和州独案内あるいは野菜大全

第一回奈良観光ソムリエであり、野菜のソムリエ(笑)でもある者の備忘録のようなもの。文章力をつける為の練習帳に

少し歩いてみた

2011年11月09日 | Weblog
 最近、歩きたい、あるいは歩こうという思いが募るようになりました。かつては本当によく歩いていた気がしますが、年と共に体が重くなって久しく遠ざかっていました。昔は「芭蕉 大和路」を種本にして歩くことが多かった気がします。特に南部に、盆地から吉野へ山越えする時にはよくこの本にお世話になりました。普段は二万五千分の一地図を片手に歩いていましたかね。

 今回は、学園前に用事があったので、そこから法隆寺を目指して歩いてみました。ルートは学園前駅から富雄駅までは近鉄線に沿って進み、富雄駅からは富雄川沿いに南下。霊山寺から子供の森方面へ、第二阪奈を渡って追分梅林を横目に追分本陣を越えて近畿遊歩道に従って進み、子供の森(矢田少年自然の家)に到着。そこから矢田丘陵の稜線まで登り、小笹の辻手前で合流して、あとは一本道で(と言ってもかなり錯綜して複雑ですが)松尾寺を降って法隆寺までになります。

 手持ちのアナログ万歩計によれば2万2千歩程にしかなっておらず、何だそんなものかという感じですが、身体の方は限界だったみたいです。アナログなので本当に一万歩カウントするとゼロに戻ってしまうので、どこまで信用してよいのやら。とは言え学園前までの8千歩と合わせて大体3万歩というところでした。多少写真は撮っておいたものの、どこに立ち寄る訳でもなく大して面白いものでもないのですが、一応。


この一直線に伸びる道が下って展望が開けていく感じ、下手な写真では全く分かりませんが、大阪と奈良を隔てる生駒山も遠くて開放感がある良い道です。

百楽園の地名の由来、百楽荘があったことに感謝。おかげでこの辺りのイメージは最強ですね。

富雄川に出ると、これは上流を見て撮ってますが、川の左岸を車道が、右岸は車の心配など皆無でのんびりと歩けます。ただ、富雄川の真っ直ぐな河道と両岸ギリギリに有る家を見てると少し怖い。今年のようなゲリラ豪雨や、南部で大きな被害をもたらした長雨に対応できるのか?氾濫の貯水域として水田が広がる所にもぽつぽつと一軒家が建ち始めてるのはよくないなあ、などとつらつら考えながら歩いてました。

霊山寺に到着。ここからショートカットをするには、バラ園をぐるりと回って打ちっ放しのフェンスに沿って行くと車道に合流します。

第二阪奈を越えたところに有る追分梅林はどうしたのでしょうか?すっかり荒れ果てていました。

大和棟を葺いた本陣跡。ここから意味不明な遠回りの近畿自然歩道に沿うよりも、子供の森を直接目指す街道筋の方が、道も良くてショートカット出来ます。

この歩きで一番の収穫は、子供の森がこんなに景色の良い所だった事でしょう。

池に向かって下っていく原っぱと遙か向こうに見える奈良盆地の景色は、腰を下ろしてずっと眺めていたくなります。

多分メタセコイアでしょうか?(あるいはラクウショウ)の並木が野原の丘の外周に沿って続く様子は中々に圧巻です。

あとは、こんな林道をひたすら歩く

矢田丘陵の稜線に出てからは、アップダウンも少なくて気持ちよく歩けます。展望台も三箇所ほど設置されている。

展望台からの景色

松尾寺では白洲正子のトルソーなんちゃらが展示されていましたが、見ませんでした。後は南門を下って法隆寺まで行けば、交通機関は充実していますよ。

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