昭和44年(1969) Canon からちょっと変わった一眼レフが発売されました。 それが「EX EE」 ¥33,00 50mm F1.8付き
そしてその三年後マイナーチェンジされた EX AUTOが発売されました。
昭和47年(1972)¥39,000 50mm F1.8付き
何が変わっているかと言うとレンズが前玉交換式だったことです。
レンズの後ろ半分はボディに付いていて取り外しができません。レンズの前半分だけを交換すると言う構造でした。
当時 !。・・・???。「レンズ性能悪そう!」と思った記憶があります。
これが前玉を外したところ。絞り・ヘリコイド・後玉がボディに残ります。
前玉はプラクチカマウントのようにねじ込みです。計測すると39mmのようです。
先日購入したステップダウンリングが装着できました。L39のライカマウントと同じ規格でした。
だからと言ってライカのレンズでは撮影できないと思います。
交換レンズには絞りとヘリコイドが不要ですから安く供給できるというメリットはありそうですが???。
もうひとつ問題がフィルターサイズが48mmでした。46mmとか49mmは普及しているのですが48mmは?。
通常、前玉を外しても絞りは見えません。自動絞りですから。
f16に設定してバルブ。ケーブルレリーズでシャッターを切ったところを撮影してみました。
スペックです。
135・フォーカルプレーン 一眼レフ 前玉交換式
シャッター速度 B・1/8~1/500 絞りは前玉により変化する。50mmレンズの場合は開放F1.8~f16
交換レンズはEX EE発売時に ワイド35mm F3.5 中望遠95mm F3.5 EX AUTOの発売時に125mm F3.5が追加発売された。
なお。キヤノン初のTTL開放測光、初のEE機能でした。
A レンズには絞り環がありません。捲き戻しクランクと同軸のダイヤルで絞りを調節いたします。
さらに、AE・シンクロの設定もここで行います。
B 直進ヘリコイド
C カウンター
D シャッター速度環 B・1/8 ~ 1/500 ビギナー用なのでしょうね。
E AUTO表示 右側の横線に合わせるとシャッター速度優先オート
F 可倒式のシンクロレバー 専用スピードフラッシュを装着すると距離に応じた絞りが選択される。
ヘリコイドが無限遠迄回らなくなるので通常撮影時はセットしない。
G 捲き上げレバー
H この部分から先が前玉
つ づ く