2024年本屋大賞第4位の作品
「スピノザの診察室」夏川草介作
図書館の貸出順番が回ってきて、
やっと読むことができました。
作者の夏川さんは現職の医者なんですね。
実はそんなことさえ知らずに読みました。
内容は…
最前線で活躍していた凄腕の医者が、
妹の死により残された甥を育てるために
一線から退き、
地域医療に携わっていくお話。
いろいろな事情がある患者一人一人に
真摯に向き合い、
どのような医療が必要なのかを考え、
最後まで患者の気持ちに
寄り添っていく姿に感動しました。
困難に対して…
勇気と誇りと優しさを持つこと、そして、
どんな時にも希望を忘れないこと。
本書を通じて、そんな人々の姿が少しでも伝われば、これに勝る喜びはありません。
…と
夏川さんは読者へメッセージを発しています。
これからの自分自身の生き方を考えさせられる…とても素敵な本でした。
また、ベストセラーとなった
デビュー作「神様のカルテ」
2010年本屋大賞2位も受賞されていますが…
実はまだ読んでいなかったので、
早速こちらも読んでみたいと思います。