たしかに、こうでも(疑いようのない善であることが間違いないとされがちな“主人公”を“罪の当事者”の世界に突き落とすぐらい)しないと、ディズニー的な矛盾は解決できないよねぇ…(ディズニー的な矛盾=悪役と決められた人物がたった1人わりをくう、犠牲になり解決される世界。エンパシー(共感能力者)だったハンス王子とか…。でも最近ディズニープラスで観た魔法にかけられて2でこれまた主人公のジゼルが祈りが転じた呪いで意地悪な継母と化す姿、そしてその後劇的なハッピーエンド〈和解〉に着地する姿も観て、ディズニーの創作も進化してたのも確認)
岩波のこの本(たしかトレーシングペーパーに包まれてた時代)、20代前半で読んだ。
フランツ・カフカといえば、私の持っていたフランク・ザッパ率いる The Mothers of Inventionの“We're Only in It for the Money”と"Lumpy Gravy"のカップリングアルバムにカフカの「流刑地にて」が厚手の歌詞カードの風体で付録として付いてました... 往年の岩波文庫っぽい色合いで...。「“We're Only in It for the Money”はカフカの『流刑地にて』を読んでから聴け!」とのザッパからのお達しだったそう...。 わたし、読まないで聴いちゃったけど &上の文字リンクのWikipediaを読んではじめて知ったのだけど、イアン・カーティスはこの作品(「流刑地にて」)からインスピレーションを受けて「コロニー」(『クローサー』収録、1980年)を作曲した。とのことです...
We're Only in It for Money / Lumpy Gravy | |
クリエーター情報なし | |
Rykodisc |
流刑地にて―カフカ・コレクション (白水uブックス) | |
クリエーター情報なし | |
白水社 |
世界の文学 (第39) カフカ (1966年)城・変身・流刑地にて・判決 | |
クリエーター情報なし | |
中央公論社 |
カフカ短篇集 (岩波文庫) | |
クリエーター情報なし | |
岩波書店 |
↑岩波文庫は昔はこんな感じの白いカバーではなく、薄茶色の本体に、トレーシングペーパーのような薄い紙のカバーが巻かれた味のある風体で売られていた....。