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『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

リペア

2023-02-23 15:33:37 | 音楽・フルート
「両腕と楽器を消す」となりまだ数日ですが、急にロット達が鳴らなくなった。

といっても、故障という訳ではなく、キィを押さえる指の圧がぐんと減ったので、微妙な塞がり具合が変化したため。

力を少し加えれば、鳴るけれど、そうなると、せっかくの響きが損なわれる・・といっても先週までは、それで吹いてたのにね。

ということで、急遽SOSでリペアマン・綾部真樹さんにお願いしました。

幸い祝日の本日、都合を付けていただけることとなりました。

最初は私が川口のご自宅までうかがう予定だったのですが、横浜までお越しいただけるとのことで、感謝!

お互いの都合が付かない時は何日かお預けして、となるのですが、本番8日前、となると、こうして調整し、その場で吹いて、また調整し、を繰り返すことができるのは、本当にありがたい。

こうした微細な調整をしていただいているからこその、ヴィンテージ楽器。

ちゃんと吹いてやらないといけないね、と改めて、心も引き締まります。

ピピはとても綾部さんに懐いていて、大歓迎。

コルクのおもちゃももらって、ご機嫌です。








今2時間10分かけて、初代のリペアが終わりましたが、素晴らしい仕上がりです。

・・全然違う!!💓💓💓



(告知)公開レッスン『古武術に学ぶ楽器奏法』&コンサート 4月9日(日) 稲毛音楽室

2023-02-18 12:05:35 | 音楽・フルート




音楽家講座でご縁を頂き、その後何度も、私の奏法をご自身のピアノ奏法の参考にするため千葉市・稲毛から横浜までレッスンにいらしてくださっているピアニスト・吉岡由貴さんが主宰している『稲毛音楽室』。

https://ongakusitu.com/studio/
千葉市稲毛区稲毛東5-1-30
(京成稲毛駅前あかりサロン裏 コインパーキング向こう側の茶色い平屋)

このスタジオでは国内外で活躍されている音楽家、そして吉岡さんが良いと感じられた音楽家を招いての様々なイベントが行われています。

オペラの富原さん同様、吉岡さんもコンサートでの演奏を聴いて、お声がけくださりました。嬉しいことです。

風光明媚な稲毛は古くからの別荘地だったところで、豊かな文化が継承されてきた地。
初めて行くのですが、楽しみです。

地元のお客様も沢山お越しになってくださるとのことで、親しみやすい日本のメロディーと美しくわかりやすいフランスの音楽のご紹介をすることにしました。

公開レッスンは久しぶりですが、受講者・聴講者共に、その場で瞬時に変化する楽しさ・面白さを味わっていただけることと思います。

お近くの方、もちろんご遠方からでも、小旅行を兼ねて如何でしょう?
どうぞよろしくお願いいたします。

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公開レッスン『古武術に学ぶ楽器奏法』&コンサート

2023年4月9日(日) レッスン10時~(4名)
             コンサート(15時~16時)

レッスンを受ける方・・・5000円(受講料)
レッスンを見学する方・・・2000円(聴講料)
その後コンサートを聴く方・・・+1000円(チケット料)
コンサートのみ参加の方・・・2000円(チケット料)

(公開レッスンスケジュール)
Ⓐ10時~ Ⓑ11時~ 12時15分~ Ⓓ13時15分~

(コンサート)15時~16時(開場14時30分)

春のコンサート ~フランスのエスプリと日本の抒情~

(フランスのエスプリ)
1.シチリアーノ        ガブリエル・フォーレ(1845~1924)
2.シランクス         クロード・ドビュッシー(1862~1918)
3.私の可愛い人形       デオダ・ド・セヴラック(1872~1921)
4.センチメンタル(『フルートとジャズピアノの組曲』より) 
                   クロード・ボラン(1930~2020)
(日本の抒情)
5.七つの子変奏曲               林光(1931~2012)
6.柴の折戸                 川崎優(1924~2018)
7.霧島                 葉加瀬太郎(1968~)
 8.水月                 白川真理(1958~)


フルート:白川真理      ピアノ:吉岡由貴
  
お問い合わせ・お申し込みは
稲毛音楽室 yukiyuutamiu@gmail.com 090(4399)9681

私へのメールでも大丈夫です。karadatoongaku@gmail.com

合わせ練習『トスカ』

2023-02-17 23:57:04 | 音楽・フルート
3月3日のコンサートの合わせ練習第二弾。

ナレーターとして、トスカの立ち稽古に参加しました。

幸いにも、ナレーションを読み上げるテンポや間合いも気に入っていただけ、一安心。

なんといっても役得だったのは、間近に素晴らしいオペラ歌手達の声を聞けたこと。
富原淑子さんのトスカ、宗像成弥さんのカヴァラドッシ、そして清水良一さんのスカルピア。
皆素晴らしく、身体に染みわたる心地良い声を全身で味わう事ができました。

響きの温泉にどっぷり浸かった様な感じで、細胞が喜んでいる。
とても身体が整った心地で、今もじんわりと感動が残っています。

ピアノの河崎恵さんも素晴らしく、古いヤマハのアップライトからオーケストラの音色を紡ぎ出していました。

ミュンヘンに居た頃は3日と開けずに通い詰めていたオペラ劇場。

あの頃は全身の細胞が震える感動が日常だった。

帰国してからすぐに行ってみた「ラ・ボエーム」にとてもとても、がっかりして以来、日本でのオペラ鑑賞は諦めた。

海外からの引っ越し公演も何度かは聞いたけれど、数万円という値段の割にはそれほどでもなく、やはりどうしてもオペラというのは、難しいのだなあ、と。

その内、甲野善紀先生と出会い、先生の動きを見たり、撃ち合う木刀の澄んだ響きを聴いている方がよほど美しく、感動的で、コンサートに行くよりいいなあ、これで、もう満足かもなあ・・と感じるように。

そんなこんなでいつの間にかすっかりオペラからは遠ざかってしまっていたのだけれど、
目の前で繰り広げられる様々なトスカの場面、楽曲に一気に気持ちはミュンヘン時代に。

同じ感動が久々に蘇ってくる声でした。

練習風景を見ることが出来たのも、とても為になった。

トスカの生い立ちまで遡ってキャラクター設定し、それに基づいた動きを演出する。

ただ楽しんで見るているのと、作り上げる側から見るのとでは、全く違う風景。

イタリア語の歌詞を覚えて、歌うだけでも大変なことなのに、そこに立ち居振る舞いと演技が加わる。

改めて、オペラ歌手の凄さ、素晴らしさに感じ入った次第です。

ますます、3月3日が楽しみになりました。
私のナレーションもオペラの構成要員の一つと思うと、とても嬉しい。

先日合わせをしたギターの宇高靖人さんもそうですが、こんな気持ちの良い音を持つ
音楽家ばかりに恵まれて、本当にただただ感謝です。

あと2週間。良い本番となる様、過ごしたいと思います。

今夜は、ただただうっとりで、写真は失念。

代わりに、今日の温かさの中咲いていた梅を。

春です!






合わせ練習

2023-02-16 12:29:49 | 音楽・フルート
ギターの宇高靖人さん、ピアノの河崎恵さんと一緒の合わせ練習でした。

今回、時間の関係もあり、河崎さんは『トスカ』を演奏されることもあり、フルートとの共演はユーのファンタジーのみとなりましたが、最後にアンコールで3人で一緒に一曲やる予定です。

宇高さんと河崎さんは初顔合わせでしたが、息もぴったりで、3人での演奏も良い感じに仕上がりました。

「なんだか、森の中に居るみたいです!」

と何度も河崎さんが仰ってくださったけれど、確かにそんな感じのする響きの素敵なトリオです。

私が編曲したものなので、実際に音を出しながら、色々と変更も加え、一緒に作っていくのも楽しい作業でした。

その上、宇高さんから私達に「逆チョコ」のプレゼントも。

  ・・・・う・れ・し・い・・💓





伝承ホール 打ち合わせ

2023-02-04 22:11:09 | 音楽・フルート
伝承ホール(渋谷区文化センター大和田)で打ち合わせ。

https://shibu-cul.jp/denshohall

主宰の富原淑子さん、音楽監督の青木素子さん、そして私も。

会場責任者の藤本さんの案内で、ホール見学。

音も少し出せるということで、吹かせていただき、一安心。

ここでは演奏したことがなく、何度かフルートのコンサートを聴きにいったこともあるけれど、とても広く感じていてやや不安がありました。

でも実際ステージに立ってみると、それほどでもなく、むしろ、この会場独特の芝居小屋的な包み込まれるような雰囲気があり、落ち着くなあ、と感じました。





富原さんが客席で響きを聞いてくださいましたが、充分に響いているし、当日は反響版も設置するので、全く問題ない、とのことで一安心。

その後は部屋に移動し、富原さん作成の「舞台進行表」や「付け帳」に基づいての打ち合わせ。

第一部の室内楽では、解説のマイクをどのタイプにして、どこに設置するかなど、細かく決めましたが、まあその程度。

第二部のオペラ「トスカ」では・・
演奏会形式とはいっても、せっかくの伝承ホール。会場の雰囲気を生かした簡単な演出も取り入れることになったとのことで、舞台には様々な小道具が設置されることになり、その打ち合わせ。

日頃、馴染みのない「箱馬」とか、「血染めのシャツ」(カヴァラドッシのね)等、横で聞いていて、ワクワクしてきます。

ナレーションはここで。


いよいよあと一か月となりました。

どうぞお越しくださいませ!




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ちなみに、渋谷は行くたびに変化していて、毎回カオス。

この日も、西口に出るのに少々手間取ってしまいました。

地下鉄から西口への行き方として、わかりやすいのは、A5で地上に出て、目の前の井の頭線乗り換えのエスカレーターを昇って、(井の頭線乗り場と反対側となる)左に進むと、正面上に、大きな岡本太郎の壁画が。




その下にある通路を進んで、246にかかる陸橋に出る、というものです。
また変わるかもしれないのですが、多分このルートは大丈夫かな?と。

初めて伝承ホールにいらしてくださる方は、どうぞ、お時間にゆとりを持ってお越しくださいませ。