島田雅彦氏の著作品、というと、金子國義さんの絵(私、画集持ってて、素敵と想うあまり模写したりしました...)が表紙だった短編集「アルマジロ王」(表題作、安部公房っぽくて面白かった憶え)の中の短編「ミイラになるまで」も想い出す...
島田雅彦の「ミイラになるまで」は、一人の文学青年が自殺を決意して、食料を絶ち、自らが痩せ細り即身仏のごとく肉体がミイラになっていきしだいに意識が無くなっていく様を日々書き記し(文体もそれにしたがって弱っていく様子が表現されている...)、その末死に至るまでを書き表している...(もしかして、この説明文F・カフカの「断食芸人」とのMIXになってしまってるかもしれないけど...)
当時のことは自分的にヘビィ(ヘビ=長過ぎる by.ルナール って安部公房の砂漠の思想に書いてあったが...←特に意味ナシ事項)過ぎてあまり想い出したくないのだけど...、その頃、居候から実家に戻り、母と大喧嘩したのもあり、10日ほど断食しながら小説を書いていた。。。
島田雅彦の「ミイラになるまで」、F・カフカの「断食芸人」に書かれていることを再現してなぞってみよう... とかアホなことを考えて、同じく、自分の体の変化を書き記しながら。。。(こんなことにつかわれても作家の方達は迷惑でしょうけども。。。)
・・・10日後に(飢えのあまり。。)折れて、食べた母の野菜炒めはすごく美味しかった....
でも、なんか悔しくて、(“妙なプライド”も共に折れて...) みじめで、 泣きながら それを食べた憶えがある。。。。。
(まぁ、母の物言いとかが悔しかったりした&私も意固地になったりしてた、のは確かだけど、わたしのたった一人のかけがえのない実母であり〈しかもよく“似てる”って言われたり。。〉、今は仲良しです... 家族の中でもコミュニケーションの努力はヒツヨウ そんなこんなで父と母のお顔を見に、今週末実家に帰る予定~~)
アルマジロ王 (新潮文庫) | |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
↑金子國義氏による表紙のデータが付いてなかったので、、トップ画像として貼付けときました~~~
変身・断食芸人 (岩波文庫) | |
クリエーター情報なし | |
岩波書店 |
↑F・カフカの断食芸人 F・カフカ、これだけ独創的で価値のある作品を書き遺しながら、自分が死んだら、それらをみんな処分してほしいって親友に頼んでたのが、ヘンリー・ダーガーのイメージと重なる...(こちらは画家だけど... &気付いたら優しいサヨク~の表紙絵で使われてる...私が持ってたのとは別ヴァージョン..)(そして、ミュージシャンの中にもそういうタイプのヒトって居ますよね。。。)