君は銀河の青い風  八木真由美 岡山

自然に沿って、自分につながって、
心地のよい光とともに。
竪琴ライア 自然農 ライトワーク ヒンメリ

  

みる 見る 観る 存在からみる 二歳児とワタシ

2024年02月17日 | 子育て 孫育て 自分育て

二月の夕暮れ
自然農田にて
孫の一作(いっさ)と
過ごす時間・・。


小さなからだで
畝を歩き 立ち止まり
溝を見て真剣に思う。
これはなんだろう。

そのうち
降りても大丈夫って
わかる。

そうすると
溝が安心できる道になって
歩くのも楽しめるようになる。


ばぁば、見てごらん、
飛行機が飛んでるよ、
飛行機雲が並んでるね
きれいだね。

音も聞こえないほど
上空の飛行機を見つけて
教えてくれる。

飛行機か宇宙船か
わからないほど小さく光ってる。


太陽がかたむき、ほっぺに風がびゅんと吹いてきたので、『そろそろ帰ろう、ばぁばが抱っこしようか?』と尋ねると『見てるの』と静かにつぶやいて動かない。

見てるの、そのシンプルな一言にハッとする。見ることをしているんだね。大人になると知っている風景や事柄が増えるので、実はほとんど見ていないことが多く、毎瞬、変化変化のこの世界をわかったような気になっているのだ。

存在から見る、視る、観る、これができている人は、どれほど味わい深い人生を送っていることでしょう。二歳児のようにいかないのは、あれこれと思考が先立つから。ゾーンに入る、没入体験、こういった体験は大人になってもできるものだから、大切にしたいとあらためて思った夕暮れでした。

いっちゃん(孫の一作)は、その願い(見尽くす)を叶えてくれる父さんと過ごす時間が大好き。働く車や電車が好きで、パトカーを堪能したい場合は、パトロール中のパトカーの後をさり気なく追跡したり(笑)、プラットフォームで新幹線(こだまが停まる駅)を見尽くしたり、『すっかり見たね』と本人が感じるまで一緒に見るという、忙しい現代の大人にはなかなかできないことを、『ぼくにとってのマジックアワーなのです』、と喜びながら楽しむ父、すごいなぁって思います。

先日、『ばぁば あのパトカーについて行って』と運転中に言われて、苦笑いしてしまう一コマもありましたが、なかなかできないわぁ・・。

幼い頃にいのちの世界に純粋に深くふれて、すべてのいのちのことがわかるようになる・・・。その手助けができるようなあり方でいたいなと思います。それには余計な事をしない、沿い応じ任せる、自然農の栽培における基本と同じですね。

それには、大人が成熟していることが大切なんだなぁと、つくづく思う今です。     フォトbyまりな

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