超芸術と摩損

さまざまな社会問題について発言していくブログです。

折も折水戸のスナックで大暴れした検事正後始末

2011-07-13 02:29:19 | 週刊誌から
 証拠改竄事件で高まる検察批判、やっぱりストレスが溜まっていたのだろうか。特捜のエースといわれた検察のトップがマイクを“武器”にスナックで大暴れしていたことが分かった。その乱暴狼藉の一部始終とは――。

「事件」は少し遡る。今年の2月14日の夜、茨城県水戸市内にあるスナック『深海魚』(仮名)に、水戸地方検察庁の粂原研二検事正(57)がほろ酔い加減でやって来たのは8時半頃だった。
「粂原さんは東京地検特捜部の副部長や、名古屋地検の特捜部長を務めた特捜のエースです。野村證券の利益供与事件など大きな事件を手がけ部下の信望も厚い。特捜のあとは札幌高検次席検事、甲府地検検事正を経て昨年7月に水戸へ赴任してきたのです」(司法記者)
 そんな粂原氏は、この店の常連で、キープしてある焼酎のボトルには「ボス」と大書してある。
 店のチーママが言う。
「私も粂原さんのことをボスって呼んでいるんですが、その日、ボスは検事さん3人を連れて最初は楽しそうに飲んでたの。で、カウンターにいた私の友達に目をつけて“ママ、あの子をこっちに呼んでよ”って言い出したのよ」
 チーママは粂原氏のリクエストに応えて友達を粂原氏の側に移らせた。
「そうしたらボスが“なんだ、横から見たら可愛かったけど正面から見たら全然ダメじゃん!”っていきなりその子の額を平手でペチッって叩いたのよ。実は彼女、横顔は若く見えるんだけど60代なのね。でも、そんなこと言われて叩かれたら友達も怒るじゃない。“何すんのよ!”って叩き返したのよ」(チーママ)

 これで鬼検事のスイッチが入ってしまったのか、粂原氏は逆ギレして彼女の頭をカラオケのマイクで殴り返してしまう。
「それからはもう大変! 店にいたNHKの女性記者の髪を引っぱったり、カラオケを歌っている最中なのに次席検事を2回も蹴っ飛ばしたり。お店には10人ほどいたんだげど、8人が暴力を振るわれてたわね。止めようとした私もお腹を殴られたり、ケータイで頭を叩かれたりしたんです。左腕を、キュっと強く捻られたのが一番痛くて、お医者さんに見せたら全治1週間の怪我だったんですよ」(同)
 粂原氏は暴れに暴れたあと零時ごろになってようやく帰っていうたが、店の中はテーブルがひっくり返り、割れたビール瓶やグラスが散乱するという惨状だった。粂原氏は後日スナックを訪ねて謝罪しているが、やがて本庁の知るところとなる。
「私も5月16日に東京高検に呼び出されて2時間半も聴取されたんです。“訴えるつもりもないし勘弁してあげて下さい”ってお願いしたんですけどね」(同)
 粂原氏は定期異動の名目で7月にも水戸地検を去るというが
「検事総長も“こんな時期に何やってんだ!”と激怒したそうです」(前出の司法記者)
 そこで、官舎にいた本人を直撃すると、
「コメントしませんから。申し訳ない」
 と言うばかり。まさか、取調室でもこんなことやっていたのでは……。

週刊新潮2011年7月7日号

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