でもそのこと自体(幻想が壊れること自体)が恋愛的瞬間だ、と吉野朔実氏が、著作品「恋愛的瞬間」の登場人物の心理学者・森依四月に語らせてましたが・・・
お友達の居ない美少女が彼女に対して恋煩いレベルの思慕を寄せていた男の子に愛の告白をされる。「僕の恋人になってください」と・・・
彼女は(心理学者・森依四月に「女性であること、そのものがあなたのコンプレックスなのだから、あなたは気にする必要がない。お友達を作って楽しく暮らすこと、」とのアドバイスを受けたことを想い出して・・・)「(ハッ!! )それでは、お友達だったら・・・!!」と返事をする。
すると、「友達。。。としては役不足かな。。。」と告白した張本人にミもフタもなく本音を吐露される。。。(告白した本人は、自分の女友達たちに「なんと失礼な!!」とボコられる)
「でも仕方がないじゃないか、僕は友達には笑いのセンスを求めているんだ!!! 彼女にそれがあると思うか?? 僕には彼女が女の子にしか見えない!!!」(またしても、トリックアイズ。。?? もしくは一部分を照らして思慕を寄せる錯視・・・ 遥か遠くで輝くエヴァンジェリーンへの想いのように)
(この作品が好きすぎるあまりの“意訳”になってるかもしれませんが、、以上、(記憶の中の..)吉野朔実さんのオムニバス作品「恋愛的瞬間」の最初のお話“恋愛的瞬間”より 最後の部分は私の見解・・・)
その後(一方的な幻想が壊れた後)彼らは実体をともなう二人の時を築いていくことになる・・・
恋愛的瞬間 (1) (マーガレットコミックス) | |
クリエーター情報なし | |
集英社 |
“自分の中に 他人が映る
他人の中に 自分が映る
あざやかに・・・”