心理学の本(仮題)

【職場に】心理学書編集研究会(略称:心編研)による臨床心理学・精神医学関連書籍のブックレヴュー【内緒♪】

うちの猫様,言葉がわかるの~

2005-09-16 15:18:18 | 心理書一般向け
 かつて,楳図某のあるマンガのなかで,「大人は人間で,ガキは動物よ!」というのがありましたが,発達を小さな進化とすると,いくら関谷様(流行歌を歌え!)のセリフとはいえ,一面の真実があります。余談ですが,その発達を進化とみるパラダイムを精神分析に導入したのは,ほかならぬフロイト先生ですね。やはり20世紀における進化論の影響は甚大ですねえ。
 一方で,合コン等にて,SF(少し不思議)女子によって唐突にブチあげられる「うちの猫様,言葉がわかるの~」とか「彼(猫)に振り回されちゃってて~」なんつうのには,私めっぽう我慢がなりません。何なんでしょう,このやるせなさは!
 まあ,そんなわけで(どんなわけか?),下記の書籍をご紹介。SF女子に投げつけろ(狂)!


動物力―犬のフリ見て我がフリ治せ!
動物力―犬のフリ見て我がフリ治せ!
永田 高司

 獣医さんのお話。ややマインドコントロール?


ソロモンの指環―動物行動学入門
ソロモンの指環―動物行動学入門
コンラート ローレンツ, Konrad Lorenz, 日高 敏隆

 フリッシュ,ティンバーゲンとは,ノーベル賞エソロジスト・トリオ。やっぱローレンツが一番面白いですね。


チンパンジーの心
チンパンジーの心
松沢 哲郎

 ご存じ,アイちゃんのお父さん。チンパンのことをサルというとぶん殴られます(?)。


赤ちゃんがヒトになるとき―ヒトとチンパンジーの比較発達心理学
赤ちゃんがヒトになるとき―ヒトとチンパンジーの比較発達心理学
中村 徳子

 今一歩,迫力不足か? でも十分に面白いです。


 ペットロスなどとまことしやかに言われる時代。そのうち、ペットへのサイコセラピーなんてのも出てくるかも。やっぱ行動療法になるんですかね? プレイセラピー? TEACCH?

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