マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

ノクターンの講座へ

2018-03-11 00:35:53 | 日記
なんか面白そうな講座はないか…と、朝日カルチャーのサイトを見ると、ノクターンについての講座があると知って、急遽行くことにしました。
ノクターンと言えばショパン…と思いがちですが、実はいろんな作曲家が、数は少ないですが作っています。
私の好きなプーランクのノクターンも、何とも言えずいい曲だし、ドビュッシーも。
「ノクターン150年の歴史」というタイトルでの、佐藤勝重氏によるレクチャーコンサートでした。
期待以上のいい講座でした。
ノクターンと言えばゆっくりな曲が多いですが、譜読み的にはとても面倒です。
私もショパンのノクターンをひこうと思いつつ、なかなかモチベーションが上がらなかったのですが、ちょっと頑張ってみようかなという気になりました。
知らなかったノクターンもいろいろあり、ビゼーのも良かったし、何よりも良かったのはスクリャービンの「左手のためのノクターン」でした。
理論的な内容はそう深くというわけではありませんでしたが、断片も含めて1時間半の間にたくさんの曲を弾いてくださって、充実の時間でした。
佐藤氏は、余分な力の抜けた自然体の弾き方で、とてもていねいで、詩情にあふれた演奏でした。
CDの販売があり、サイン会もあるとのことで、買ってしまいましたが、帰ってから聴いてもほんとに期待を裏切らないいい演奏で、買ってよかったと思いました。
CDは
ノクチュルヌ ~ピアノ音楽史を彩った夜想曲の系譜~


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