
<2008.10.19(日) 2日目 前編>
・秦皇島市は人口約280万人のけっこう大きな都市で、海に面しており高級リゾート地もあるそうです。
・二日目は昼に秦皇島観光、夜に市民交流パーティーの予定。
●6:00 自然に目が覚めるが、起きずにダラダラ。遠くから船の警笛が聞こえてくる。ホテルからは意外と海が近い? 後でわかったことですが、これは車のクラクションでした。
●6:50 枕もとの電話が鳴り、モーニングコールかと思って半分寝たまま出てみると日本語が聞こえてきた。よく聞いてみると、オケメンバーのS氏より朝の散歩の誘い。待ち合わせの時間を決め、起きて身支度開始。
・写真はホテルの自室からの眺め。自分の部屋はB棟の4007号室で4階。
・ホテルからのモーニングコールは7時に鳴った。慣れていないので受話器を取って真面目に聞いてしまった。聞こえてくるのは単なる英語の録音テープ。
・今日は暖かくなりそうなので、日本よりも一枚薄着で外へ。
●7:30 ホテル周辺をS氏と散歩。

・ホテルのロビー。昨夜は夜遅く疲れていたのでゆっくり見るどころではなかったが、改めて見ると高級感が漂う佇まい。
・ホテルなのだから『秦皇島お出かけイラストマップ』的なパンフレットが置いているのではとロビーやフロントを探してみたが、そういう類のものは見当たらず。唯一、部屋のカードキーを収納する紙に、小さく大雑把な地図が印刷してあったのでそれを頼りに、とりあえず駅の方へ向かってみる。

・ホテルの外観。あまり大きくはないが『熱烈歓迎日本苫小牧市民訪問団』の垂れ幕が。

・片側3車線の車道の両脇には、歩道とは別に自転車専用道が。

・中国の野良犬。大きさは猫くらいで、日本では見かけないタイプの犬。その後も似たような犬をちょこちょこ見かける。総じて鼻が低く、小型。

・いったい駅はどこなんだろう・・・・・・と不安になりだしたころにようやく駅らしきものが見えてくる。ここまで少なくとも1km以上は歩く。簡易地図で見ると2~300mくらいかと思っていた。
・駅の前には車がビュンビュン通る大通りがあるのに、信号が見当たらない。どうやってあちら側へ?? と観察していると、地元民は激しく行き交う車の間を縫って平気で横断している。どうして轢かれないのか不思議。その昔あったゲーム『フロッガー』を思い起こす光景です。車列が途切れるところを見計らって、S氏と二人で必死の猛ダッシュでどうにか向こう岸にたどり着く。
・駅舎の入口に行ってみると、荷物検査のゲートがあり、手荷物はX線検査をしなければ入場できないらしい。何故だかやたらと厳重な警戒体制。入口付近に貼られた、赤い背景に写真が数点載ったポスターにふと目をやると、ちぎれとんで壁にへばりついた人間の手足、血の海に浸かっている不自然に変形した男性の生首など、かなり強烈なグロ画像が。。。どうも、「列車内で爆弾テロを起こすとこういう悲惨な事態になるからやめましょう」という戒めのポスターのようです。「そのポスターなあに?」と近づくS氏を「見ちゃダメ!!」と必死に押し戻し、その場を後に。ウエエ・・・朝飯前にイヤなもの見てしまった。この先中国に行く予定のある方は駅のポスターにご注意下さい。
・至るところで見られた果物売りのリアカー。買って家で食べるというわけでないらしく、現地の人はリンゴなどを一個買ってそのまま皮ごとかぶりついていました。中国ではジュースの自動販売機というものをほとんど見かけませんでしたが、その代わりのようです。昔ながらの水分の補給源。
・駅前の小さな商店にて、昨夜の失敗を活かし、夜に備えて瓶ビール(約500ml)を購入。棚に商品の値札は無く、レジにて店のおばちゃんに瓶を差し出しても、おばちゃんはなにやら呟きますが通じません。「How much ?」などと言いかけるがとても通じる雰囲気は無いので、「これいくらですか?」と日本語で聞くと、おばちゃんは右手の中・薬・小指を三本立てます。そこで10元札を差し出すと、ちゃんと7元帰ってきました。日本のコンビニのように親切にビニール袋なぞはくれないので、瓶ビールを裸で持ち歩かなくてはなりません。端から見れば朝っぱらからビール瓶を片手に大通りを歩く、明らかに変な人です。
・表の大通りは立派ですが、そこから延びる細い路地を覗くと明らかにヤバイ雰囲気がプンプンと漂ってきます。外国人が一歩足を踏み入れた瞬間身ぐるみ剥がされそうな。入り込んで写真を撮りたくなるが、じっと我慢。
・散歩している間にも日が昇って気温がグングン上がるのが肌で感じられる。これは暑くなりそう。
●8:15 無事ホテルに帰り着き、朝食をとる。もはや全世界共通かと思わせるバイキング形式。

・見知った料理の中に得体の知れない食材も並ぶ。写真は最初シイタケかと思ったが、食べてみると饅頭とパンの間のような謎の料理。

・脈絡の無い朝食の出来上がり。『冷水』と書かれたポットから汲んだ水を飲んでみるとぬるかった。どうも氷というものを使う習慣が無いようです。箸を包んでいる紙袋は捨てずに再利用しているものです。
●9:00 ホテルロビーに集合。バスに乗り込み秦皇島観光へ出発。
・ロビーそばにあったバーのメニューをふと見てみると、ビールが1杯20元(おそらく500ml以下)。先ほど3元で買ったビールと同じ銘柄です。処が違えば、同じ商品でも価格差が10倍超えなんて当たり前の世界。

・バスからの風景。大通り沿いにはなかなか立派な建物が立ち並んでいます。
●9:25 『老龍頭(The Dragon Head)』着。観光。【※詳細後日】
・海にはみ出た万里の長城の東端。

●10:30 『老龍頭』発。
●10:50 『天下第一関(The First Pass Under Heaven)』着。観光。【※詳細後日】
・こちらも万里の長城の一部。とにかく歩く。

●11:45 『天下第一関』内のレストラン『第一関飯店』にて昼食。【※詳細後日】
・昼からビールの飲める幸せ。
・食事後は付近をブラブラと自由に散策。
●13:00 『天下第一関』発。
・中国でよく見かけた三輪車。タクシーのようです。タイヤの一個少ない自動車というよりはタイヤが一個多くて覆いのついたバイクといった雰囲気の乗り物です。

・バスはスムーズに進み、次の目的地へ。と、ここでびっくりすることに気がついた。「朝ホテルを出てからここまで信号で一度も止まってない!?」 そういえば、三台のバスは常にパトカーの先導で進み、要所の交差点には必ず警官が交通整理に出ていて、それが普通なのかと思っていたら、どうもバスが通るタイミングにあわせて信号を全て青にしてバスを止めないようにしているようです。これはすごい!! これがもし苫小牧なら、アメリカ大統領が通るというならいざ知らず、他国の一般人の訪問団が通るぐらいで、国道36号線の信号を全て青にするかというと・・・・・・もしそんなことやったらあちこちからかなりの苦情が出るでしょうね。日本では味わえない "国家権力の凄さ" というものをまざまざと体感しました。これは普通の観光旅行では決してできない貴重な経験。
・途中ホテルに寄り、高校生チームを降ろす。ここから高校生チームは中国の家庭を訪問する別メニュー。高校生を降ろす間、ホテル前の大通りは車の流れを一切堰き止め、出発時にはバスが道路の真ん中を無茶なUターンをして次の目的地へ(札幌の駅前通りをバスがUターンするのを想像してみてください)。
(続く)
・秦皇島市は人口約280万人のけっこう大きな都市で、海に面しており高級リゾート地もあるそうです。
・二日目は昼に秦皇島観光、夜に市民交流パーティーの予定。
●6:00 自然に目が覚めるが、起きずにダラダラ。遠くから船の警笛が聞こえてくる。ホテルからは意外と海が近い? 後でわかったことですが、これは車のクラクションでした。

・写真はホテルの自室からの眺め。自分の部屋はB棟の4007号室で4階。
・ホテルからのモーニングコールは7時に鳴った。慣れていないので受話器を取って真面目に聞いてしまった。聞こえてくるのは単なる英語の録音テープ。
・今日は暖かくなりそうなので、日本よりも一枚薄着で外へ。
●7:30 ホテル周辺をS氏と散歩。



・ホテルのロビー。昨夜は夜遅く疲れていたのでゆっくり見るどころではなかったが、改めて見ると高級感が漂う佇まい。
・ホテルなのだから『秦皇島お出かけイラストマップ』的なパンフレットが置いているのではとロビーやフロントを探してみたが、そういう類のものは見当たらず。唯一、部屋のカードキーを収納する紙に、小さく大雑把な地図が印刷してあったのでそれを頼りに、とりあえず駅の方へ向かってみる。


・ホテルの外観。あまり大きくはないが『熱烈歓迎日本苫小牧市民訪問団』の垂れ幕が。



・片側3車線の車道の両脇には、歩道とは別に自転車専用道が。

・中国の野良犬。大きさは猫くらいで、日本では見かけないタイプの犬。その後も似たような犬をちょこちょこ見かける。総じて鼻が低く、小型。

・いったい駅はどこなんだろう・・・・・・と不安になりだしたころにようやく駅らしきものが見えてくる。ここまで少なくとも1km以上は歩く。簡易地図で見ると2~300mくらいかと思っていた。



・駅前の小さな商店にて、昨夜の失敗を活かし、夜に備えて瓶ビール(約500ml)を購入。棚に商品の値札は無く、レジにて店のおばちゃんに瓶を差し出しても、おばちゃんはなにやら呟きますが通じません。「How much ?」などと言いかけるがとても通じる雰囲気は無いので、「これいくらですか?」と日本語で聞くと、おばちゃんは右手の中・薬・小指を三本立てます。そこで10元札を差し出すと、ちゃんと7元帰ってきました。日本のコンビニのように親切にビニール袋なぞはくれないので、瓶ビールを裸で持ち歩かなくてはなりません。端から見れば朝っぱらからビール瓶を片手に大通りを歩く、明らかに変な人です。
・表の大通りは立派ですが、そこから延びる細い路地を覗くと明らかにヤバイ雰囲気がプンプンと漂ってきます。外国人が一歩足を踏み入れた瞬間身ぐるみ剥がされそうな。入り込んで写真を撮りたくなるが、じっと我慢。
・散歩している間にも日が昇って気温がグングン上がるのが肌で感じられる。これは暑くなりそう。
●8:15 無事ホテルに帰り着き、朝食をとる。もはや全世界共通かと思わせるバイキング形式。



・見知った料理の中に得体の知れない食材も並ぶ。写真は最初シイタケかと思ったが、食べてみると饅頭とパンの間のような謎の料理。

・脈絡の無い朝食の出来上がり。『冷水』と書かれたポットから汲んだ水を飲んでみるとぬるかった。どうも氷というものを使う習慣が無いようです。箸を包んでいる紙袋は捨てずに再利用しているものです。
●9:00 ホテルロビーに集合。バスに乗り込み秦皇島観光へ出発。



・バスからの風景。大通り沿いにはなかなか立派な建物が立ち並んでいます。
●9:25 『老龍頭(The Dragon Head)』着。観光。【※詳細後日】
・海にはみ出た万里の長城の東端。


●10:30 『老龍頭』発。
●10:50 『天下第一関(The First Pass Under Heaven)』着。観光。【※詳細後日】
・こちらも万里の長城の一部。とにかく歩く。



・昼からビールの飲める幸せ。
・食事後は付近をブラブラと自由に散策。
●13:00 『天下第一関』発。



・バスはスムーズに進み、次の目的地へ。と、ここでびっくりすることに気がついた。「朝ホテルを出てからここまで信号で一度も止まってない!?」 そういえば、三台のバスは常にパトカーの先導で進み、要所の交差点には必ず警官が交通整理に出ていて、それが普通なのかと思っていたら、どうもバスが通るタイミングにあわせて信号を全て青にしてバスを止めないようにしているようです。これはすごい!! これがもし苫小牧なら、アメリカ大統領が通るというならいざ知らず、他国の一般人の訪問団が通るぐらいで、国道36号線の信号を全て青にするかというと・・・・・・もしそんなことやったらあちこちからかなりの苦情が出るでしょうね。日本では味わえない "国家権力の凄さ" というものをまざまざと体感しました。これは普通の観光旅行では決してできない貴重な経験。
・途中ホテルに寄り、高校生チームを降ろす。ここから高校生チームは中国の家庭を訪問する別メニュー。高校生を降ろす間、ホテル前の大通りは車の流れを一切堰き止め、出発時にはバスが道路の真ん中を無茶なUターンをして次の目的地へ(札幌の駅前通りをバスがUターンするのを想像してみてください)。
(続く)
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