梅のかおり、うぐいすの声、春のひかり・・・、
私にとってそれは初々しく喜ばしい感覚にあふれています。
五感をとおして様々なことを感受し、
一人ひとりの心に、その人ならではの感覚や感情が生まれてきます。
それがいつも喜びであるなら、どんなにすてきなことでしょう。
娘が幼稚園の頃、うぐいすのホーホケキョが口笛で上手にできるようになりました。
「おじいちゃんに教えてもらったの。」と言いながら
山のうぐいすさんと呼びかわすようにホーホケキョ・・・♪♪。
自転車走らせながらホーホケキョ。
お買い物について来てはホーホケキョ。
しだいに鳥の気持ちになってお話をしているような、そんな音色になってきた頃、
「まぁ、なんて可愛らしいうぐいすさんでしょう。」とすれちがった方に言われ、
ほんとに、この子はうぐいすみたい・・、とほほえましく思ったのでした。
春ですよ、春ですよ、と歌っていたのでしょうか・・・、
それとも、うぐいすさんの気持ちになるのが楽しかったのでしょうか・・・・・。