マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

感動のコンサートでした

2018-11-07 23:59:01 | 日記
先日のキーシンのコンサートの日にもらったチラシで、急遽行くことにした、ブルーノ・レオナルド・ゲルバーのピアノ・リサイタル、感動でした。
理屈ではなく、心にしみてくる音楽…そんな感じでした。
みなとみらいホールで、今回は普通に2階席で、ほぼ中央でした。

音響的には特にいいというわけでもなかったけど、フォルテでガンと来るような感動ではなく、どちらかと言えばしっとりした部分の方がじわっと来て、涙が出そうな感じ。
完璧な演奏というわけではないけど、そんなことは音楽の流れに影響はなく…。
生のコンサートで聴いたことがなかったので、元々足が悪く、付き添いの方と一緒にステージに出て来られたのは、ちょっとびっくりでした。
子供のころに小児麻痺にかかったというのがその原因??
でも、体型的にやっぱり体重オーバーも影響してるのかな?
年齢的にも弱ってきますから。

今回のプログラムは、前半がベートーヴェンの月光ソナタとワルトシュタインソナタで、後半がシューマンの謝肉祭とショパンのアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズでした。
どれも弾いたことがあったし、ワルトシュタインは今弾いているので、聴きたいと思ったのですね。
ただ、月光から始まると、非常に静かな音楽を奏でるのですが、そんな中でゴホンゴホンと咳をする人がいて、ヒヤヒヤ物でした。
初めは2階席からだったのでまだ良かったのですが、そのうち1階席のステージ近くで咳をする人がいて、ゲルバー氏は演奏を止めたのでした。
すぐに再開しましたけど。
なんて無神経な人がいるのだろうとコンサートのたびに思いますね。
後半が始まる前に、咳をする時はハンカチを当てたり配慮をするようにという放送がありました。
私は大丈夫とは思いつつ、万が一を考えて飴をなめていましたけど。

いろいろ初めてのことばかりでしたが、演奏が素晴らしく、いい気分で帰りました。
今日は、朝早くからテニスに行く予定にしていたので、13時半の開演に間に合うように、帰ってから大急ぎでシャワーをして出かけたのですが、無理をしてでも行って良かった!!
テニスは、今期の2か月は好きなだけ受講できるので、行ける時はできるだけ行きたいな…と。
まぁ連続はちょっとしんどいですけどね。
今週しか行くチャンスがないのでちょっと頑張ったというわけです。