今は1年を通して、遮光を50パーセントにしていますが、
経験浅い頃は、品種や作場環境との兼合いもあり、葉焼け
を起こさないようどの程度の採光にすればいいのか悩んだ
ものです。そこで、採光の強弱を測る目安としたのが東出都
か西出都を棚に置き、その葉に現れるアントシアニン色素
により採光の強弱を判断したのを思い出します。
写真はその当時に使った西出都からの割子を、思い出
のために残し、今もサンプルに使っているものです。
向って左側は遮光50%下で栽培と右側は午後3時頃まで
直日に当てています。
サンプルとして使っているのは西出都なので、草体は小さく
なっても大した葉焼けも起さず、まあまあ綺麗に育ってくれて
いますが、やはり直日に当てている方は、葉を守ろうとして
アントシアニン色素に結構染まっています。
東出都も日強く作るとよく紅が載りますが、他にも
草体を守るため、アントシアニンを出すものがありま
すので、別品種と間違わないようにご注意を!!
墨縞・白縞と続いたので、今後を楽しみにしている
(仮名)羅紗錦です。
白縞は葉表よりも葉裏からの方がよく見えます。
泥軸のため根も泥根と思っていましたが、写真の
ようにほぼ青根といってもいい根色でした。
泥軸・青根品種の多い、少ないはよく知りませんが
頭に浮かぶのは登録品の慶賀で、以前にそこそこの
柄のものを栽培したのですが、だんだん青勝ちになり、
出る子も青か地味柄ばかりで、安物買いの銭失い
との格言を頭に叩込んだものです。その後、最上柄を
購入しましたが、葉緑素が少ない分今度は成長が
鈍く、これはこれで別な苦労がありました。というより
その苦労、今も継続中です。
親木よりも、後からの青の子の方が遥かに大きく
なってしまいました。
慶賀の場合、柄行きは青勝ちに進みやすいと聞いて
いますので、早く良柄の子が出てほしいものです。と
願うこと早8年ハァ~
風蘭を始めた頃ですが、登録品種を集める傍ら近くの山
野草店で時々無地の風蘭を買っては、拾ってきた石に付け
たりとか、庭の槇の木につけるとかしていたものです。
ある時その中の一芽が変っているのに気付き鉢に植替え
て栽培してきたのがこの風蘭です。
泥軸で柄の眩みも早く、大きさ・葉型も特に取立てて
特徴極まるところもありませんが、根色が青根というより
も白っぽく伸びるので、そこだけが唯一の楽しみかな。
ま、なにはともあれ長年の付き合いですので、愛着も
ひとしおです。
野草店で時々無地の風蘭を買っては、拾ってきた石に付け
たりとか、庭の槇の木につけるとかしていたものです。
ある時その中の一芽が変っているのに気付き鉢に植替え
て栽培してきたのがこの風蘭です。
泥軸で柄の眩みも早く、大きさ・葉型も特に取立てて
特徴極まるところもありませんが、根色が青根というより
も白っぽく伸びるので、そこだけが唯一の楽しみかな。
ま、なにはともあれ長年の付き合いですので、愛着も
ひとしおです。
佐多産の無名品で後眩みの縞です。草体は並み程度の
大きさで、泥軸です。
柄は2枚目あたりまで残りますが、3枚目ともなると
ほぼ消えてしまいます。
購入時はルビー根と聞いていたのですが、その後に確認で
きたときの根色は根先が赤っぽい泥根でした。しかし、その
翌年の夏頃だったと思いますが、気がつくとすべての根が
ルビー根となっていたので、原因は解りませんが何かの条件
次第で根色が変化するんでしょうね。
今の根色です。
近年よく観察していなかったので、今後の変化予想は
出来かねますが、もしかすると今期はルビー根になる
かもしれません。我家の今の白雲閣の根色とよく似てい
ます。白雲閣も伸びはじめのころはルビー根とはならず、
白っぽく根先にルビー根を少し感じる程度のものである
ことを思えば、写真の感じから期待大です。
本種については緑花が咲くということです。
この事については、棚元が複数回に亘り確認している
ので間違いないでしょうが、そこは花色の程度等もあり
早く自分でも確認したいものです。
青軸・青根で、色の濃い緑花が咲けば申し分ありませんが、
姿・形から葉替わり品種としても十分通用する品種ではない
かと思います。
上記、上からの写真でもよく解るように非常に葉が細く
サイズもどちらかといえば小型種の部類に入るだろうと
思います。また、名が示すほど羅紗が入った葉質でもあ
りません。
棚元で親木を拝見しましたが、葉繰・葉持ちもいいよう
で、上作すれば中々の美人に育ってくれるでしょう。
黄金虫も山採りの細葉種からの芽替わりと聞いています
ので、本種からもそのような芽替わりが生まれでることを
願い、蚊にさされつつ日々水やりに励んでおります。
この事については、棚元が複数回に亘り確認している
ので間違いないでしょうが、そこは花色の程度等もあり
早く自分でも確認したいものです。
青軸・青根で、色の濃い緑花が咲けば申し分ありませんが、
姿・形から葉替わり品種としても十分通用する品種ではない
かと思います。
上記、上からの写真でもよく解るように非常に葉が細く
サイズもどちらかといえば小型種の部類に入るだろうと
思います。また、名が示すほど羅紗が入った葉質でもあ
りません。
棚元で親木を拝見しましたが、葉繰・葉持ちもいいよう
で、上作すれば中々の美人に育ってくれるでしょう。
黄金虫も山採りの細葉種からの芽替わりと聞いています
ので、本種からもそのような芽替わりが生まれでることを
願い、蚊にさされつつ日々水やりに励んでおります。