迷彩のブログ Ⅲ

北海道在住の田舎暮らしです。日々の出来事や趣味のポン付けLEDバルブ等について、不定期に書いていきます。

吹雪に負けない?LEDバルブ、通称「変なの。」検証結果が出ました。

2017-11-17 10:08:00 | LED

​昨日はほぼ一日雪模様でした・・・雪国なので見慣れた景色ではあるんですが、やっぱり毎度感慨深いものがあります

今回はコレのテスト記録です。

日付で判るように、今年の春に購入してあったバルブですが、それまで使っていたG7(過去記事)の方が若干カットオフラインや全体のバランスがよくて仕舞ったままになっていました。

ただし、そのまま使わないと言う訳ではなく、冬になったらテストしてみようと、ずっと今まで待っていました。

と言うのも、このバルブはもしかしたら今までのLEDの常識を覆す可能性を秘めた特殊な構造をしているんです

他のポン付けLEDバルブと根本的に違う部分…放熱サイクルがランプユニットの中で完了してしまうと言う点。
なので従来のLEDライトでは不可能だったライト前面の着雪・着氷を溶かすことが出来るかも知れないという噂が某巨大掲示板では早い段階から囁かれていました。
写真で言うとH4特有の台座の前に放熱ファンや放熱フィンがある構造なので、発生した熱の大部分が灯体の中に放出されます。
更にファンの起こした冷却風は前方に向かって吹き付けますから、ライトのレンズ付近がほんのり暖かくなるのは判っていました。ただし既に春を迎えていたので、実証が出来ないままになってしまい
買った人の多くが臍を噛む様な思いで日々を送ってきたというわけです。
前置きが長くなりましたが、今朝テストしたので写真を貼っておきます。
DSC01150.JPG
DSC01156.JPG
時間の経過に注目してほしいんですが、今朝の実験時は外気温-2.5℃程度で、一枚目と二枚目の写真を撮った約40分では変化がありませんでした。
霧吹き器で水を吹きかけては粉雪をぶつけるという原始的な方法で擬似着雪状態を作り出し
走行して冷風を当てて、完全に凍りつかせた後、点灯して走行~5分後では変化が現れませんでした。
朝ごはん中は点灯したまま放置(30分ほど)一応溶けましたね​
その後、これ以上時間を取れなかったので今回はこれで実験終了でしたが、あとは実地テスト?ですかね。
温まるまでにかなり時間は掛かるものの、長時間走行するのであれば有効に溶かせるだけの熱が発生するのかもしれませんね。
まだ未知数ではありますが、可能性は秘めている商品ですね。
​​​このタイプはアマゾン​で売ってますので、テストしてみたい人はお買い求めください。

ブレークスルーしたポン付けLEDバルブ P9 HB3仕様

2017-11-10 06:08:00 | LED

​​最近ご飯がおいしくて、徐々に肥ってきた迷彩です。おっさんですしね~、しょうがないね​​

さて、今回ご紹介するポン付けバルブは、一見普通の中華LEDバルブなP9ですよ。


この画像はアマゾンからの借り物です。写っているのは本体だけですが、これに15cm程のカプラー配線(小ぶりな変換器付き)がくっ付いてます。

タイトルのブレークスルーうんぬんに関しては…これね、バルブ一本で44Wほど食うんですよ!で、めちゃくちゃ明るいですよ

早速壁ドンくらべを見ていただきましょう。


まずはベーシックに左:ハロゲン 右:P9


左:結膜炎(27.5W) 右:P9


左:PIAA LEH121(23W) 右:P9


これね、某掲示板の方にも貼ったのでフレッシュな情報ではないんですが、P9自体がまだそれほど知名度も無くいったいどういった感じのモノなのかを判った範囲でだけ載せておきますね。

​​まず製造元(もしくは販売元)は​NOVSIGHTという中国の会社です。

会社の商品説明だと40wと表記があるんですが実測したら、点灯中のソケット部分で12.05vの電源で3.55A​なので43w前後ある計算になりました。

前にここで書いたPIAAのLEH121​や結膜炎が23~27Wの辺りですから、かなりずば抜けてますね。

構造が全く異なるのが主な要因だとおもいます。結膜炎&PIAAは熱伝導的に縛りの有る一枚基板であるのに対し、P9はヒートパイプです。

この方法で良い面は、素子選択の自由度が上がり、かなり高出力を掛けても素子が焼けない。

半面、一枚基板​と比すると、裏表の素子間が多少なりとも開くため、上の写真で判るようにピンボケする。


ただし、ピークのカンデラ値はそんなに差が無いように見えるので(実際乗ってても遠くも良く照らしている)P9の圧勝です。

おそらくLEDAのLA02プラスと同程度か、P9の方がビームが引き締まってる分、遠くまで良く照らすかもしれません。

消費電力だけでいえば更に上の物もあるのですが、既に発売から3年ほど経っているのと、素子が古いっていう点で良く判りません。

発光する部分の面積が大きいとLm数値は高く出来るんでしょうが、作業灯の如く前方をぼわぁ~って照らすモノにはほとんど価値を見出せません。


PIAA ファン付きプレミアムシリーズ LEH121のプレビュー

2017-11-03 10:17:00 | LED

​農家の外回りの後片付けも終わり、あとは雪が降るのを待つばかりとなり、要するに暇になったので

やっとPIAAのポン付けLEDバルブを実際に装着したので、判ったこと・感じた事を書こうかなっと。

まず装着前に外観を眺めた時に気が付いたのが、素子のズレです。


こういうのは、最近の中華製でもあまり見ないんですが…ちょっと酷いです。

バラした訳ではないので、あくまでも想像ですが基本的な設計ミスが原因でしょう

構造からいえば、下のような一枚基板を

PIAA XHP-35.JPG

ベース兼本体ボディに挟む方法を採っているので、ズレは発生しないと思うんですが、実際2本ともズレてるところを見ると、基板が収まるところの寸法が若干大きくて遊びが有るか、鋳型に誤差があって基板がズレてるのか、いずれかが原因です。

勿論、PIAAさんには一枚目の写真を送り、こうなる原因を調べた後、何らかの対策を打ってもらえるようにはしてもらったのですが、果たしてこれが保証の対象になるか否かまでは、現時点では連絡待ちの段階です。


で、装着した際の現実的な支障がどの程度なのか?昨晩札幌の繁華街に遊びに行った際、嫌と言うほど実感させられましたわ​

端的にいえばプロジェクターLoのカットオフラインより下にHiビームの中心が有る状況です。

なのでHiにすると50m位までの路面が明るく、遠方はビーム照射範囲の上端が僅かに届いているという有様。

壁ドン画像で理解してもらえそうなモノが撮れたので、それで説明させていただきます。

DSC01138.JPG

DSC01137 時計回りに0.8度回転.jpg 

※上下の写真の角度を合わせる目的で、下の写真は0.8度、時計回りに回転させております

上はプロ目Loのカットオフラインが良く判るように添付しました。

下がHiビーム照射時の状況ですが、まず判るのは左右で高さが違う点です。これは走行中だと気にならないもんなんですが

こうやって壁ドンすると、かなり顕著に出ますね。すごくかっちょわるいっす​

で、一番問題なのはLoのカットオフラインとHiビームの相対的な照射位置関係。

向かって左は多少低い程度かもしれないですが、右はほぼLoの照射範囲しか照らせていません。

原因は素子のズレです。

俄かに信じられないかもしれないですが、バルブの冷却フィン部分を上下に動かすと、微妙に照射範囲が上下する=光源のズレが照射範囲に大きく関わっている事を簡単に確かめることが可能です。

厄介なのは、このズレは根本的に修正しない限り改善の方法が無い点。

ディラーには一応問い合わせしてみたのですが、Hiのリフレクターだけ微調整効くのかどうかに関して「出来る…んじゃなかったかな?」って言ってましたが、構造的にみると、プロ目側とHi側は一緒に動く以外の調整は出来ないっぽいのであきらめムードです。

PIAAさんがまともな品と交換してくれる以外に解消法が無いという現実。


※2018/2/1追記

昨年末より、悪性リンパ腫の治療が始まり、短期入院・抗癌剤投与のため生活環境が大きく変わりました。

その為更新がままならなくなり、記事のその後を書き加えることが出来なかったんですが、

だいたいペース配分?が掴めたのでやっと追記できます。

PIAAさんより代替え品が1月の中頃届き、点灯確認後に前の商品は送り返しておりました。

病気の治療サイクルが21日周期で、自由に外を出歩けるタイミングが限られているため、

装着していたP9との交換が中々出来ず、どれぐらい変わったのか?確認できないまま来ましたが

先日