風蘭よれよれ栽培日記

風蘭・富貴蘭の成長記録

(仮名)春雪牡丹

2014-04-30 04:44:05 | 虎斑・牡丹芸

 本種も先輩がやや日強く作りすぎたようなので、我家で養生ということもありませんが50%遮光下で作り直してみます。
 先輩曰く、本種は名のごとく春の新葉が純白となって上がってくる宮崎産の品種ということですが、現状全くその気配が
ありません。この時期にこういう状態ということは、本芸が確認できるのは早くとも来春ということに・・・・・・。大きさも宮崎
産のためもう少し大きかったようですが、本芸を出そうとやや炙りすぎたのか葉も細く貧弱になっています。といっても、本
種の感じからすると、そう葉幅があったようには思いませんので、作をかけなおしてもそんなに変わることはないかもしれ
ませんね。

平成26年4月29日撮影
 日強く作っていた様子は、葉色から想像が付きますね。本来はもう少し緑が濃いはずです。

 下葉からすればもう少し葉は長くなるでしょうが、幅は対して変わることはないでしょうね。

 春の新葉が白く綺麗に上がってるということであれば、お盆過ぎに真価を発揮する登録品種の霊峰とは真逆の芸ということになります。が、
現状、全く無芸の状態です。


 これは先輩からの話ですが、
大抵の方は植替えするときに以前の古い苔は捨ててしまいます。御多分にもれず私もそうです。しかし、中にはその古苔を有効
に使っておられる人もいるとか。それはなぜかと聞いたところ私も至極納得となったのですが、風蘭には蘭菌が必要です。それに
気づけば極当たり前の話で、古い苔にはその蘭菌がたっぷりと繁殖しているはずです。また、それまでの肥料も効いているはず
ですから使い方次第では非常に有効となりますよね。ただ、上苔は緑に汚れてしまっているので捨てたほうがいいかもしれません。
しかし、中の台苔は意外と綺麗なままです。これを捨ててしまうのは本当にもったいない話ですね。とはいうものの何か雑菌が混じっ
ていたりするかもしれないし、虫の卵が産みつけられていることもあるかもしれないと躊躇いもあったのですがせっかくの話でも
ありますし、今回、最後に残った数鉢で試してみようと新しい台苔と外した古い台苔を混ぜて植え込んでみました。結果は来春の
植替えでとなりますが、無害が確認できれば今後も活用していこうかとは思っています

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薩摩山採り無名縞

2014-04-29 08:37:23 | 縞 物

4月27日、ようやく植替え終了!!
 例年より約2週間遅れでした。我家では自然作とはいうものの、ここまで時間を要すとさすがにいくつかの鉢は根が動き出しており、
そういったものは夏までお預けにしようかとも思いましたが、最後の方に残っているのは普段あまり手にすることのない鉢だったので
やりきってしまいました。今回の植替えが遅れたのは休日出勤が重なったことに加え、形の悪い株を仕切りなおすために株分けを
したためです。ここ数年棚整理(というほど数多く作っているわけではありませんが・・・・・)に励み、ようやく目標値にまで減らしたの
に元の木阿弥。ま、ほとんどの鉢がすっきりしたので、これはこれでよかったかな
 
 今シーズンのトップバッター。薩摩山採りの無名縞です。
 先輩の作落ちを回復すべきいただいてきました。下にはボリュームたっぷりと思わせるような葉が数枚付いていましたが、上の方
では御覧のように、芯止まりのど真ん中から新子が出てきたような姿になっています。自然作の我が家では年間の葉繰りがよくて
1.7枚程度です。そのため以前のような木姿にまで回復さすには5.6年はかかるかと。その間、運よく子が付けばその子の方が成長
早く立派な木に育つかもですね。

 平成26年4月29日撮影

 左右にあと2枚ずつ、計4枚の大きな葉が付いていたんですが、仕切り直しが目的ですので思い切ってバッサリと落としてみました。





 右側の葉の付け辺りに枯れた稚葉が隠れています。本当に芯どまりの親のど真ん中から新子が出たようです。

残った下葉とこれからの新しい葉を比べると芽替わりでもない限り後暗みの品種ですかね。その正体はこれからぼちぼちと明らかに・・・・・




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