《台風》台風11号が来てます。※強風でハスの葉もひっくり返ってます。
「台風は中心よりも進路の右側の方が強いのです。」
船が航行する場合台風の右側は「危険半円」左側が「可航半円」といわれています。
北半球において台風の進行方向右側では、台風の周囲を渦卷く反時計回りの風の方向と、
台風自体が進む方向とが一致するため、それらを合わせると風が強まります。
一方、進行方向の左側では、両者の風向が逆になるため、打ち消しあって風が弱くなります。
このように風の分布を台風の回転と台風の移動との組合せとして理解するというのが、
台風の右側の風が強いことに対する一般的な説明となります。 しかしのろい台風には適用されませんし、
周囲の気圧差の分布にもよりますし、また地球と月の位置、ジエット気流の蛇行等、
他の要因も影響しますので、一般的な知識としてご認識ください。
天気予報の全ては物理現象で説明出来ますが、他の要因が絡み合い複雑さのために、
スパコンでも正確な予報が困難なのです。
※台風とは(気象庁)
熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で
東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ
17m/s(34ノット、風力8)以上のものを「台風」と呼びます。台風は上空の風に流されて動き、
また地球の自転の影響で北へ向かう性質を持っています。
そのため、通常東風が吹いている低緯度では台風は西へ流されながら次第に北上し、
上空で強い西風(偏西風)が吹いている中・高緯度に来ると台風は速い速度で北東へ進みます。