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ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【本】カイン 自分の「弱さ」に悩むきみへ

2009年01月11日 08時14分56秒 | 読書記録2009
カイン 自分の「弱さ」に悩むきみへ, 中島義道, 新潮文庫 な-33-5(7746), 2005年
・人生に悩む架空の青年T君へ宛てた筆者からの手紙、という形で、筆者自らがこれまで会得した "カイン(マイノリティ)として生きる術" を平易な言葉で語る。
・マイノリティとしての実体験についてはいまいちピンとこないが、普段からぼんやりと頭の中にあり、形を成していなかった事柄について見事に言語化されている部分が随所にあり。
・「ぼくはたいへん不幸な少年・青年時代を送ってきて、ほとんど死ぬ瀬戸際をさまよっていたのだが、血の出るような気持ちでそう書いても、現実のぼくに会うとほとんどの人は信じてくれない。」p.9
・「善良な読者は概して想像力が乏しくて困るが、書く物の印象と現実の作家の印象は異なってあたりまえ。(中略)何かここには浄化作用とでも言えるものが働いているらしい。日ごろ携わっているテーマが思いきり暗いことばかりだから、生き方はその反動でかえって明るくなるというメカニズムである。」p.10
・「ぼくは少年のころや青年のころと同様、いまもはなはだ不幸であるが、一つの強さはぼくがまったく幸福を求めなくなったことにあるのかもしれない。他人にも自分にもほとんど期待しなくなったことにあるのかもしれない。(中略)つまり欲しいものがほとんどなくなると、ひとは強くなるということだ。」p.12
・「ひとは、無性に欲しいものがあり、それをほとんどの他人もまた望んでおり、しかもそれを手に入れることが可能な場合、確実に不幸になる。  しかし、人間とはこういう条件のもとに、また幸福をも感ずるものだから、ぼくは幸福にも不幸にもなりえない。幸福と不幸との彼岸にいる。」p.13
・「ぼくが「弱い人」に言いたいこと、それはきみが強くなりたいのだったら、強くなる修行をしなければならない、ということだ。だが、それには多大な犠牲が伴う。」p.16
・「強くなるためには、きみは膨大な数の他人を捨てねばならず、彼らを無視しなければならず、彼らの期待にそむかねばならず、彼らから嫌われなければならず、彼らに迷惑をかけねばならず、あえて言えば彼らを(精神的に)殺さねばならない。」p.17
・「ぼくはきみになんにもしてやれないけれど、一つだけ自信をもって言えることがある。「とにかく死んではならない」ということだ。  正確な理由はわからない。しかし、とにかく死んではならないんだ。」p.23
・「これはぼくのカント解釈だけれど、「たったこのまえ生まれてきて、たちまち死んでしまうこのぼくという存在は何なのか」という問いを求めつづけること、これが最高の生きる目的なんだよ。答えが与えられなくとも、答えを求めつづけることそのことに価値がある。」p.27
・「だが、そのころぼくは思った。なぜこんなに生きるのが辛いのだろう、と。それには何か理由があるはずだ、と。それを知りたい、と。」p.29
・「「どうにかしてやりたい」と日々思いつづけ、きみの願いなら何でもかなえてやりたいと願っている。とても理解のある「いい親」だよね。  そして、いいかね。そういう「いい親」こそ、きみをしばりつけ、きみを生きにくくさせている張本人なんだよ。それを打ち捨てろと言ったって、一気にはできないだろうけれど、まずそれを自覚しよう。」p.39
・「50歳を過ぎて、ぼくは自分の人生を洗いざらい見直して、やっとその残酷な構造が見えるようになったんだよ。  ぼくは、自分が「いい親」に温かく見守られた「いい子」であり、幸せ者だと錯覚していた。」p.47
・「哲学的であること、それは病的であるということだ。この等号をぼくは信じていた。それはとても危険な信仰であった。(中略)こうして、ぼくは「哲学病」に自分を追いこむことしかないと思うようになった。」p.65
・「ぼくに向かって「何さまだと思ってるんだ!」と怒鳴りつづける人は、ある少年が期待の重みから抜け出すことのできない苦しみを知らない。」p.72
・「あまりにも苦しいときは「ぼくは死ぬ、ぼくは死ぬ……」というおまじないを唱えるのだった。ぼくは、どんなに苦しくても死のうとしなかった。なぜなら死ぬことが冷や汗が出るほど怖かったから。そんなとき、時折「離人症体験」がぼくを襲った。」p.73
・「きみは『旧約聖書』の「創世記」にあるカインとアベルの話を知っているだろう? 兄のカインと弟のアベルはともに主に供え物をしたが、主はアベルの供え物を喜び、カインの供え物を喜ばなかった。そのために、カインは憤り、嫉妬のあまりアベルを野原に連れ出して打ち殺してしまったという恐ろしい話だ。」p.80
・「主はカインに出会う者がだれも彼を撃つことのないように、カインにしるしを付けられた。  (「創世記」第四章13-15節)  これがカインのしるしだ。あらゆる人間は、このしるしがついているわずかの者とついていない圧倒的多数の者とに判然と区分される。」p.81
・「少年たちがすぐにキレるのは、ぼくの考えによると、正しい怒り方を学ばなかったからだと思う。正しい怒り方とはなにか? それは、なぜ自分が現在の状況に対して怒っているのかを正確に認識し表出する能力を基本にする。」p.91
・「「いい子」はある日突如として、自分が犠牲者であることを悟る。まわりの者がいかに一致協力して自分を駄目人間に仕立てあげてきたかがわかる。怒り心頭に発し、「だまされていた!」という一言がからだ全体を貫く。もはや、親がどんなに謝っても、許すことができない。(中略)ある種の「いい子」は、こうしてある日大変身を遂げて、その後の人生を親に対する復讐に費やすのだ。家庭内暴力やひきこもりはこうして起こるものだ、とぼくは思っている。」p.110
・「こうした自分の体験から、きみに言っておきたい。全部自分が悪いのでもなく、全部親が悪いのでもない。きみは正しく自分を責めねばならない。責めることをやめよ、とふたたび善人たちはきみに命ずるが、それはきみにはできない相談だ。」p.117
・「善人たちは友人をもつこと、恋人をもつこと、みんなと喜怒哀楽を分かち合うことを当然のように主張する。とりわけ、ひとりは耐えがたいことを当然のように語る。だが、ぼくはひとりが好きだった。いまでも好きだ。  ぼくはひとりで食べることが好きであり、ひとりで酒を飲むことが好きだ。(中略)ひとりにまさるものはない。」p.121
・「いいかい。絶対ひとに迷惑をかけたくないと思ったら死ぬしかないのだよ。しかし、死ぬことは、きみの親やきみの友人やきみの先生や膨大な数の他人に多大な迷惑をかける。だから、それさえできない。つまり、誰も生まれてきた以上は、ひとに迷惑をかけることをやめることはできないのだ。これはわれわれの運命なのだ。」p.129
・「何と言われようともきみは自己中心主義に徹しなければならない。きみは、油断すると、前後左右のマジョリティのしかけてある罠に落ち込む。」p.142
・「時代を語ることのできる者、「昔はこうではなかった」としみじみ語ることのできる者は、自分が時代とともに歩んでいると思い込んでいる。自分の生活がその時代とぴったり一致していて違和感のない者である。」p.149
・「ぼくには、なぜみんな学校が楽しそうなのかわからなかった。なぜ、みんな偏食なく食べることができるのかわからなかった。そして、とりわけなぜみんな死ぬのが怖くないのかわからなかった。何もかもわからなかった。  そして、いまでもわからない。なぜ、みんなわかったふりをするのか。なぜ、みんな問いつづけようとしないのか。なぜ、みんな紋切り型の回答を出して無理にでも納得しようとするのか。何もかもわからない。」p.151
・「マジョリティすなわち善良な市民は、こうして自分たちの傲慢さを反省することが絶対にない。これはほんとうに罪なことである。」p.153
・「ぼくにとっては、よっぽどいまの社会のほうが居心地がいいよ。いまは、かならアブノーマルなことを言っても受け入れてくれるだけの精神のゆとりがある。集団生活が厭でたまらないことは、ひきこもる者が100万人近くいるいまでこそ大声で言えるが、当時は言えなかった。自分の子供がかわいくないなんて、当時は言えなかったが、現代はこれもすんなり受けとめてくれる。  ぼくたちにとってはなかなか生きやすい時代の到来というわけだ。乾杯しようじゃないか!」p.154
・「ぼくは論旨を明快にするために、マジョリティ(善人)とマイノリティ(カイン)をあえて暴力的に対立させているのだが、そのことを自覚したうえで言うと、マジョリティとはいつの時代でも、救いようがなく鈍感な奴らなんだ。自分たちだけがまともであると全身全霊で確信し、おのれを批判的に見ることがまったくできないんだね。そうした神経の回路がまったく発達していないんだね。」p.157
・「カントはそう教えてくれる。  それを知ったとき、ぼくは救われる気持であった。そうだ、ぼくは他人にこだわる必要はないんだ。わかってもらいたい、愛してもらいたい、気づいてもらいたい……という要求をもつ必要はないんだ。ぼくのまわりにうごめく人々は、ただぼくに「対している」だけの存在なんだ。ぼくが意味を与えればいいのであって、それ以上の意味を詮索するのは無駄なのだ。」p.174
・「森羅万象はぼくの表象にすぎない。ぼくは、このことを確信した。そして、ぼくは誰からも危害を加えられない存在になった。完全に安全になった……。  だが、ぼくは喜んでいいのだろうか? ぼくは自分の安全と引き換えに、すべてを失ったのだ!」p.175
・「ぼくは、たしかにあまり苦しまなくなった。だが、楽しいこともなくなったのだ。ぼくは他人を愛すること、憎むこと、恨むこと、知りたいと思うこと、軽蔑すること、尊敬すること……が真剣にできなくなった。他人はあまりにも「気にならない」存在に変貌してしまった。」p.176
・「こう書いていても、ぼくは自分が相当変な男になったもんだと自覚するよ。だが、カントの最大のメッセージは「幸福を第一に求めてはならない」ということだ。もう以上の分析から、当然ぼくが幸福から見放されていることはわかるだろう? 人間は「存在する」さまざまなものや他人との交流のうちで幸福であるからだ。」p.181
・「だが、カントは人間は幸福を無条件に求めてはならないことをぼくに教えてくれた。幸福を第一に求めることは、むしろ悪なのである。それこそが「根本悪」なのだ。(中略)カントは真理を第一に求めねばならないと言う。ぼくの解釈によれば、何をしても「どうせ死んでしまう」という絶対的不幸の枠組みが真理である。この枠組みをけっしてごまかさずに生きるとき、ひとは幸福にはなりえない。このことをずっと直視して生きること、それが哲学的に生きることなんだ。」p.183
・「こうして、残酷なことに、われわれが(道徳的に)正しいことをしていると自覚していればいるほど、社会的に正しいことと認定されている行為であればあるほど、その行為は正しくないのである。」p.193
・「ぼくは自分の体験から確信するのだ。ひとが悩み苦しみながら真剣に選択したこと、そこにはまちがいがない。それは、いつだって「正しい」選択なんだ。」p.201
・「こうした重要な選択において、ぼくは自分でもおかしくなるほど要領が悪いのだ。いわば、厄介なほうへ厄介なほうへ、困難なほうへ困難なほうへ、自分が苦しむほうへ苦しむほうへ、と選択しているのだ。」p.202
・「書くというのは不思議な作用で、きみが何かのために書くのではないと心の底からわかったらしめたものだ。きみはきみを救うために書くのですらない。きみは、書くことによって救われないことを知っているからかくんだ。きみが救われないことを確認するために、確認しつづけるために書くんだ。  また、ぼくの話をしよう。絶対的不幸はあらゆる些細な日常的な不幸を蹴散らしてくれるが、ぼくを究極的には救ってくれない。それを確認するために、ぼくは書きつづけている。救いが最高の生きる目標になった瞬間、ぼくは書くことをやめるだろう。」p.208
・「書くとは、自分に向かって語ることだとぼくは思っている。他人(読者)は、ただそのための手段にすぎない。」p.208
・「繰り返し言おう。「なぜ生きるのか?」という問いに対して、「それを知るために生きるのだ」という回答が、いちばん優れているようにぼくは思う。きみはなぜ書くのか?  それを知るために書くのだ。」p.210
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▲閉店【食】さっぽろ焙煎ラーメン みのや 美園店 [ラーメン@札幌]

2009年01月10日 22時01分55秒 | 外食記録2008
▲閉店 後に『麺屋 凪冴』が開店 [2018.1.30記]
さっぽろ焙煎ラーメン みのや 美園店(みそのてん)[ラーメン@札幌][HomePage][Yahoo!グルメ]
2008.12.14(日)17:40入店(初)
注文 蔵出し芳醇白味噌 700円

 
・札幌市豊平区の美園を通る環状通り沿い。国道36号線との交差点から100mほど北寄りの角地にあるお店。隣に駐車場はありますが、ちょっと窮屈で、停めるのに気を遣います。少し離れたところにも臨時駐車場があるようです。

・店内は2~4人掛けのテーブルが5卓とカウンター4席。

・正油と味噌は各 "こってり" と "あっさり" 味があります。"こってり" 焙煎仕様の方がこの店の売りのようですが、気分は "あっさり"。という訳であっさり味噌味を注文。メニュの説明 → 「北海道産の大豆とお米からできた白味噌を使用。麹の芳醇な甘味と上質なコクが味わえます。」
  
・具はチャーシュー1枚、挽き肉、長ネギ、タマネギ、モヤシ、メンマほか。スープは特にあっさりという印象も無く、説明が無ければただの味噌ラーメンに感じます。これといって特徴の無いチェーン店風味。

 
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【写】美園6丁目広場(登別)

2009年01月10日 08時08分41秒 | 撮影記録2008
●美園6丁目広場(登別) 撮影日 2008.9.17(水) [Yahoo!地図]
・大学の近所から見える、前々から気になっている場所は一体どうなっているのか、時間を見つけて確かめに行ってきました。

・大学のグラウンドそばからの登別方面の山の眺め。

・あずま屋がたっているらしいが、展望台でもあるのかな?? 気になる。。。

・グラウンドの脇の道を山側へ進む。
 
・鷲別川にかかる橋。立っているこちら側が室蘭で橋の向こうは登別。川が町境になっています。幅が狭く、自動車は通行不可。

・橋を渡ったあちら側の木の生い茂った道。
 
・まっすぐ、急な坂を登る。右の写真は坂の急傾斜度合いを表現したかったのですが、いまいちわかりづらい。

・坂を登ると舗装は途切れ、草の生えた道に。

・謎の鉄塔。

・山の上なのに、何故か水が湧き出しています。

・芝生の広場に出たと思ったら、数字のついた旗が所々に立っています。「パークゴルフ場!?」 こんなところにこんなものがあったとは全く知りませんでした。

・パーグゴルフ場のど真ん中に建つ、水道関連施設と思われる円筒形の建物。
  
・斜面には、古代遺跡を思わせるような壁がついています。壁に埋め込まれたプレートには「昭和55年度 緊急治山事業 北海道」の文字が。
 
・広場からの水元町の眺め。

・最初にこちらを見上げていた駐車場。
  
・広場の縁には黄色い花がたくさん咲いていました。

・イタンキ浜方面のアップ。かすかにトッカリショの岩が見えます。

・問題のあずま屋に到達。この日は人の姿はありませんでしたが、芝生はきれいに刈られているので、利用者はいくらかいるようです。
 
・あずま屋付近からの眺め。
 
・あずま屋を過ぎて出口へ。振り返ってみると、こちらが正面入口で、私が入ったのは裏口だったようです。
 
・「美園6丁目広場」の立て札。こんな名前が付いていたのか……はじめて目にする名称。その脇には、何故か水の湧き出すパイプが突き出ています。用途不明ですが、飲むのは危ない感じ。
 
・道をまたいで向こう側もひょっとした広場になっています。

・もう長いこと使われていない感じの整地器具。『巨人の星』を連想する。
【コンダラ】(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A9
 
・広場の端の行ける所まで行って振り返った図。この日は汗ばむような良い陽気でした。
 
・帰りは、上ってきたのとは別な道を降りる。左が坂の上から、右が下から見上げた眺め。
・探索より無事帰還。永年の疑問が晴れ、一つスッキリしました。
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▲閉店【食】CRAZY AKKO'S ライスカレー [カレー@千歳]

2009年01月09日 22時09分51秒 | 外食記録2008
▲閉店 [2010.2.9記] 『駅前食堂 千歳屋』は近所に移転したらしい。
CRAZY AKKO'S ライスカレー(クレイジー あっこズ らいすかれー)[カレー@千歳][グルメウォーカー]
2008.12.14(日)12:55入店(初)
注文 モツカレー 750円

  
・場所はJR千歳駅のど真ん前。目をひく黄色い看板に、どんな店だか気になっている人は多いのではないでしょうか。私も気になる一人で、ついにその店に特攻してみました。店の前まで来ると、その怪しさに一瞬「やっぱり止めておこうか……」と躊躇しますが、勇気を出して入ってみる。右の『駅前食堂 千歳屋』の白い暖簾がかかっているのが入口です。『千歳屋』の店舗の一部を間借りし、土日祝の昼のみ営業。ちょっとした幻のカレー店。
 
・店内は細長いL字の構造で座席はカウンターのみ約8席。元気なお姉さんが注文をとりに来ますが、この方が『CRAZY AKKO』さんでしょうか。一人で店を賄っているようです。

・メニューはカレーが5種と、写真が撮れなかったのですが飲み物もいくらかあったと思います。ありそうでなかなか見ないホルモン入りのカレーを注文。カレーなのでパッと出てくるものかと思いきや、意外と(10分強?)待たされました。大きな皿に盛られて豪快に登場。ミニサラダつき。

・基本的に注文時には辛さについての指定は無く、カウンターに置かれたガラムマサラを使ってお好みで調節するようです。
  
・出てきたカレーは、うちの母親が作るカレーに雰囲気が似ています。手作り感満載で、辛味の中にも野菜他からでる甘味が混じり複雑な味わい。コクの点で母親のカレーが一歩リードしていますが、時間や費用に制限のない家庭料理と比べてしまうのは少々コクかもしれません。ゴロゴロ入っているホルモンもなかなかいい感じ。その他、ゆで玉子がまるごと一個入っていたり、ジャガイモ、ニンジン、ナス、キノコ、ピーマン、キャベツなどなど野菜もたっぷりです。

・大根とレタスのミニサラダ。
  
・同席の某氏が注文した『角煮カレー(800円)』。角煮も美味。
・「大学のそばに建つ昔ながらの人気店」といった雰囲気のお店です。これだけ作り込んだカレーで料金が700円からというのはほとんど儲けが出ていないのではないでしょうか。(若い)男性にはかなり受けそうですが、店の怪しい雰囲気と量の多さから女性の受けは悪いかもしれません。『ハーフサイズ ミニデザート付き(500円~)』なんてあればまた客の入りが違ってくるのではないかと感じますが、もともと店が狭いのでそこまでしなくとも充分なのかも。

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【旅】中国(秦皇島・北京)旅行4日目 後編

2009年01月09日 08時00分11秒 | 旅行記録
<2008.10.21(火) 4日目 後編>

●12:05 天安門広場のちょっと手前でバスを降り、昼食会場へ徒歩で向かう。途中にあった名所らしき建物。ガイドさんが説明してくれたが、遠くて聞き取れず。

●12:15 『天安門倣膳』で昼食。『宮廷料理』の "ほんの極一部" を味わえる、というお店。それだけ本物の宮廷料理はとんでもない量らしい。ここまでで一番 "口に合う料理" でした。

●13:10 天安門広場へ。観光客でいっっっぱい。詳細後日。


●14:05 故宮博物院(紫禁城)へ。詳細後日。

●15:00 南側から入った故宮博物院を北側に抜ける。

●15:25 バスに乗車。バスの駐車が許された地点までしばし歩く。

●15:55 オリンピックスタジアム『鳥の巣』脇をバスで通過。見学ハイしゅうりょー!


●16:30 バスは『万里の長城』を目指してひた走る。「やけにバス内が静かだな」と思い、ふと振り返ってみると。。。死屍累々たる屍の山が。旅行も終盤になり皆さんお疲れの様子。この一枚が今旅のベストショットかも。

●16:50 万里の長城着。日暮れ間近のところを慌しく観光。詳細後日。

・長城を見終わり、通訳として参加した中国人の学生さん、通称 "じゅんこちゃん" とのツーショット。日没間際でほとんど真っ暗でブレてしまった。。。 日本語はほとんど "ペラペラ" のレベルで通訳としてだけでなく、食事の時などには、「コレお代わりー」「お茶が無いー」「ハシ落としたー」「代えの皿くれー」などなどワガママな大団体の要望に次々と対応し、ロクに食事も摂らずに八面六臂の大活躍。明るいキャラクターでもあり、参加者の間で人気者でした。この長城見学の際も、迷子が出ないか気を配り、団体のしんがりを務め、「ぴかりんさん、はやくー!」と、一番遠くまで行っていた私が追いつくまで待っていてくれました。そして、追いつくと並んで歩きながら長城についての説明をいろいろとしてくれたり。。。明るく元気で頭がよくてとても気が利く、「こんな娘さんを嫁にもらう男はさぞや幸せだろうなぁ~」と思わせる、面白カワイイ娘さんでした。

(後日談)
 苫小牧某所での華やかなパーティー会場にて演奏の機会がありました。パーティー開始前に参加者たちが通り過ぎるそばで出番を待っていると、参加者らしき若い女性が突然私の顔を見て立ち止まる。見ると、びっくりした顔をして私の顔を見ながら、「な、なんでこんなところで・・・・・・!?」と立ち尽くしています。な、「なんで?」と言われましても・・・・・・どっかで会ったことのある方でしたっけ?? ぴかりんの頭の中味はフル回転で過去の記憶を掘り起こし、人物照会。間もなく回答発見。

「じゅんこちゃん!!?」

予想もしなかった再会です。メガネは外してコンタクト、束ねていた髪は下ろし、パーティ用にドレスアップした上、化粧はバッチリ。別人です。気づくわけがありません。「か、かわいい。。。」 なんだ、この、ドラマのような展開は。このシチュエーションは反則です。このような特殊な事情もあいまって、思わず『ドッキリ』してしまいました。自分が不潔なオッサンであることを思い出し、その感情を必死で揉み消す。後から聞くところによると、苫小牧の某大学の留学生だとのことで、中国の大学の学生さんだと思いこんでいたものだから、余計にびっくりしてしまった。結局、連絡先も聞かないままそれきりで、ちょっと後悔。

●19:00 北京のレストランにて夕食。メニューはしゃぶしゃぶ。たまたま隣に座った高校生の男女2名にいろいろ話を聞く。聞けば、女の子は生徒会長で学校を代表して参加しているとのことでびっくり(失礼ながらそう見えてなかった)。他の参加者は早々に食事を切り上げて、レストラン併設のみやげ物店に直行。カルテットメンバー VcのTさんと酒を酌み交わしつつ盛り上がっていたところ、気がつくと残ったのは二人だけになっていました。「そろそろ出発ですよー!」の言葉に、慌ててバスへ駆け込む。

●20:10 レストラン発。バスで宿泊するホテルへ向かう。バスが走りだしてから気がついた。「トイレに行っておけばよかった。。。」 しかし、時すでに遅し。しこたまビールを注がれたお腹はパンパン。そこからホテルに着くまでの20分間はまさに地獄でした。油汗ダラダラ。

●20:30 ホテル着。荷物も受け取らずに、まずはトイレへ駆け込む。ギリギリセーフ。

●21:25 ホテル出発
・中国最後の夜とあって、ホテルに到着後も出かける気マンマンでしたが、他の年長メンバーは軒並み「もう、つかれた」とお休みモード。その中で唯一、「もし出かけるなら私も連れてって!」とやる気マンマンのTさん(Vc)を伴って夜の北京の街へ。とは言ってもどこへ行ったらいいのやら、さっぱり見当がつかないので同行のガイドさんに尋ねたところ、「北京の銀座」と呼ばれる繁華街『王府井大街』を教えてもらい、そこだと危険も少ないとのことなので、ホテル前のタクシーをつかまえてそちらに向かう。写真の地図中、右上の赤丸がホテルで、左下、故宮博物院の右の赤く塗られた通りが目的地。

●21:45 タクシー下車
・地図上だと歩いて10分ぐらいか、という距離ですが、実際は車で20分ぐらいかかる結構な距離でした。北京の距離感覚には要注意。現地の人の「すぐ近く」は2~3kmだったりするらしい。
・信号停車中、タクシー運転手のおじさんに地図を差し出し、「今、どこですか?」と日本語で聞いてみたが、返ってきたのは「・・・・・・ごめん、何言ってるかわからん」と言いたげな、困ったような苦笑いのみ。
・タクシーを下車したところで、この旅を通じて最大のトラブルが発生。タクシーを停めてもらうと、ちょうど入れ替わりの乗客が。タクシーを降り、「さあ、行くか!」というところで、後ろから呼び止められる。「○×○×ーー!!」何を言ってるのかはさっぱり分かりませんが、その入れ替わりで乗った乗客が叫びながら手にしているのは、私の財布。どうやらタクシーに置き忘れてしまったようです。。。

その財布は日本で使っている物そのままで、現金数万円、クレジットカード、銀行・郵便局のカード、コピーカード、運転免許証、家の鍵、実家の鍵、職場の鍵、その他もろもろ全部入っていました。夕食時の酒が残っていてかなり酔っ払った状態で、落としていたことには全く気づかず。後から考えれば考えるほど冷や汗ものです。もし入れ替わりの客が財布に気づかなかったら? もしそのままネコババしてたら? そもそも入れ替わりの乗客がいたことが奇跡的です。降りたタクシーに次の客が乗り込むなど経験がありません。神の存在を信じたくなるような一件でした。
・きれいにライトアップされた、デパートが立ち並ぶ街中にポツンとたたずむ教会。札幌の時計台と雰囲気がよく似ています。観光名所のようで、カメラを手にした観光客が数多くいました。

・繁華街を南に下る。

・繁華街は途中から歩行者天国に。札幌でいうと "すすきの" を想像していたのですが、"大通" 近辺のデパート街に近い雰囲気です。やたらと『ケンタッキー・フライドチキン』の店舗が目につきます。1ブロックに3店舗も。

・なにやら賑わっている店があったので、覗いてみることに。
 
・店は観光客相手のみやげ物品店のようです。『一律○○元!』の札があちこちに。ここまでの観光地のみやげ物品店はどこも「高いなぁ」という印象でしたが、ここへきてようやく、「安い!」中国のイメージ通りのお得な価格の店に辿り着けた感じです。ここぞとばかりにTさんとお土産品を買い漁る。他の旅行メンバーも連れてきたかったところです。

・中国のデパートでの買い物の仕方は少々面倒くさいです。まずは、希望の品をそばにいる売り子さんに差し出すと、手持ちのボールペンでせっせとなにやら書類作成。しばし待たされた後、三枚綴りくらいの証書を手渡される。商品はその場ではもらえません。

・先の証書を、店内にある『支払所(?)』に持っていき、料金を支払い領収書を受け取る。その領収書を元の売り場まで持ち帰り、証書を書いてくれた売り子さんに手渡すと、ようやく商品が受け取れます。
・デパート内のちょっと高級そうな真珠のネックレスの並ぶガラスケースを眺めていると、早速若い女の子の店員さんに捕まる。私が外人であることを見て取ると即座に英語に切り替えて対応。毎度、中国のみやげ物店の店員の語学力には目を見張るものがあります。「アナタハ韓国人? インドネシア? ベトナム? ・・・・・・・」の質問に「Japanese」とひと言返答したとたん、店員さんの目の色が変わり、ショーケースの向こう側から出てきたかと思うと、私の腕をとりつつ必死のセールス。真珠の表面をハサミで削って見せ「これ、ニセモノじゃないよ! これでたったの三千円!!」の必死のアピール。「奥さんや恋人のお土産にどう?」と言いかけるが、私の何もついていない薬指をつまんで、「こいつダメだ……(タメ息)」の表情。気を取り直して「お母さんへのお土産に……」と更なる攻撃を仕掛けてくるところをどうにか逃れてきました。『日本人は金モチ』というブランドは未だに健在なのだと実感した一件です。

●22:35 タクシー乗車。ほどほどなところで帰途に着く。
・しばし空いているタクシーをつかまえるのに手間取った後、ようやくタクシーに乗り込む。手持ちの地図上の一点を指し示し、「ここ(シェラトンホテル)に行って下さい」と言うと、運転手から訝しげにまじまじと顔を眺められる。「本当にここなの?(中国語)」と確認され、「そうだ」と答えてようやく出発。どうも北京での超高級ホテルに似つかわしくない粗末な身なりで疑われてしまったようです。
・タクシーのラジオからは「Knock knock knocking the heaven's door ~~♪」とどこかで聴いたことのあるメロディーが流れてきました。「あ~、この曲聴いたことある~」とリアクションをとると、言葉が通じないながらも、タクシーの運ちゃんもニヤリ。なかなかアグレッシブな走りをしてくれるので、「オー!」とか「ワー!」とか言いつつ、周りの景色を物珍しげにキョロキョロ見回していると、タクシーの運ちゃんは気を利かせ、「オレのドライビングテクニックを見せてやる」とでも言うように、北京の片道四車線はありそうな広い道路を他の車をビュンビュン抜きながら走ってくれました。

●22:50 ホテル着。宿泊は日本(札幌)にもあるシェラトンホテル。北京ではかなりの高級ホテルのようです。ロビーなどで見かける宿泊客は西洋人が大半を占めていました。
 
・部屋からの眺めと室内の様子。部屋番号は忘れてしまいましたが、10階くらいだったと思います。一人部屋なのですが、でっかいベットには枕が5つも。どうやって使うの??

●23:50 就寝。本来ならまだ起きていたいところだが、翌朝は4時半モーニングコール、5時半出発の強行スケジュール。おとなしく12時前に寝ることに。
~~~~~~~
⇒⇒⇒【旅】中国(秦皇島・北京)旅行 まとめ
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【食】隣の洋食屋さん Bravo PaPa [洋食@江別]

2009年01月08日 22時05分23秒 | 外食記録2008
隣の洋食屋さん Bravo PaPa(となりのようしょくやさん ブラボーパパ)[洋食@江別][Yahoo!グルメ]
2008.12.13(土)12:40入店(初)
注文 ビーフシチューオムライス 1380円


・江別の住宅街を国道12号線と平行に走る『3番通』沿い。高速道路を跨ぐ橋のそばにある一軒屋です。
   
・店内はイス席6卓とカウンター6席。「隣の洋食屋さん」の言葉がぴったりくるような気安い雰囲気です。

・メニューはオムライス、スパゲティ、ドリアなどどれも千円強の価格帯。
  
・大きめの皿に見るからに美味しそうに盛られたオムライスが登場。具は牛肉がゴロゴロ、ブロッコリー、ナス、ニンジンほか。
 
・見た目も美味しそうですが、食べてみるともっと美味しかったです。量も多めで、おなかがいっぱいになりました。
  
・ハンバーグオムライス(デミグラス)(1100円):同席の某氏が注文した品。記憶が定かではありませんが、私の注文した品とソースは共通だったと思います。

    
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【写】支笏湖 ~中秋の名月(千歳)

2009年01月08日 08時03分08秒 | 撮影記録2008
●支笏湖 ~中秋の名月(千歳) 撮影日 2008.9.15(月) [Yahoo!地図]
・札幌から室蘭へ帰る途中の支笏湖にて、あまりに見事な月が出ていたので思わず車を停めて写真撮影。本当の満月からは1日ぐらいずれているかもしれませんが、充分まんまるでした。

・撮影場所は、湖畔へ降りる途中の、180度ターンする急カーブのそばにある駐車場。
 
・三脚は無いので肘を柵にあてて手持ち撮りでがんばる。
 
・似たような写真ばかりになってしまった。まだまだ構図のアイディアに乏しい。

・月のアップ。ワオーン!! と思わず鳴いてしまいそう。空の深い紺色がまたなんとも。

・露出を上げてテスト。

・湖畔の道に下りて夕焼け空を撮影。丸駒温泉方面。
 
・恵庭岳の稜線。
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▲閉店【食】味の大王 輪西店 [ラーメン@室蘭]

2009年01月07日 22時15分59秒 | 外食記録2008
▲閉店 いつの間にか閉店 [2018.1.30記]
味の大王 輪西店(あじのだいおう わにしてん)[ラーメン@室蘭][室蘭タウン]
2008.12.6(土)12:00入店(初)
注文 カレーチャーシュー 950円

 
・『カレーラーメン』で有名な、室蘭市内に支店がいくつかあるラーメンチェーン『味の大王』の輪西店。輪西の商店街中心部からやや外れた路地の一角にある小さなお店。文章では説明しづらい立地です。小さな郵便局と同じブロック内にあります。詳しくは地図を参照のこと。
  
・ガラッ! と玄関の戸を開けてみると、お客さんがいっぱい。この雰囲気に、「どうしよう」とたじろいでいると、店のおばちゃんより「そこの席空いてるからどうぞー!」の呼びかけがあり、二人掛けの小さなテーブルにつく。こぢんまりとした店内はカウンター10席と、二人掛けの小さなテーブルが2卓。初めて入った店なのに、どこか懐かしい雰囲気が漂います。輪西周辺で何かの工事をやっているらしく、作業着を着たおじさんたちで店内はびっちり。私の入店後も続々と来店し、数組が入れずに余所へ行ってしまいました。

・大王と言えばやはりカレーラーメン、というわけでこちらを注文。スープが黒い丼に溢れんばかりに注がれて、ドドンと登場。
  
・まずは一口スープをすすると、カレーの辛さよりも、野菜から出ているらしい甘味がまず先に脳に届きます。そしてマイルドさの中にある独特のコク。「こ、このスープは。。。(絶句)」 幸せを感じて思わずニヤケてしまう味。余所が真似をしようとしても、ちょっとやそっとじゃ無理であろう、歴史の重みを感じます。中央町の本店とはまた別な系統のカレーラーメン。
  
・具はチャーシュー約6枚、白菜、モヤシ、ワカメ、ナルト、メンマなどなど。かなりのボリュームがあり、食べきるのがやっとでした。
・決して上品な美味しさではなく、クドくて強烈な味なので、店の雰囲気も合わせて女性には向かない店かもしれません。「男の食い物」という雰囲気です。観光などで室蘭を訪れる人には自信を持ってオススメできるカレーラーメンです。

コメント (1)
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【本】2008年 読書記録 まとめ

2009年01月07日 08時00分02秒 | 読書記録2008
 2008年読書記録のまとめ。2008年に読破したのは計75タイトル。一昨年100、昨年89に続き、また減ってしまいました。80以上は読みたかったところですが、研究関連の仕事に足を引っぱられた格好です。
 
【2008年の一冊】
 2008年に読んだ本のタイトルを見返すと、突出して衝撃を受けるような本はありませんでした。なんとな~く、じんわりと印象に残っているのが以下の本です。

椿姫, デュマ・フィス (訳)新庄嘉章, 新潮文庫

恋愛モノの古典です。娼婦のマルグリットとアルマンとの悲恋。同名のオペラの原作となった小説。オペラの曲を弾いたり、オペラのビデオを見たりしたことが、他の作品よりも強く印象に残った原因かもしれません。オペラでのヴィオレッタの最後のセリフ、「うれしい!」は衝撃的に響く。


【印象に残った小説】
 2008年は小説が粒ぞろいでした。印象に残った主なものを以下に。気づけば "お気に入り作家" ばかりですが、ここに取り上げない小説の中にも面白い作品が多かったです。取捨選択の線引きが難しいところ。こうして並べてみると、新潮文庫強し。これに対して新書は不作でした。

愛の渇き, 三島由紀夫, 新潮文庫
 "女" は恐ろしい。

人間そっくり, 安部公房, 新潮文庫
 息をもつかせぬ心理戦。

門, 夏目漱石, 新潮文庫
 一見平凡に見える枯れた生活を続ける夫婦の持つ秘密とは。

人生の親戚, 大江健三郎, 新潮文庫
 激烈な人生をおくったある女性の生涯。

百鬼園随筆, 内田百, 新潮文庫
 内田百とのファースト・コンタクト。小説ではありませんが、百鬼園先生が抜群に面白いキャラクター。

カオスの紡ぐ夢の中で, 金子邦彦, 小学館文庫
 カオス研究者が書いたエッセイや短編小説を集めたもの。『小説 進物史観』が個人的にはツボ。現在絶版。


【書き抜き多かったで賞】
 番外として、内容以外の点で印象に残った本。

神との対話 2 宇宙を生きる 自分を生きる, ニール・ドナルド・ウォルシュ (訳)吉田利子, サンマーク文庫


 ここ数年、文庫と新書に本が大きく偏っている状態が続いています。2009年は博士号取得(うまくいけば)に伴い生活に変化が生じそうなので、そろそろ読書の傾向の変わり目が来るかもしれません。次なる読書スタイルを模索するところに来ていそうな気がします。
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▲閉店【食】パスタ・カルタ・パコ [洋食@札幌]

2009年01月06日 22時03分42秒 | 外食記録2008
▲閉店 『レ・マドリ』跡に移転 [2018.1.30記]
パスタ・カルタ・パコ [洋食@札幌][Yahoo!グルメ]
2008.11.30(日)17:25入店(初)
注文 紙包み焼きスパゲティ やわらかタコとオクラ・ケッパーのトマト味 1300円


・札幌の円山のふもと、西友旭ヶ丘店から、旭山公園に続く坂道を300mほど上った右手にあるお店。
   
・店に入ると二階へ案内されます。二階にはイス席が6卓あり、これに加えて中二階にも客席が何卓かあるようです。アンティーク調の落ち着いた雰囲気。照明がかなり薄暗く写真を撮るのに一苦労。

・こちらのお店の名物である『紙包み焼きスパゲティ』を注文。写真のように薄くて半透明の紙に包まれて出てきます。この形式は初体験。
 
・紙をエイヤと破くと、フワッといい香りが広がります。これは食欲をそそられる。ピリ辛のトマトソースは、口の中を洗い流すために無意識に水に手が伸びる少々クドい味付け。具にはタコがコロコロとたっぷり入っています。途中、料理にアルミ箔の味がうつっているように感じましたが、食べ終わってみると、底の紙とアルミ箔が所々破けた状態に。どうもアルミ箔の破片をいくつか食べてしまったのではないかと思われます。フォークで皿を突かないように上品に食べるのが美味しく食べるコツ。
 
・紙包み焼きスパゲティ 富良野産ラベンダーポークのオリジナルベーコン使用(トマト味)(1250円):同席の某氏が頼んだ品。ちょっと味見させてもらいましたが、同じく味の強いトマトソースなので、私の頼んだ品との違いはピリ辛の有無くらいで、大きな違いは感じませんでした。もっと別な味のものを頼んでおけばよかったかもしれません。

   
   
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