずか二百数十鉢ながら、去年はわり
と株分けにはやる気持ちを抑えて植替えできた分、今年はその反
動からか極僅かな根の子株まで無理やり親から外しての株分けに
着手する始末。これでは後々の成長の遅れを招くのは勿論、へた
をすればご臨終のものまででるかもしれないとは頭では解れど
もう体が止まりません。不治の病の域にはまってしまいました
そんなこんなですから、今年の植替えは去年を相当上回りそうで
ため息ものです。
 さて、余談はそのくらいとして画像は徳島県産で、採取地の地名
から日和佐錦と名づけられたようです。葉肉厚く、銀世界のような
直刀型の葉や反り返った葉に紺縞を流します。 

 また、赤花が咲くと聞き及んでいますが、実際自分では未確認
なのでその真意のほどは今後の楽しみではあります。ま、仕入
れ元は関東のM園さんからとのことなので、信憑性は高いのかな
と思っています。いずれにせよ、中々個性のある品種なので、作る
楽しみも倍増ですね。

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