心理学の本(仮題)

【職場に】心理学書編集研究会(略称:心編研)による臨床心理学・精神医学関連書籍のブックレヴュー【内緒♪】

【印税長者】専門出版社に持ち込むための企画書の書き方②【なれんけど】

2005-12-15 16:49:00 | 企画書を書こうという企画
2:企画書とは?

いったい企画書とは何でしょうか。
またまた,大上段からはじまりましたが…
ま,大体わかりますかね。

企画書にはいろいろあります。とはいえ,ここでは専門図書に関する企画書のことを差します。当たり前…orz。

企画書とは,「編集部に送る履歴書+添え書き+技能書」といったものです。たいていの企画書は,「手紙」形式で書かれます。ですので,基本的には,

1)自己紹介
2)企画内容の紹介
3)企画意図・目論見など
4)付録(別紙)

という流れになります。
よく言えば,「恋文」。悪く言えば,ダイレクトメールってところでしょうか。

専門家から専門的な企画が舞い込んだ場合,だいたいの会社では下記のように話が進みます。

1 編集部,もしくは編集長宛てに企画書が舞い込みます。(どちらにせよ,編集長なり,「持ち込み判断担当」のような人が企画をまず読みます。)

2 編集長がこの企画内容について詳しい編集者を呼びつけ,企画の可否にコメントを求める。

3 編集者がその企画書を読み,出版可能かどうか(=儲かるかどうか)判断。
 よいと思われた場合→
 悪いと思われた場合→

4 企画書の返却。(場合によっては廃棄されますが,ちゃんと返却(返事つき)がなされることが多いと思います。)

5 編集者が社内プレゼンテーション用の資料を製作し,プレゼン。他の編集者,営業部などの判断を汲みつつ,出版可能かどうか(=儲かるかどうか)を決定。
 よいと思われた場合→
 見込みなしと思われた場合→

6 出版に向かって,企画した専門家との打ち合わせ。→出版実現へ

だいたい大まかにいってこういうルートになっています。

ですので,本を出したいと思う人が企画書を書くときに重きを置く「ポイント」は,の箇所になります。
大事なのは,企画書は,社内に読みまわされるわけではなく,そこそこその業界のことを認識している(と思われる)編集者が企画をやるかやらないか決めるときの判断材料にするということです。
書籍の企画書が手紙形式になっているのも,このためです。手紙は,だれかにだれかが訴える形式です。自分の思いを原稿の最初の読者になるであろう「編集者」にぶつけるわけです。
・具体的に
・わかりやすく
第一に必要なのは,これです。
どういう人物がどういう本を書きたいのか,それをぶつけるのです。
そして,その編集者に向けて,どのくらい情熱や意気込みや志の高さや現実見当識を見せられるか,ということでもあります。

(続く!――引っ張るなぁ~)



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