迷彩のブログ Ⅲ

北海道在住の田舎暮らしです。日々の出来事や趣味のポン付けLEDバルブ等について、不定期に書いていきます。

農薬散布ドローン完成!  ・・・か?   迷彩のブログⅢ

2021-10-16 04:58:00 | 農薬散布ドローン

約3年半ぶりの農業ドローン記事です。

2018年より水稲耕作を全面的にやめた関係で、当面の目的だったカメムシ・イモチ等の病害虫防除が無くなり、ドローン開発を中断していました。

後、立て続けに健康上の問題に見舞われ、結構際どい状態になったりもしてましたが、まあどうにか落ち着いております。

直近15年程は防除組合のハイクリ・ブームスプレイヤー↓で畑の防除・除草をしているんですが

地区の共同利用でリーズナブル・・・良い事尽くめでは有るのですけど、体調が万全ではない身ゆえ運用がしんどい。

地元の法人組織に頼むと、かなり大型の機械で播種やら収穫、土壌処理の薬剤散布は有償でやってくれます。

夏季の小麦・大豆の基幹防除は無人ヘリの会社で請け負ってもらえたり(補助金制度あり)で、ハッキリ言えば自分で作業するのは畑の耕起だけでも行けちゃう環境。

でも、自分で出来る範囲は、出来るだけやってみたい気持ちも有りますねぇ~

あと、ここ近年の無人ヘリブームで、空散対応の農薬が凄く増えまして、畑の物全般の防除がドローンでも出来るようになりました。

という事で作りかけの散布ドローンが再び日の目を見る事と相成りました

前回の更新農薬散布ドローンの設定作業再開!  …上手くいくと良いなぁ

では、大よその設定が終わり、モーター始動の直前まで行ってましたが、良く判らない理由で始動しないって所でお手あげだったので、今回は原因を探るより手っ取り早い方法を採りました。

美品散布ドローン用フライトコントローラーとFutaba10J送受信機セット

・・・まあ裏口入学?」的な??最終手段ですよ

ヤフオク出品者は農業ドローンの販売では老舗の「空の道」さん。

コチラがお伝えした機種に合せて設定したものなので最悪墜ちないでしょう。

商品が到着して、通電→アシスタント2でのチェック。

この段階で確認できるのは、トップページのダッシュボードでIMUとコンパスがまともであるか位ですがそれで十分・・・

何故かと言うと、それまで搭載していたN3AGでは、コンパス(GPSアンテナセット)がどうしても黄色いコーションマークで始動が出来なかった経緯が有りましたので、思わずニッコリしてしまったわ

積み替えは非常に簡単。両面テープで貼ってあるFCセットを剥がし取り、設定済みを結線して載せるだけ。

あと、CSC(Combination Stick Command)に関してですが、N3シリーズは多分下の方法のノーマルな右側2つで起動します。

これをやっても何故か起動できなかったんですが、答えは意外なところにありました。

空の道さんが設定したフタバT10JのSW.Bに割り振られた作業中の機体速度を司る?機能・・・このスイッチが低速側に倒れていると起動しません。

理屈はエレベーターのスティックを目一杯倒して1000の数値になり、その数値でCSCが成立するのが、低速だと500位までしかならないため、コマンドが出ない=起動しないって事です。

自分でマッピングした時は、昔過ぎて忘れてしまいましたがその機能は生かしてなかった筈。

なんせコンパスとGPSが不調だったわけですから、どう頑張っても始動しなかったんでしょうがね。

次回は多分飛行中の色々なことを記事に出来れば良いなぁ~・・・

※10/17追記

プロペラのクイックリリースアダプターがもうじき届くんですが

(下の画像を左クリックでアリの売り場に飛びます)

多分これが無いと非常にめんどくさい事になると思い購入。

フォールディング プロペラ が標準仕様で付いてくるんですが

何か好きじゃないので組み立てキット購入時に普通のと交換してもらいました。

4年前には取り付けのプレート?や専用のネジが有った気がするんですが、見当たらない。テスト用にステンレスのワッシャーとネジを買って来て、先程穴あけ作業しました。

ネジは3㎜×15㎜辺りが良いみたいですね~、長すぎるとモーターのコアと干渉して壊れます。

外は初雪が降り、納屋での作業にはジェットヒータ無しではキツイ・・・息が白いっすわ。

 


農薬散布ドローンの設定作業再開!  …上手くいくと良いなぁ

2018-03-16 09:51:00 | 農薬散布ドローン

陽光が暖かく感じられ、融雪もほんの少しずつではありますが確実に進み

の方に有る我が家でも、春の気配が感じられるようになってきました。

タイトル通り、昨年秋から凍結していた自作農薬散布ドローンの組み立て・調整を再開しますよ

過去記事こちら→

RE:0(ゼロ)から始める農薬散布ドローン製作の書

 

この写真は昨年8月20日当時のものですが、それ以降全体の写真を撮ってないので急遽引っ張り出してきました。

現在は100%組み立ては完了しております。


昨年はこの状態まで進めた時点で秋の収穫作業が始まり、FCやプロポの設定を放り出して休眠状態?

冬にやろう!と思っていた矢先に、年末からリンパ腫の治療が始まり、ドローンどころじゃなくなっていたんですが

症状は特に何か有る訳でもなく、抗癌剤の定期的な点滴で免疫が下がったりまた戻ったりっていうのが21日周期で有るだけなので

やっと気持ちの余裕が出来ました。

まず手始めに、去年買った中古のPCにダウンロードしたDJI Assistant2と機体を繋ぎ、ESCやメインモーターのご機嫌を伺います。

ここまでは去年出来てましたので、さらに進めていきます。

キャプチャ.png

接続後、N3-AGのアイコンが出て、それをクリックすると↑が表示されます。概要って感じでしょうかね~

 

キャプチャ2.png

 

基本設定をクリックすると↑が表示されます。今は機体に青いアンダーライン。ここでは機体がどんな形のものかを選択します。

JMR-X1000は進行方向を上にしてモーターが4個、中心からXの4隅に付いているのでこの機体に相当します。

 

キャプチャ3.png

 

↑取り付けに青いアンダーバー、ここではFCが機体のどの辺に付いているのかを書き込みます。

重心点から前・後ろのX軸・左右方向のY軸・上下方向のZ軸とあって、FCの中心が3軸の交差する点よりそれぞれ何mm離れているかを書き込みます。

キャプチャ4.png

コントロールスティックの校正を行ったり、飛行モードの切り替えを司るスイッチの割り当てに使います↑

キャプチャ5.png

↑ここでは、メインのモーターやESCが正常に作動するかをチェックします。ESCのキャリブレーションもここでやれるようになってます。

実際にやってみると判ることなんですが、このままでモーターテストのM1~M4ボタンをクリックしても反応しません。

Motor Test Speed:□%   ←の四角い窓の中の数値を15に合わせる必要があります。

これもどこにも書いてないので、中国人の思考を思い描きながらクリアして下さいね。

※余談ですが、このページで出来る事がもう一個ありました!ESCキャリブレーションの下の

Start Method:○○○で起動時のペラの回り方?が変わります。

今はNormal Start になってて、の状態だと1~4までのモーターが順に起動する。

で、もうひとつの方は4つとも一気に回りだすそうです。

 

さて、こうやってご機嫌を伺う方法はよく判ったのですが、今の時点では8つあるN3-AGの機能を送信機のスイッチに割り当てるマッピングが出来ていません。

N3をT10Jでやった人や、N3-AGを14SGでやった人のブログがあったので、参考にさせてもらいながら進めている最中なのですが

抗癌剤の影響か、年齢なりにボケてきたのか、なんかどこから手を付ければいいかピンときません。

動画とかがあれば見よう見真似でいけそうな気もするんですが、N3-AGで自作してる人が圧倒的に少ないみたいです。

途中でDJI LIGHT BRIDGE2に逃げそうになったんですが、帯広のDJI特約店「エアステージ」さんに聞いたところ

手動で飛行・手動でスプレーのオン・オフしか出来ないとの回答で、すっぱり諦めたりしてます。

 

さて、いよいよマッピングに挑むわけですが、えらい事に気が付いてしまいました!

なんと・・・CHが足りません

これね、まさかこういうことになるとは全く予想してなかったんですが、下のN3-AGのユーザーズガイドの19ページ目を眺めていて気が付いてしまった。

制御操作.jpg

項目としては8個なので、余裕の10CHで問題ないと思ったのですが、考えてみると既にスロットル・エルロン・エレベーター・ラダーの4CH分は使った上に上記の8CHが足されるわけで合計12CH 必要になる模様。

これは困った・弱ったぞ

ちなみに、暫定的にT10JのAUXチャンネルに割り振ってみた図

液晶1.jpg

↑この状態ではNo11とNo12を登録できません

 

T10Jの取説P.22の「受信機CH出力モード一覧表」↓

受信機CH出力モード.JPG

S.BUSで1CH~8CHと9CHと10CHが使えるモードDに切り替えて見た結果、やっと合計10CHという確認

解決策として思いつくのは、プロポをフタバ14SGセットに買い換えるってのが手っ取り早いのでしょうが、果たして他に方法は無いんだろうか?もうあまりお金は使えないなぁ。

そう言えば・・・マゼックスの最新機体「飛助Ⅲ」はN3-AGでT10J使ってるんだけど、ありゃあどうやってるんでしょうね?

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頭を冷やしてもう一回DJI Assistant2をチェック

キャプチャ7.png

基本設定の送信機クリックでこの表示↑ですが、更に右下の方にある3つのボタン、なんか気になるので押してみた。

 

Channelを押すと↓こういう表示になります。

キャプチャ6.png

ほほ~う?何かかなりキナ臭い…いや、混迷打破出来そうな予感がしますよ。

差し当たって飛行には関係のないC1とC2はお休みしてもらえば、一応テイクオフ出来そうです。

ちなみにC1とC2は何が出来るか・何を司るか?と言うと、

①:フライトモードが「ファームモード」、オペレーションモードが「スマートオペレーションモード(Sポジション)

  上記の条件の時に初めて自動操縦の条件が揃う。

②:C1スイッチとC2スイッチで飛行速度を調整する(プリセットされた4通りのスピードから選ぶ)と、

  それに見合った薬液が(自動で調整されて)噴霧される。

・・・・・なるほど、判りますん

なんか複雑すぎて使うのに頭がオーバーヒートしそうなシステムだな~

逆に、C1とC2が使えない場合はどういった不都合が有るのかを考えたほうが理解しやすいかも。

この機能はAG-1で使う機能なので、フタバ(T10J)ユーザーには使う方法が無い!と考えると

精神衛生上良いのかも知れない。

あと、良く判んないんだけどN3-AGのファームはどの時点のが良いのか…

たしかマゼックスさんでは、ユーザーが勝手に最新ファームにバージョンアップするのを禁じていた時期があったような気がする。

なので一つ前のちょい古バージョン(V1.0.0.90)から様子見てみようと思う。

※3/22

昨日、GPS補足の実験とメインモーター始動試験のため、初めて室外に持ち出しました。

GPSの補足には、特に何をする事もなく、電源入れてほっておけば勝手にやってくれます。

あと、Phantom2もそうだったんですが、コンパスのキャリブレーションは、ちょっとした儀式wがあります。

フライトモードスイッチを素早く3回ほどカチカチやるんですよ。中国人は面白いですね~(棒

inspire1をしばらく飛ばしているので、この感覚は全く忘れてました

あと、機体がでかくて重いので、キャリブレーションの動作が大変です…傍から見ると頭おかしくなったのか?とか思われそう。

さて、GPSもちゃんと補足するし、コンパスも一応問題ないようですが

(アシスタント2の表示ではコーションサインの黄色三角表示のまま)←これがデフォらしい

ユーザーズガイドの11Pの記述にある、

「Pモードで、GPSシグナルが強い時にユーザーはモーターを始動させることができます。」に従い、、スティックを始動コマンドにするも

まったく始動しない

う~ん、何か忘れてるのかな?なんせ先駆者のブログとかしか情報源がないので、この状況がどういう事なのか皆目見当が付きません。

たぶん設定の何かが抜けてる気がする・・・・

続きはたぶん、今日から2日間の抗癌剤投与の影響が抜ける2週間後、頭がまともに働くようになってからですかね。

厄介なもんです。

※2021年9月25日

3年半の月日を経て、農薬散布ドローン新章・・・・始めます!

農薬散布ドローン完成!  ・・・か?

 


自分で作る農薬散布ドローン・フライトコントローラーの設定

2017-09-02 03:20:00 | 農薬散布ドローン

前回は主に電装関連の部品の搭載に関する記事 でした。

今回は、パソコンを使った設定に関して、出来るだけ判りやすく且つ可能な限り完璧を目指して行こうと思います。

なお新しい発見や、より正確な情報や技術的な工法等を思いついた際に、過去記事は随時加筆していきますので、たまに読み返してみてください。

それでは、まずDJIアシスタント2を使ってフライトコントローラーを自分好みに設定していきますよ。

DJI Assistant 2その0.JPG

DJIジャパンのN3紹介ページ→http://www.dji.com/jp/n3/info#downloads

上記ページを開き、中ほどにある「N3ダウンロード」でお使いのパソコンのOSに合った「ソフトウェア」 DJI Assistant 2のデータをDLします。

DJI Assistant 2その1.JPG

私の場合は、パソコンがWindowsですので、窓マークのZIPをクリック!
回線の環境にも因りますが、結構時間掛かります。
 
・・・・これね私が書くより断然判りやすい良いサイトが有ったので、貼っておきます→
 
と、ここで残念なお知らせです。うちのPCでアシスタント2が起動できませんでした
何が逝けないのか判りませんが、ルート何たらがどうしたこうしたで、ソフトが立ち上がりません。Phantom2のアシスタントソフトはちゃんと立ち上がったんですけどね、
パソコン古いからかな?どっちにしてもこれ以上は今の段階では進めないっすね。チョイ新しいPC導入します。
暫し待たれよ
 
午後3時30分
パソコンのDLLがおかしくなったせいで、アシスタント2を開けない事がわかりました・・・これはだめかもわからんね
これはだめかもわからんね.jpg
直す方法は判るんですが、なんか丁度買い換え時だったので、少しましなPCをポチりました。
いまのPCでは無線LANが無いので外での設定でどうしたら良いのか困っていたのもあり、思い切ってこの際。
土日は業務が止まってる中古PC屋の商品のため、到着は来週中頃になる予定ですので、暫くはどうにもなりません。
機器類の設置場所の決定とか、仮留めとかしますわ.
 
※9/4
ポチッたパソコンが来るまで暇なので、ちょっと蛇足な記事です。
これからドローンを自作する人が居たら、ここは押さえとけっ!  …ていうのがドローンの灯火に関することです。
私がこれまで飛ばしていたDJIのPhantom2やInspire1では、航行灯(航空灯?)として前方に赤、後方が緑のLEDが付いています。
あれって日中飛ばしていても一応見えるし、まあ前後を認識しやすい?といえばいえる大変便利な物です。
しかし、法律上でいうとあれは「夜間飛行の追加基準」の要件の一つに過ぎないようですね。
つまり、日中しか飛ばす事が無い機体には赤と緑で前後を示す目的の航行灯もしくは航空灯は絶対必要ということではありません。
行政書士 前場 亮事務所様のページへ→GO
 
また、佐々木慎太郎行政書士事務所様のページでは以下の一文があります。

求められる安全基準

機体の安全性に関する事項

  • 灯火を装備すること又は飛行時に機体を認識しやすい塗色を行う
つまり、見えやすい色を塗る、もしくは明かりをつけて存在を周囲から認識しやすくするというのが大意ですね。
で、実際販売されている農薬散布ドローンをチェックしました。
例によって、JMR-X1000を国内で組み立てた機体を扱う会社の商品です。
マゼックス
マゼックス 飛助Ⅱ航空灯.JPG
マゼックス 飛助Ⅱ航空灯2.JPG
ここはDJIに習って、前が赤・後ろが緑ですよ。  ・・・最先端機械とは?3Dプリンターでしょうか?
 
 
一方、スカイロード・東京ドローン+のヘリオス5
マゼックス 飛助Ⅱ航空灯に良く似たヘリオス5.JPG
ほぼマゼックスと同じ位置にこちらは青のLED・・・・これは後ろですが前側も青でしょう。
ユニット自体はこういうので作ってあるのかな→エーモンの商品紹介動画
 
このように一貫した決まりが無いようです。安心しましたよ、だって自前の最先端機械(3Dプリンター?)なんて持ってないですし、赤や緑のLED探すの面倒ですもん。
私が用意したのはこちら→エーモン
DSC01072.JPG
この場所に付けるかどうかはまだ流動的で、実際飛行させてから決めたいと思ってますが
思ってた以上に明るいですね。
ちょっと目に痛いほどですが、これぐらい明るければ、申請写真で映えるでしょう。
電源はポンプ用のDCDCから取りますが、前後に2本点けても120mAと、微々たるモノなので特に心配は要りません。
 
※9/7
程度の良いパソコンが到着したので、記念書き込みです。
クロームを全ての端末で共有出来るって、どういう事かと思っていたのですが、あ~・・・これは便利ですわ!
まあそれはさておき、アシスタント2を早速ダウンロードしてみましょうか。
 
※9/9
いやー、このドローンを組み立て始めて一ヶ月が経過しました。農作業の合間にDORA姉さんとチャットしたり、従兄弟に尋ねたりしながら進めてまいりましたがだいぶ形は出来上がってきました。
これからはアシスタント2が心強いサポートをしてくれると信じ、かなり楽観的になっていた事は否めません。
  ・・・・う~ん、結果からいうと決してそんな事はなかったんだぜ?ってな感じですよ、コレね。
 
まず何が問題かと言うとですね、言語の選択で日本語を選べるんですが、いや~・・・肝心な所はイングリッシュのままですわw
更にまずい事に、コピペが出来ません!つまり、Google翻訳でチャチャッと翻訳出来ないんです。
一応、じっくり読めば雰囲気は分かるような気がするんですが、あくまでも気がするだけで、結局何を言わんとしているのかが理解できません。
Phantom2のアシスタントと大綱は同じですので、ある部分は良く理解できるってのが、さらに嫌な感じを受けます。
全ての作業に必ず(Help)ボタンが有るので押してはみるものの、やはり英語でコピペは相変わらず出来ないという・・・
しょうがないのでSnipping Toolで文面を切り取って、後から地道に手打ちして翻訳するか、せっかくPCが2台あるんだから、同時に手打ちで翻訳するか。
これは今の時期にやる仕事じゃないような気分です。つまり心が折れそうですhelp  助けて!DORA姉さん!
 
※9/12
やっとかなきゃならない事が少し見えてきました。補器類を仮付けじゃなく正規に取り付けすることが求められているようです。
特にGPSアンテナに関しては、プラプラ、フラフラした状態ではエラー表示されて、改善を促されているようです。
これね、N3のセットについてきたアンテナポールはどうも使いたくない感じがしてきました。
DSC01093.JPG
↑右がN3-AGに付属してきたポールで、左の細いのは折り畳めるタイプの社外品です。
基部を固定する際に、どこに取り付けるか?で、随分とフラフラ度数が変わりますが、このJMR X1000に関しては厳密に言えばお弁当箱の底にボルト留めしてお弁当箱の上蓋に開いた穴から出すように設計されてます。
・・・・ここが面倒なんです。お弁当箱の中は既に足の踏み場もございません。更に言えば、白いダストカバーを被せたり外したりする時にとても厄介な事になるのが考えただけでもゾッとしますよ・・・
なので、工学博士でもある従兄弟のMJR-X1320の仕様を真似させて貰う事にしましょう♪
 
DSC01089.JPG
用意したのは、3M社の「CU-35C」 B5サイズの銅箔シートです。
前にinspire1のGPSユニット下部を覆うのに使った残りがあったので、ラッキーでした。
DSC01090.JPG
お弁当箱の上蓋の内側にペタリ。このシートは伝導テープという名の通り、裏が粘着します。ん~・・・くっ付きます。モノタロウ
DSC01091.JPG

で、思い切って上蓋に直貼りしてみようかと、ほぼセンターにペタリ。吉と出るか凶と出るか・・果たして!
 
   ・・・あらためて上の写真を見ると、放熱口がほぼ塞がってる事に気が付きました。
なので、ノイズ発生源と思しき機器が集中している前方と中央部はそのまま、後部は本来開いている放熱口部を覆う銅箔を切り抜きました。
DSC01094.JPG
 
※9/17
暫く手を付けずにいましたが、ちょいと時間をとって、設定の続きをやってみました。
画像はないんですが、モーターチェックという項目でCW/CCWの確認や異常な回転をしないか様子を見る事が出来るんですが
当初想像していた・・・というか想定していた事と随分違っている事が判って来ました。
まず、この付属してきたR9モーターは、特にCW/CCWという違いは無く、4個とも同じものなのですが
ESCとしての機能で切り替えスイッチがあるので、それでそれぞれの回転方向を決めるものと思っていました。
が、実際チェックすると、ESCの回転方向切り替えスイッチは全くの無効で、DJIのFCがオーバーライドしてきます。
つまりM1~M4までの回転方向をFCが司っているというね。
もちろん、モーターの3相プラグを2本入れ替えれば逆に回りますが、機体の選択でX配置のクアッドを選ぶと
右前(M1)から反時計回りでナンバリングされ、指定のポートにESCプラグを差し込むと、あとは正しく回ってるか否か?だけをチェックすることになります。
 
ここで想定外の事態が!
ESCのキャリブレーション作業中に一個のモーターが他と違う反応をするので、FC側のポートを差し替えたり、モーターを他のやつと入れ替えたりして何がおかしいのか調べていくと
ナンバー2のESCがどうやら不調という事が判りました。
さすが中国製・・・こりゃ買うしかないな、ということでDORA姉さんに連絡を取りました。文句言うだけ時間の無駄っぽいしね。
これが解消されても、まだ他に設定上のおかしな部分は山積みです。気をしっかり持とうと思いました。
 
※9/28
新しいESCとヒートシンクが届いたので、M2の不良と思しきESCと交換しました。
他の3つと同じ動きになったので、たぶんこれでOKみたいです。
あと、バッテリープレートが3枚になったので、3つあるバッテリーそれぞれと縛着結合したものを作りました。
DSC01097.JPG
プレートとバッテリーの間に滑り止め兼粘着シートを挟んで、付属のマジックテープ付きのベルトで締めてみました。
意外にも使える品ですよ、「劇ピタ」。ホームセンターのカー用品にあります。
 

ようこそ自分で作る農薬散布ドローンパークへ ~電装全般

2017-08-19 12:00:00 | 農薬散布ドローン
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※9/6追記
実際に水の噴霧試験してみた所、エア抜きバルブとしてこの位置でも大丈夫な事は確認できました。
しかし、自作の蝶ネジと座金状のゴムパッキンでは圧力に負けて5秒経過くらいで水漏れしました。
素直にマゼックスさんで使ってるタイプのパイプ外径12mm用のをポチりました。送料込みで1,700円ほどです。
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※8/24
地元のお祭りですが、大雨が降ってます。
出来ることが限られてきたので、まずそう難しくないものから片付けて行きましょう。
たぶんこういうことでいいんだろうと思うんですが、どうなんでしょうね?
「農薬散布ドローン」と言うワードでオークションで検索すると、某販売店が違う名前でこの機体一式を売りに出してるんですが
組み立て中の様子を撮った写真が添付されていて、
忠実に取り付け方法を再現すると↓のような感じです。
 
これを見ると、たぶんLEDを外から見えるようにする事と、スライドスイッチへのアクセスをしやすい配慮がなされた組み込み方なんでしょうかね?
 
ヒートシンクは使わないで、ジップタイでESCを固定するようですね…
私の組み方とはまったく違っているので、どっちが正しいのか検証してみましょうか。不安ですしね。
まず、このドローンは下から見上げるような場面がほぼ無い農作業機ですので、この位置でLEDが光っていてもほぼ無意味な気がします。
あと、スイッチ類にしても頻繁に弄る事が想定されて無い筈。
こりゃDORA姉さんに聴いてみるしかないな!
 
 
※8/25
お祭りです。天候も何とか回復してくれるんでしょうか?
さて、色々とDORA姉さんに問い合わせしてみたんですが、別に姉さん自身は技術屋ではないんでしょうし、答えが帰ってくるのは多分今日の午前中に間に合うかどうかだと思うので、モーターマウント周りは後回しにしてケーブル取り回しとデストリビューションボードに半田付けをしましょうか。
 
このケーブル、網の保護被覆が施してあるアッシ物です。
4本みな同じと思って機体に仮止めしていると、長さが微妙に違う物があることに気が付き比べてみると、長2本、短2本でした。
キオグッドを飲んでいた成果か、それが意味することはすぐ判りました。デスビの位置が関係してますね…
ということで、仮止めを一回解いてちゃんと所定場所へと再仮止め。
たぶんこれ以降は調整の必要はなさそうですが、ジップタイで本留めしちゃうのはまだ先にします。
さー、ここからがよく判らん。四隅の穴から引き込んだそれぞれの電源線、壁際を這わせてデスビに半田付けが正解か、こんな風に前衛芸術みたいにFCや何かを載せる中央部分の上側を最短距離で横断させるか・・・
まあ天板と白い外被を被せちゃうから誰も気にしないわけですが、FC等に妙な影響が出ても困るので、壁際を通すが正解か
 
 
14:30pm
DORA姉さんが返事をくれました
以下に緊迫したそのやり取りの全文を掲載します。
 
 
Dora Y2017-08-25 14:15
Dear Friend,
Hi, sorry for the late reply.
Yes, the heat sink is using the thermally conduxtive adhesive to fix it on the esc.
Then the heat sink is fixing on the carbon fiber plate, it is right.
 
 
 
 
 
 
seiichi kuwamura2017-08-25 16:24Read
Thank you, Mrs. DORA
Could you tell me how to fix the heat sink to the carbon fiber plate?
I wonder if I bind it by something?
 
 
 
 
 
Dora Y2017-08-25 16:26
the carbon fiber has the hole to fix it, just putting the heat sink in, 
 
 
 
 
 
seiichi kuwamura16:58
Oh! is that so.
It is a little surprising.
We will resume assembly immediately. Thank you!
 
意外ですが、ESCとヒートシンクを熱伝導強力接着剤で結合させたものは、カーボンファイバープレートには固定させず
穴にスポンと落とし込んだままで良いようですね。いや~びっくりです
※8/26
今日でお祭りも終わりなので、出来るところまで作業を進めましょう。
見た目はなんか?ですが、充分溶かして、かっちり固定してひやしてるので、テンプラにはなってないです。
ドローンのデスビボードの種類は色々有って、大き目の6や8はこういった原始的?なモノじゃなく、見た目もスマートで羨ましくなるほど贅沢なのですが
如何せんこちとら農作業機ですから、こういう感じになっちゃうんでしょうね。
配線の捌きはこんな感じでいいと思うんですよ。ただ問題なのはポンプ用のDCDCコンバーターが弁当箱の中じゃなく、この裏側に両面テープかネジ止めで固定することになります。
一応防水仕様でしたので、特に問題ないといえば無いのですが、裏に貼るとメインのバッテリーと若干干渉するので、端っこの方に落ち着き場所を探してやらねば
 
 
あと、思わぬ苦戦を強いられたのがXT90アンチスパークコネクタの半田付け。
 
8sqの芯線がXT90にジャストフィット過ぎて遊びが殆どないため、芯線に半田を浸み込ませると若干太くなり、スムーズに所定の位置までいかないという経験の無い事態に!
本来はこんなに簡単→動画
 
 
なので、初めてのカップルのように試行錯誤で時間がかかり、熱もかかりでコネクターが溶け出す始末。予備を持ってないのでまたまたポチっとな。
これね、当分飛ばないわ
追記
あちこち調べたら、こういう画像が有りました
 
こういう方法で半田付けするのが正解です。ルーペ付きの半田付作業台(クリップ付きスタンドルーペ)は持ってるんですが
こうやって熱をクリップに逃がしながら作業すれば溶ける事も無かったようです。
あと、近所のラジコンの先達に聞くと、アンチスパークプラグであれば接続時の火花はかなり軽減されるようです。
完全にパチッと言わなくなるかどうかは判りませんが、2個上の画像のグリーンの模様が入っているXT90Sというやつは抵抗かなんかが入っていて、パチッと言わないらしい。
頼んだのはたしかこのSが末尾に付いてたと思う。というか、今手元にあるLipoバッテリー2個とも、これが付いてますね。
※2021年11月8日追記
XT90のハンダ付けで、良い動画が有ったので貼っときます
 
※8/27
一応、主要な機器の搭載が終わったので記念写真♪
セオリー通り?MCは機体の重心点付近に貼り付け、ESCコネクタはM1~M4まで、右前モーターから時計回りで割当。
フタバの受信機1~4をF1~F4とそれぞれ繋ぎ、残りはS.BUSで。
あと、DJIのN3-AGはS.BUS2には対応してないので、ドローンのメインバッテリー電圧情報を送信機に送るために、オプションで「外部電圧入力ケーブルCA-RVIN-700 BB0141」が必要なことが判明。
もうね・・・ポチって待つのに馴れたよ。お座りっ! …待て! で、1週間くらい待つのは逆に快感だ
ここで焦ってポチっては駄目だな、例えば2時間後にまた何か急に必要だと判明する→またポチる  またそのすぐ後に必要なものが→ポチ  ・・・天国ですねっ
差しあたってはお安く自作するこれをポチッとな。
…本筋に話は戻りますが、スペース的には画面左に空き地は有るんだけど、やっぱりポンプ用のDCDCコンバーターは外付けだなぁ~、仲間外れでかわいそうだけどね
MCの近くには余計なノイズ発生源をくっ付けるな!という事で。
あと、受信機に電力供給するポートは7/Bに。
これね、N3ーAGシステムと本機付属のESCにBEC電源を供給するポートが無いので、どうしたもんかね?
 
 
朝ごはん食べてると、この記事を読んだ従兄弟から℡が来て、MCと受信機を繋ぐのはS.BUSのコネクター1本だけで良いとの助言。
私のラジコン知識は、はるか昔にヘリを飛ばしたのを最後に止まっています。Phantom2やInspire1といった組み立ての必要が無い空もので復帰した関係上、S.BUSってのが正直イマイチ掴めない…
特にドローンの場合、サーボが無いってのが混迷の度合いを深めてるなんだかなぁ~
BEC電源5Vは別に揃えなきゃならないようです。お取り寄せが多くて、ちょっとポチっと行く気が起きません。
 
 
10:00
上に貼った外部電圧入力ケーブルの自作用は老眼では無理そうという事が判ったので、ケチらずに製品になった物を買う事にしました
たぶんこの加工は出来ない気がする。
 
それと、従兄弟が言ってたスカイロード特有の電源スイッチというものをじっくり調べてみました。ヘリオス5、ヘリオス10で採用されているものです。
 
 
4:00PM
お安いのを見つけたのでポチッとな
 
UBECに関しては、フタバ対応かどうかに関しての記載がありませんので、まあ合えばラッキーで駄目ならコネクタの付け替えですね。老眼に堪えるわぁ~
 
 
※8/30
上に貼ったUBECが届きました。さすがアマゾンといったところでしょうか?奥で買った方の肝心のXT60とXT90は土日を挟んだとはいえ、いまだに発送されていません
 
 
昨晩は組み立てに入って約一ヶ月経過した中で、最大のポカが発覚?したため、極秘でその修正に時間を費やしました。結構大掛かりな修正場所だったのですが、意外と作業はすんなり終わり一安心です。
 
端的に言えばメインフレームのカーボンパイプが長・短有るのですが、本来と違う組み方をしてそのまま進めてしまっていたことに気が付いた→動転してメインフレームパイプ一式とバッテリー一本、ペラ一機分、バッテリートレーと金具2セットをDORA姉さんに発注してしまった
ただ、落ち着いて来て、じっくり対処法を考える余裕が出てきました。
①リベット切飛ばして解体・再組立てする
②今度はリベットの無駄打ちしないで要所だけにして、今後修理とかの時に楽できるように考えて組み立てる。
③DORA姉さんマジビジネスライク!
 
 
・・・まあ③に関しては特に意味は無いのですが、リベット飛ばしに関しては特に書くことも無いでしょうが、一応やり方を書いておきます。
リベットのサイズ(下穴掘る時に使ったドリルビット)よりほんの少し太いドリルでゆっくりリベットの頭を掘る。リベットの傘が回ったらそれは分離したサインなので、すぐドリルを止める。
稀にドリルビットと供廻りする事があるので、そういった際はドリルは諦めてサンダーで削り飛ばす。この際も力加減は良い感じで。
押し出し用の先が尖ってないポンチで残ったリベット軸を叩き抜く。力加減は良い感じで。
 
以上です。
これ、ドリルビットがでかすぎると、供廻りする確率が上がってしまい面倒なので、軸よりほんの少し太いのが良いですよ。
↓無駄打ちになってしまった骸たち。お前たちの死を無駄にはしない
 
今回から↓のぶ厚い鉄板の上で組み立てをやることにしました。歪みの無い大変高価なものです。20kg前後の重量があります。
錆をどうにかしなければ…
 
※8/31
本日で8月も終わり…と言うことで、なんと!
特に何もありません。
というか、XT90が来ないんです、多分今日は届くと思うんですが。
待ってる間に暇なので、蛇足?やってもやらなくてもさして影響の無い改良というか自己満足的な何かを。
モーターマウントの下側を覆う蓋にESCを固定するアイディア~ッ
つまりは、どこに使うのか判らないほどいっぱい余ってるインサートナットの有効利用です。
ねじロック剤(青)で抜け止めしておけばこんな感じでいいんじゃなかろうか?
 
これは、メインモーターのESCですが、線が無駄に長いんです。始めは切っちゃおうと思ってたんですが、気になるパーツの存在があって、切るのを止めました。
そのパーツがこの下の写真の紫矢印の部品でした。
 
何に使うのか全く見当が付かず、DORA姉さんに聞いてみたら、↓の写真の位置に付けるモノであることと、名称がラバー…です。
DORA姉さんからの写真
 
 
ここに付ける目的は配線の保護という事でした。
始めは???なぜにそこに配線を保護するゴムが必要なんだ?確かJMR-X1380(ヘリオス10)はパイプの中を配線が通るので、そりゃこういった仕掛けが必要でしょうがX1000は配線外に縛り付けてるじゃないですか?嫌だな~からかわないでくださいよ姉さん♪
と、今日まで思ってました。
でも違うんです・・・これね、邪魔な長い線をこの穴の奥に突っ込むときに必要なんですよ!
これで懸案だったモーターマウント周りの作業が完了したので、記念に通電してみた所、アンチスパークプラグのせいでしょうか?パチッといわず接続できました。
そのまま見ていると、ESCとモーターが約2秒間隔でピープ音とLEDの赤点滅を発します。通電中である事をお知らせしてくれていると思いたいのですが、なんせ一切の資料が無いので微妙な気分です。
そういえばこのピープ音、どこから出ているかというとブラシレスモーターから出てるんです。
 
↑この状態にして、音の出ている部分を再確認しました。
Phantomシリーズのようにプラスチックボディーで中がスッカスカだと音がとても大きく響きますが、このX1000ではとても控えめな音です。
たぶんプロペラ付けるともうちょっと大きく響くかもしれません。
 
 
起動時、DJIは特有のメロディーを流しますね。この機体にもDJIの最新FCを載せたので、XT60プラグが届いてFCを電源に接続すればあの例のメロディーを奏でるのだろうか?なんか微妙です。
ゴッドファーザーのテーマとかではもっと嫌でしょうが、なんか自分で選んでも良い様な仕掛けにして欲しいなあ…
 
 
あと、DORA姉さんから頼んだパーツの請求書がエクセルfileで届きました。
メインフレームとバッテリートレ-2セット・バッテリー1本、ペラが一機分で378.00USD(43,306円)のお買い物です。
 
22インチのペラがもっと高いもんだと思っていたんですが2セット(1機分)で55.00USD・・・6,301円程度なのが驚きました。
これね、対人対物保険は加入必須ですが、機体の保険はもしかしたら掛けなくても良いかもね。
っていうか機体の値段が安いから掛け金も安いだろうけどね。
 
 
※9/1
XT90とXT60のコネクターが届いたので、接続ですよ
これね、写真に撮ってもイマイチ変わり映えしないので、特に撮ってません。
DJI特有の起動音が鳴り、すべての補器類に灯りが点ります…うん、ちょっと感動した
そう、接続した全てに起動中の灯りが点くんですよ、UBECに繋いでない受信機も。
通電してる?あれれ?UBEC電源不要ですかそうですか・・・そうなんだ。
FCから電源が供給されてるようですね。これから買う人へ、色々不要ですよ~!
 
 
凄く長くなったので、次の章へ→設定編
 

ようこそ自分で作る農薬散布ドローンパークへ ~電装全般

2017-08-18 12:00:00 | 農薬散布ドローン
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  • 先回はメインフレーム組み立て、改良箇所の加工等を記事にしましたが、今回はドローンの肝とも言えるバッテリー・モーター・フライトコントローラー(FC)の組み込み作業を順次書いていこうと思います。
    まずこの機体に搭載するLipoバッテリーの緒元
    12000mAh 20C 266.4WH 22.2V
    比較としてDJIのinspire1とPhantom2のバッテリーを並べてみました。
    サイズは175mm×75mm×55mmで重さ1700g程です。
    飛行時間と重さのバランスから並列2本搭載は意味なさそう…なので多少時間が短くてもコレ一本で最初はやってみましょうかね?
    あと、この会社のバッテリーは元からアンチスパークプラグが付いてきました。これはどうなんでしょう?珍しい事なんでしょうか?
    モーター
    JMRRC New 6215 RC multicopter Power Brushless Motor Outrunner KV330 
     
    直径69mmで350gです。
    数字だけではちょっとどれくらいの大きさか判らないと思うので、一応比較する物と一緒に撮ってみたものです。(容量に注目!)
     
    今現在はほぼすべてのブラシレスモーターに採用されている?EZO bearingsが使われているそうです。よく判りませんが、かなり強調してアピッてる事からして、さぞや優秀なベアリングなんでしょうね。日本製ですしね。
     
     
    日記兼備忘録でもあるこのブログの性質上、以下の画像も載せておきます。
     
    これはプロペラサイズ2種類20インチと22インチでの効率の比較ですね。なんとなく判りますが、これを突き詰めても途中で重さが変わっていく農薬散布ドローンではこっちの頭が煮詰まるでしょうから考えないことにしましょうか。
     
     
     
    これはテクニカルデータいわゆる諸元表ってやつでしょうね。要求されるバッテリーは6セル22.2Vってことが確認できます。
     
     
    これこれ、コレを確認したかったんですよ。3本の線の順番。ESC自体に時計回り・反時計回りの切り替えスイッチがあるタイプのものが付属してきたので
    この線の並びのままESCに繋げばいいのか、はたまたESCの方のスイッチは弄らずに、線を入れ替えるのか迷ったんですよ。
     
     
    で、こちらがESC(ポイントして左クリックで大きな画像へ)
    名称はHOBBYWINGのX-Rotor 60Aです。
    ご覧の通り、表にはLEDと各種スイッチがあり、裏面は申し訳程度の放熱フィンがあります。
    右にあるアルミの放熱フィンが付いて来たので、熱伝導接着剤を別途購入し
    裏の放熱面に張り付けようと思ってるんですが、なんかしっくりこないですよ、これは。
    ESC側の放熱面がフラットなら何の問題もないんですが曲りなりにフィンの形状を採ってるのが問題です。
    これって密着してなんぼの世界ですから、なんか効果的に放熱できるのか?疑問です。
    まあそれ程酷く熱が出るわけでもないのかもしれませんが、イマイチな感じは否めません。
    あと、4つ有るスイッチの中で上から3番目のDEOが何の事だか判らなかったので
    セキドのHOBBYWINGのコーナーで同シリーズを探してみると、有るにはあるんですが、50A の物までしか取り扱いがありません。
    本家のHPでもX-Rotor 60Aは無し。絶対おかしい!何かあるかもしれないけど置いといて…
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    ※8/31
    追記:韓国のサイトで唯一この60Aの商品の紹介ページがありました。世界中隈なく探してもここでしかプロフィールが載ってません。
    要はR9モーターに合わせて特別に設計されたモノらしいです。
    以下、翻訳ソフトで。
    >世界最大の変速機メーカーホビーウイング社の防災ドローン専用ESC Series。
    中/大規模なマルチコプトユーザーのために、コンパクトに設計されたBrushless変速機としての地位LED内蔵(プログラム可能)、併せて発熱に備えたアルミヒートシンクが装着、極限の環境でも最高のパフォーマンスと耐久性を出すことができるように設計され変速機です。
    WJD社R96215-330KVと同等のモーターに最適化されたファームウェアが搭載されています。
     
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    判りましたDEOの秘密
    ん~、これは微妙な機能ですかね?ピーキーになっちゃうのかな?農薬散布にすばやい上下動の能力が必要かどうか
    いずれ検証してみましょう。電費が良くなるってのは良い事なんでしょうけど、ちょっと素人にはよく判らないことですのでOFFで。
    ※8/19
    今現在、ポンプとスプレーノズルアーム&ノズルの仮取り付けが終わっているんですが、肝心のFCやモーター&ESCの搭載に至っていません。
    注文した3.5mmコネクターやサーボコネクター、あと肝心な8sqのぶっとい赤黒シリコンコードが未着…
    お盆進行に呑まれたんでしょうかね
    そうそう!このシリコンコードに関してのお話なんですが、バッテリーと繋ぎ、デストリビューションボードまでの15cmくらいの部分のコードの規格を調べてみたんですが
    バッテリーのコードに準ずれば大体良いみたいです。8sqくらいのが付いてるので、それと同じのを1mづつ頼んだんですよ。
    でも、オークションで見てると、その部分が意外と細いコードで作ってるのが多いように見える…
    少しでも軽量化するのかな?よく判りません。
    8sqのシリコンコードは外径が約6mmほど有るのに、とてもしなやかです。
    極細芯線が1500本ほど撚ってありそれをシリコンゴムで被覆してあり、難燃性です。
    どれくらい燃え難いかがよく判る動画→コチラ
     
     
    で、先にやれることは進めておこうということで、モデル名を決めておきましょうか。
    国交省ならび農水省に承認・申請書を提出する際にモデル名と製造番号を書き込む欄があり
    それぞれを決めなければなりません。
    水稲農家として思いつくのは、稲の守り神とか豊作祈願のアイテムとかその辺にヒントがあるような気がします。
    カミナリが多い年は豊作だ!とか、田んぼの害虫を補食してくれる蜘蛛とかカエルとかそういう系統の名前が良いかな?
    なんせ太古の昔から稲作民族ですから、こういうのがビシッと来ますね~
     
    これ↑は銅鐸ですが、描かれているのは田んぼの守り神だそうです。詳しいサイトへ
    北海道ではあまりお目にかからないカマキリは主にイナゴを捕食してくれるようですね。
    でカエルはアカヒゲホソミドリカスミカメとかを食べるかな?「ジャンプ力ぅ・・・ですかね・・・」
    あと、下に描かれたのは・・・えっとこれは・・?ドローンですね
    いやー、びっくりしたな~、こんな昔からドローンが田んぼを守っていたんですね~(棒読み
    というのはもちろんウソです。
    これはナガコガネグモを表していると云われており、主に害虫全般を捕食してくれる大変ありがたい益虫です。
     
    偶然ですが、私が乗ってるSEA DOOの古いモデル3Dのハンドポールに貼ってあるのがそれっぽくて微笑ましい。
    これ、Amazonで1円で売ってたのでポチってしまった逸品?ですが、意外と良い物でしたのでまたポチッっといっときました。値段1円で送料640円という、なんかしてやられた感じですが、まあ良しとしましょう
    まあこれを機体に貼る訳ですから、おのずと名前は絞られて来ますね。そのうち公開します。
    ポンプ周りの加工やらパイプの位置決めなどが終わり、ホースを取り付けた画像です。
     
    これは8/20現在の組み付け状態です。前後ろがいまいち判らなかったのですが、ネット上に有る多くの写真から 判断すると、
    ィ:お弁当箱部分の天板にあいているGPSアンテナポール用の穴は後方に来るように取り付ける必要がある
    ロ:薬剤タンクの補給口は後ろ
    ハ:FCの進行方向矢印が向いた方が前方となるだけなので、あまり気に病むほどの事でもない
    といった感じ。
     
     
    このポンプは中国物産の中でもかなりの逸品ですよ。まあ一回使ってみてください。
    過去の記事 その1とその2 でも取り上げたことがありますが、お値段最低で機能的には最高です。
    構造はモーター軸に付いた偏芯ローラーが硬質ゴムのダイアフラムをペコペコして、同じ材質の逆止バルブが液体を送り出すという非常にシンプルな造りです。
    画像をクリックして大きくすると判るんですがネジで留まったカバーに矢印があり、そっち方向に送り出されます。
    このポンプに関しては多分逆転しても同じ方向に変わらぬ勢いで吐出すると思います。
     配管が乱雑なのは農家としては許せない!   …という事で、左右の配管長を揃え、見た目もスッキリする部品を製作しました。
    この猛禽翼のアグリドローンに付属してくるT字フィッティングはとても便利な物で、なかなか衝撃的でした
    「ホースフィッティング ワンタッチカプラー」というワードで検索するといろんなサイズの物がヒットするんですが、
    これは普通にホーマックで買えると良いなぁ~
    ・・・横道に逸れましたが、そうっ!ホースを綺麗に配管する為には、T字カプラーを中央部で固定すれば良いという事で
    ポンプ裏にアルミプレートを取り付け、そのプレートにカプラーを固定したんですよ。イイゾこれ!
    あと、今回製作した部品が意外と出来が良かったので、ヤフオク!に出品してみました。
    売りたいというよりは単純な売名行為ですね、動機は。
    画像見たらすぐ自作できるでしょう。必要性を感じたら自作してみてください。
    と、ここまで作業を進めてふと気が付いたんですが、このポンプにも凄く小さなESCが付属してまして
    もちろん電源が必要なわけですが、これたぶん12Vで駆動するだろう?電源どうするんだっけ?と。
    従兄弟が運用中のJMR-X1380(ヘリオス10)は電動フォークリフト用のDC-DCコンバータで48Vの電源から12Vを出力させてるって言ってましたので、この機の6Sリポバッテリー=22.2Vから12Vに落とすDC-DCが必要か。
    まずはお安く手に入る商品を探しますか・・・いや~、また待つんか
    ※8/21 15:45pm
    暑くて草刈りに行くのが億劫なので、まだまだ俺のターン!ということで、アリババと一緒にネットの海を漂っていたところ、やべ~物を発見してしまった。
    このタンクはJMR-X1000でも採用されている5Lクラスのドローン汎用タンクのようですが何が問題かと言うと
    底の蓋にレベルセンサーが付いてるんですよ・・・これが意味することは、DJIのN3 AGとかの散布に特化した優秀なFCは
    このセンサーがあってこそ、実力の全てを発揮するんじゃなかろうか?という事。
    つまり、謳われている自動散布作業の
    自動散布中に液切れした位置を覚えて、自動帰還→薬液補充後、自律でその記憶した位置に戻り散布再開
    という一番の肝とも言える部分は、このレベルセンサーあってこその話しなんじゃなかろうか?
    やっべ~、こんな初歩の初歩で躓いてた・・というか釦を掛け違えていた様です。
    反省の意味もこめてセンサー付きタンクアッシを購入することにします。う~ん、こういうところも全て含めてやっぱマゼックスの飛助Ⅱ買っとけば良かったのかな?
    まあ、それでも毎日が楽しいから良いか
    ※訂正
    DJIのN3-AGにはそんな機能はなかったんだぜ?です。
    ヤク切れした場所から自動帰還→自動でソコまで戻って作業再開が出来るのは、国内では評価がイマイチのあのFCだけのようですねぇ~
    まあ、無きゃ無い成りに別に問題は無い機能でしょうから、センサーなんぞのお世話にならなくても良くなったと思って忘れることにします。
    あ~、それとDC-DCコンバーターですが、国内をざっと探した限りでは、とてもじゃないけどドローンに搭載できるようなコンパクトな物は有りませんでした。
    これまた中国から輸入しなきゃならないようですね~・・・もう待つのはうんざりなんですが、これだけはどうしようもなさそうです。
    こいつは、どうやらDCDCとESCが一緒になった商品のようです。う~ん…なんかどうなんだろう?
    上の方に書いた付属のESCの立場は?な感じですね。もうちょっと探してみますが、以外に良品なのかもしれませんね。
    ※8/22
    この商品は通常のモーターで回るポンプ用ですね。ブラシレス対応ではないので却下。
    他をあたってみます。
    出来るだけ待ち時間の少ない国内の通販業者が販売している商品からこれを選びました。
    モノタロウさん毎度です。
    やっぱね、持ってるわモノタロウさん!王者の風格だわ。
    あと、配管内のエアー抜きバルブがコチラ
    いや~、こんな理想的なものが有るとは…さすがモノタロウさん!
     
    調べてみると、10個単位で売ってるのでお値段が9,000円前後というね。
    う~ん、これは興味本位で試すにも、ちょっと出費がでかすぎて費用対効果がよく判らないことに成ってしまいそう。
    マゼックスさんで付けてる捻る?タイプの三方バルブ
    双方を比べるとそれぞれ一長一短あって、甲乙付け難いです。
    たぶん赤い方の重さは真鍮部品が組み込まれてるので、20~30g位の重さになると思う。
    それを重いと見るか気になるほどではないと思えるかが判断の分かれ目かな?
    8/22の夜
    日中に時間を作って仕上げたポンプ付近の改二
     
    昨日作ったT字カプラー固定用のプレートはオクで出品してるので、新たな部品を作りましたよ。今回はアルミのアングル材を加工して、T字カプラーを寝せました。良くなったポイントは、ポンプより下をグルッと回してたホースを水平方向に回したので更にカジュアルに纏まった?下から撮ったショットで判る様に、「の」という字のように見える…なんか縁起が良いあとコリオリの力にも逆らってないので、とても流れがスムーズ(適当あと、吸水時の邪魔なエアーを抜く仕掛けとして、ちょっと変な格好したリリーフバルブを作りました。これは見てくれ度外視の機能重視ですので、特にアピールする物でもないです。仕組みは、農機具とかではおなじみのこの細工を施したステンレスの蝶ネジが肝ですかね。

  • 難点は重い・・・って事でしょうか?後は概ね良い感じです。ただ、薬液がポンプに噛んだらすぐスイッチオフにしないと、ここから飛び散ることは間違いない。ワンプッシュ式は手を離せばピタッと閉じるわけですから、甲乙つけがたいってのはその辺でしょうな。
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