野蒜/沢蒜(ユリ科)
🌸花言葉は、タフなあなたのことが好き。
「いざ子ども 野蒜摘みに 蒜摘みに わが行く道の 香ぐはし 花橘は
上枝は 鳥居枯らし 下枝は 人取り枯らし 三つ栗の
中つ枝の ほつもり 赤ら嬢子を いざささば 宜らしな 」応神天皇/古事記
(現代語訳)
「さあ息子たちよ、野蒜を摘みに外に出ようではないか。
野蒜を摘みに私が行く道のほとりに咲いている芳しい橘の花の
その上のほうの枝は鳥が止まって枯らしてしまう。下のほうの枝は人が取って枯らしてしまう。
しかし、中の枝は蕾がふっくらしている。だから中のほうの枝を取るとよい。
そんなふうに、頬の赤い乙女を、お前が誘えばよい」
ようするに、「息子よ、野に出て橘の花を摘むように、その乙女を誘うがよい」