迷彩のブログ Ⅲ

北海道在住の田舎暮らしです。日々の出来事や趣味のポン付けLEDバルブ等について、不定期に書いていきます。

DJIのドローン、Inspire1(初期型)V1からV2へと替えるにあたって、何か注意点があるのか?

2018-05-24 15:35:00 | ドローン

​放射線治療真っ最中の迷彩です。まだ4回目で特にこれといった副作用は出てません  少し二日酔いに似た症状が出てますが、予想された範囲内ですね​

さて、今回の記事は全くの趣味のお話です。

DJIのその当時のフラッグシップ的存在だったインスパイア1


この機体自体はInspire1 Proというちょいとお高いクラスで、初期モデル・V2.0モデルと平行して発売されていました。標準装備されているカメラがかなりの高性能で、必要とする人にのみ需要が有った機体といったポジションでした。

で初期モデル発売(2014年11月)から1年半ほど経った2016年6月にV2.0が発売開始です。


INSPIRE 1 V2.0の主な変更点 ■□■
●新しいプロペラ取付けキットは、より滑らか且つ信頼性が向上したロック機構を再設計。プロペラ取付け時に見られる摩耗が大幅に削減され耐久力も向上しています。
●新しいモーターの性能も向上しており、パワフルで柔軟な操作性が得られます。
●Zenmuse X5を搭載するために必要な「バイブレーションアブソービングボード」を標準搭載。​​

ざっと↑のような改良点がありますが、見た目で一番変わったのはカーボンパイプの柄模様?です。

通常皆さんが思い浮かべるのはコッチ↓​

DSC01251.JPG

ヘリンボーン織りという部類になるようですが、開きにした魚の骨に似る形状からニシン(herring)の骨(bone)という意味をもつ本来のヘリンボーン織りとは少し様相が変わってますね。

V2.0からはこの模様のカーボンパイプで構成されています。(↑この機体は初期型V1.0だったのですが、機体の大半のパーツが損傷を受けていたため、ほぼ別のモノになっています。パーツ代でかなり痛手を負った思い出・・・)

通常この模様のカーボンファイバーパイプで作ったドローンがとても多いのですが、初期のInspire1はかなり変わった柄模様だったのですよ​

DSC01249.JPG

なんでこういう変な模様なのか・・・単純に中国の技術不足ですね​

折れやすくて強度的にも見栄え的にも余り良い物ではなかったんです。

さて、外見上の大きな違いはこれぐらいですので、あとは良く見なければ判らないような違いを挙げていきます。

まずはプロペラ周り

インスパ初期型プロペラ.JPG

これが一番最初ですね・・・ファントムシリーズと同じでネジを切ったプロペラをクルクル回して取り付けるタイプです。

問題点が多い方法で、まず時間が掛かる事と、飛行中に外れてしまう事例が散見されました。

次の方法としてこれが発案されました。

DSC01250.JPG

↑これがクイックリリースの初期型システムです。特に名前は無かったと思いますが、今現在の私が持っているV1.0仕様にはこれが付いてました。

インスパ 初期クイックリリース.JPG

時計回り(CW)が上で反時計回り(CCW)が下の白いマーク付です。

仕組みを大雑把に説明すると、モーター側の取り付けギミックの爪がプロペラの内側にあるロック用の受けに嵌って、それを金属の板バネで押し上げて容易に外れなくした物です。

ネジにくるくる回して固定していたど初期型に比べ、いかにも素早く・飛行中の予期せぬプロペラ外れのリスクも大きく減少したのですが、何回も脱着を繰り返す・飛行中の振動等で

ぺラ自体の消耗(主に取り付けギミック部分)がかなりあり、言ってしまうと過渡期の技術で急場を凌いだシステムといえそうです

で、最終型のクイックリリース方式がこちら↓

インスパクイックリリース 新旧比較.JPG

右は旧式・左が最終型ですが、使った事が無いので仕組みは詳しく判りません。

改良されているであろうポイントとして、飛行中の不測の事態に見舞われ難く、よりいっそうクイックに脱着が出来て、消耗もし難い・・・と思います。

ヤフオク!で5回だけ試験飛行したという機体のみの出品があり、相場に合った価格で落札出来たので、到着したらまた記事に追記しようと思ってます。

モーターとESCが初期と別物が付いていて、その辺に期待ですわ~​

 

※6/11追記

V2.0仕様の機体が届いてやや暫く経過しました。

届いた機体のファームは最新だったので、そのままでは送信機とバインド=リンクが成立しなかったため

送信機のファームバージョンUPをしました。問題なく作動して、フライトしてみました。

燃費・・・電費はそれほど変わらないはずですが、前バージョンに比べると戻るまでの電力を確保するため、かなり早い段階でゴーホームが起動します。

じっくり検証する暇も無いため、V1.0を最新ファームにしてから、色んな点でどれほどの差があるかまた記事にして見ます。

​​




久々にポン付けLEDバルブ! P9と新P9の比較検証

2018-05-13 19:31:00 | LED

​某掲示板の方には既に貼った写真や情報の焼き直し版なんですが、明るい!短命!でおなじみのP9と新P9の比較と多少の改造方法を纏めてみますよ​

まず、このブログでも過去に扱ったP9に関して詳しく書いた​過去記事→ブレークスルーしたポン付けLEDバルブ P9 HB3仕様​​

で、今回初登場の新P9とP9を並べてみた図
観て判る様に、ほぼほぼ同じ物と思ってもらって構わないほど、この2つは似ています。
まず消費電力は簡易計測で双方とも42W辺りで滅茶苦茶明るく、素子の発光部分が結構大きいため照らす範囲も大味です。
 
まずは純正ハロゲンとP9の壁ドン比較

続いて、新P9と純正ハロゲンの比較

撮った日は違いますが、だいたいそれぞれの照射パターンがどんな感じか見当が付くと思います。

P9は、出来る限り収束させる位置に素子が配置されているのですが、新P9はかなりピントがずれているのが判りますね。

​タイトル写真(1枚目)を観ていただけると判るのですが、双方の素子の取り付け位置にはかなり違いが有るのが原因です​

​これは・・・新P9の方がおかしい。なんていうか設計段階からミスしてるように感じますよ。どうしちゃったんでしょう​

 

そうほうを同時→新P9だけ→P9だけ  ・・と続けて貼ってみましたが、これを観てもどう考えても新P9は拡散しすぎていて、あまり使い物になるような気がしませんでした。

なので改造です​

↑ 左は箱だし状態 右が改造済み 

要は、純正バルブの台座からフィラメントまでの寸法に合わせて、新P9の放熱フィンの上部をサンダーで削り、台座の位置を数mmほど下げる加工です。

固定には新しいネジ穴を開けて、タップでネジ切りするのが完璧なんでしょうが、面倒なので瞬間接着剤で固定です​

結果的に壁ドンしてみたらP9と全く同じパターンになったので、まあ善しとしました。↓​

 

さて、双方がかなり似たプロフィールなのは理解して頂けたと思うのですが、細かく見ていくと結構大きな差もあります。

一枚目がP9の分解図で、下が新P9の現物をばらした図ですが、素子が張り付いているベースの仕組みに最大の違いがあります。

​P9はみんな大好きヒートパイプを採用。それに対して新P9は最近のIPFのLEDバルブで使われた技術の真似品?

流石に、国産最先端を往くIPFの技術を細部までパクッては居ないようですが、時期的に見ると参考にした可能性がかなり有りますね。

新P9に関しては赤銅の無垢​​物・・言ってしまえば単なる銅板にプリント基板を貼り付けた感じです。

ただ、この方法を採った事で表裏の素子がかなり近くなり、ハロゲンにかなり近い照射パターンが望めるのでは?と、かなり期待していましたが

P9とほぼ同じパターンしか出せません​う~~~~ん、不条理だわ

今のところ、PIAAのLEH121が収束という点のみで見るなら一番ですわ。

ここまで収束しちゃうと、最初は若干不安なんですが・・・そのうちに良さが判って来ます

ただ、某巨大掲示板の方でP9と新P9の耐久試験をする旨書き込んだ手前、交換してどちらかが切れるまでトコトン使い倒してみますわ​

次回は何時になるのか、ちょっと予想がつきませんが・・・悪性腫瘍の最終治療行程であるところの「放射線治療」で入院予定だったのが通院に変更になったので、そこそこ使用頻度が高く推移する見込みなので、意外と早く決着が付くかもです。

では!

※5/16 追記

改造済みの新P9とP9の壁ドン比べ。

まずP9

DSC01246.JPG

続いて新P9

DSC01247.JPG

同時点灯

DSC01248.JPG

まあまあ似た感じになってますが、新P9の方が少し収束してるような感じです。