宮沢賢治さんの『どんぐりと山ねこ』の練習をしました。
昨日の朗読の勉強会でのことです。
配役は、山猫、馬車別当、どんぐりABCD、一郎、栗、きのこ、滝、りす、ナレーション数人です。
『希望する役を順番に言ってください』といわれ、たまたまワタシから順番に指名されました。
迷うことなく「一郎をします。」と言って役が決まると、やったぁ~とばかりにうれしくてワクワクしてきました。
練習用の役ということもあり、みんな一番ワクワクする役を 気軽に遠慮なく直感で選んでいるのがとてもいい感じです。
今年はナレーションを中心に学びたいと公言しつつも、なぜか登場人物にこうして手をあげてしまいます。
そんな自分を観察してみると、直感的に選んでいるのは無理をしなくてもすっ~と意識が重なりやすい役です。
『どんぐりと山ねこ』でしたら、一郎に周波数を一番あわせやすいのでしょう。 共感しやすくて、すぐそうなれる役・・・・・。
次はどんぐり、これはおもしろがってできる役で気分が解放される感じ・・。
自分の中にもあるどんぐりの部分を楽しむにはぴったり。 わかるわかるって思うから・・・。
それからナレーションになります。
講師の先生はみんなに、『はまり役だけではなく、全然タイプの違うものもできるようになりましょう・・・』と言われます。
それでも「山ねこをします。」と言えるまでには、もうしばらくの経験が必要です。
イメージができると、どんな役もきっとおもしろがって手をあげれるのかもしれません。
ところで、ごんぎつねのゴン、竹取物語のかぐや姫、どんぐりと山ねこの一郎・・・、
今までいただいた登場人物系の役ですが、全員同じ声色でしていたのですね~。(笑)
後から思うと、無意識にイメージができそうな役を見事に選んでいます。
チャレンジをしているようで、していない自分に気がつき始めていますが、
今のところはまず自分らしさを大切にしておこうと思います。
月に一度のこの勉強会、のどかな景色の広がる公民館に通い始めて三年の時を重ねました。
今年はのびやかにワクワクする気持ちを大切に、フットワークも軽やかに楽しんでゆこうと思います。
まだまだ先ですが、発表会は十二月に予定しています。
金子みすず、日本の昔話他、90分のステージをみんなで創ります。