日曜日に札幌でホンダ トゥデイ JBH-AF67 アクィラブルーメタリックの里親さんと落ち合い無事バイクを引き取ってきました。
このバイクはとても綺麗で、触るところも全くなかったので、一応きれいに水洗いして空拭きし、タイヤにアーマーオールをシュシュッと一吹き。翌日旅立っていきました。
で、そのトゥデイ引き取りのついでに、同じ札幌でスズキ チョイノリも引き取ってきましたよ。
このチョイノリは、見るのも触るのも初めてで、その存在を知った頃から一回でいいから弄り回してみたいと思っていた一台でした。感激です
このバイクは、出品時の説明で後ブレーキのレバーが折れている、という情報を落札前に得ていたので
前もって静岡のパーツ屋さんから左ブレーキレバーを送ってもらっていました。
早速それを取り付け、「金属プラクリーナー AA23」で金属部分とチョイノリ特有のプラカウル全般を磨き上げていきます。
この子はあまり外に放置されていなかったようで、日焼けによる退色が見られません、深い傷も全くなし。
この金属・プラクリーナーの良い所は、極微小コンパウンドがとても控えめに働くため、やりすぎて失敗するっていう事がほぼ起きません。
若干、元の素材表面より艶が増してしまうのはご愛嬌。
とても綺麗になりました。
メーター表示の375Kmはマジな数値みたいで、タイヤも殆どそのまま、チェーンもまだ一回もテンション上げてない状態でした。
といいつつ、車体番号は1307××番台で、初期の初期2003年?位になるのかな。キックペダルも問題のあった旧タイプですので、まあ間違いなく古い。
さて今、話しにのぼったキックペダル、若干問題があったようです。
うちのに付いていたキックペダルは上の図で言うと改善前の方で、問題の部分のズームアップ写真がこちら↓
単純にいえば一枚の鋼板から打ち抜き→曲げ加工のみで作り出す方法で、コストを削った弊害でしょう。
あと、人様のブログからの借用写真になりますが、初期・初期の改修版・後期と、3種類あるチョイノリのキックペダル
上から順番に初期→初期改修→後期だそうです。改修と後期の見た目は同じですが
スプラインの切ってある部分に以下の理由から違いがあるそうです。
これも借り物写真です。キックスターターシャフトの新旧比較になりますね。
左のキラキラ輝いている方が新型で右の錆だらけのが旧型。
違いは新型が根元までスプラインが切ってある事に対し、旧型は真ん中の溝の外側しかスプラインが切ってない。
こういった理由からキックペダルが3種類あるということにつながる訳です。
さてここで問題発生!昨日うちのチョイノリのキックペダルの調整したとき、キックスターターシャフトの形状を見たんですが根元までスプラインが切ってあるタイプだった、んんん?
あっるぇ~
考えられる理由は2つ
①車体番号CZ41A1307××の下3桁が製造番号だと思っていたら、実は13万番台の新型だった。ペダルだけ改修前のが付けられていた→後期型
②エンジン丸ごと新型に載せ換えられてる。まあそれはラッキーではある→初期型フレームに新型エンジン
んんんん~…まあたぶん前者だわな。
気分を変えて、ほかの気になった部分にも手を加えていきましょう。
ライトはスローなアイドリング時でも瞬くことなく明るく灯っています。このバイクはバッテリーが無い最廉価バージョンですが
なんか高容量のコンデンサーが搭載されているのかもしれません。
お次は・・・お尻!
これね、写真ですからもちろん伝わらないんですが、不自然な明滅をしてます。
回転数を上げるとどうにか安定した光方をしますが、なんか 怪しい。
電球を取り外して、端子部分を確認
はんだを盛ってあるだけの端子は、振動にもダメージを受けますので、こういう風にえぐれてしまうと接触不良気味になる。更に振動が加わると跳ね回って接触不良と導通を繰り返し、不規則な明滅症状が出ていたみたいですね。
新しい球買えばいい話ですが、次に乗る人のためにも出来るだけ安価に手入れを済ませねば!
ということで、半田ごてで盛りました。
※追記
この加工を施し、点灯試験してみたところ、明滅する症状は相変わらず出てしまいました。
電球を保持するソケットホルダーを指で押さえると明滅が止む事から、エンジンの振動から来るホルダーのビビリが原因と断定。
ビビらないような施工を施し、安定して点灯するようになりました。
あとは、タイヤにアーマーオールかスプレー式のクリーナーをシュシュッとして、彼の地へ旅立たせます。