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ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【演】札幌西区オーケストラ 第21回定期演奏会

2007年05月13日 17時01分05秒 | 演奏記録
札幌西区オーケストラ 第21回定期演奏会
シベリウス没後50年記念
2007.5.12(土)18:30開演, 札幌コンサートホール Kitra大ホール, 入場無料
指揮 末廣誠, パート 1st Violin

シベリウス 交響曲第6番 ニ短調 作品104
シベリウス 交響曲第2番 ニ長調 作品43
アンコール シベリウス 交響詩『フィンランディア』

・前回のマーラー5番がついこの間のように感じられますが、あれからもう1年近くも経ったのですね。早い。今回は諸般の事情により指揮に末廣誠先生を迎えてのシベリウスづくしの演奏会でした。
・シベ6:知りません、そんな曲。末廣先生も「振るのは初めて」というほどのマイナー曲です。一般にはシベリウスの場合、1番とか2番という早い番号の曲が有名ですが、6番も弾いてみてよい曲だと思いました。曲に含まれる『シベリウス度数』が高く、純粋な感じで、これと較べると2番の方は既存の音楽形式にいかにも毒されていて、『シベリウス度数』が低い印象を受けます。一番の難所は冒頭。パート毎では単純な音譜をオケ全体でみると複雑に組み合わせた美しくもいやらしく恐ろしいフレーズ。末廣先生も「私も、怖いです!」と思わず本音がポロリ。序曲でも挟んでいればまだしも、演奏会の冒頭でもあることからプレッシャーは更に大きい。本番は、これまでで一番の出来じゃないかというほど綺麗だったと思います。が、その直後のテンポの変わり目で一瞬訳がわからなくなり、4小節の休みを数え損ね、生きた心地がしませんでした。次の入りはコンマス様を見て無事復帰。一番危なかったのはここぐらいで、後は楽譜を必死で追ううちに演奏終了。全楽章 attacca だったのとマイナーな曲なので、曲が閉じた時は「あれ? 終わったの??」と、様子見から徐々にひろがり、じんわりくる拍手でした。休符は注意してカウント! 飛び出し注意! の個所が多く、リハでもあちこち足出してましたが、本番ではどうにか集中力は途切れず最後まで保てました。
・シベ2:こちらは私自身弾くのは3~4回目でもあり、6番よりは落ち着いて弾けました。4楽章まではアッ!という間。問題だった接続部分もきれいにスッキリと聴こえてました。4楽章の冒頭にたどり着くと、頭に浮かぶのは打ち上げのビール。。。(出てないけど) このメロディーがまだ頭から抜けません。 結局、3楽章の宿題部分は間に合わず。珍しくかなり練習しましたが、能力が至りませんでした。懺悔。
・今回は両曲とも、手を変え品を変え現れる様々なバリエーションの『刻み』との戦いに終始した印象です。練習に出ていた限りでは、末廣先生の指導もあり、特に弦楽器からこれまでに無いすごい音がでる期待がありましたが、本番では予想の8割くらいの音量に感じました。決して悪くはなかったとは思うのですが、緊張があったのか、広いホールだからそう感じても仕方がないのか、ステージ上だからそう感じたのか、、、よくわかりません。
・今回もお隣はY師匠。今年に入ってから函館、室蘭ジュニアに続いて3回目。複数団体でこれだけ隣になるのは珍しい。
・開演前の舞台裏にて、弦楽器美女三人組より求められ記念撮影。
(*´∀`*)フフフ
鼻の下が伸びて写っているに違いない。
・客数1198名[公式発表]:正面1、2階席はほぼ埋まった。
コメント (8)
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【演】ヴァイオリン・チェロ教室発表会

2007年05月01日 20時04分11秒 | 演奏記録
ヴァイオリン・チェロ教室発表会
2007.4.30(祝月)14:00開演, えぽあホール(大麻公民館), 入場無料
指揮 中西禮治, 演奏 ヴァイオリン・チェロ教室関係者, パート Viola・Violin[8]・Percussion(ラッパ)[7]

1.バッハ 2台のヴァイオリンのための協奏曲 第1楽章
2.チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 作品35 第1楽章
3.ハイドン チェロ協奏曲 第2番 第1楽章(ヴィオラ編)
4.テレマン ヴィオラ協奏曲
5.モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 第5番 第1楽章「トルコ風」
6.チャイコフスキー 弦楽セレナーデ 第2楽章
7.ハイドン おもちゃの交響曲 第1楽章
8.西端ゆりあ編曲 きらきら星変奏曲
※出演分のみ抜粋

・Y師匠のヴァイオリン教室と、パパさんのチェロ教室の発表会。ヴァイオリン10名、ヴィオラ2名、チェロ4名、計16名が個人演奏。そのうちの5曲を弦楽器各パート3名前後+ピアノの編成で伴奏しました。
・チャイコン:演奏途中の譜めくりにて上着の内ポケットに入れていた『笛』がステージに落下し、派手な音をたてる。 「アホーー!!!」 表面上は知らんふりしたが、ものすごく動揺していたところ、数小節の休みに入り楽器を下げた瞬間、D線のペグが膝に接触し、イヤな音たてて弦がビロ~~ンと伸びてしまいました。万事休す。曲中で直すことはせず、最後まで知らんふりして弾ききった。ビオラだとこんなトラブルがあるんですね。。。
・ハイドン:昨年室蘭で弾いたチェロコンを、そのまんまビオラで弾いた曲。
・テレマン:今回知ったお気に入りの曲。難易度もそう高くなさそうだし、ちょっと弾いてみたいかも。
・トルコ風:個人演奏のトリはブリランテのコンマスN君。本番直前に弦を切ってバタバタするところが、いかにも彼らしい…なんて言っちゃ失礼か。時間の都合上、出だしのTutti部分は残念ながらカット。
・弦セレ:ワルツなんだからビオラは後打ちだけにしときゃいいものを、そうはならないのがチャイコフスキーのいやらしいところ。聴くぶんには良いのだけれど、弾くのはしんどい。
・おもちゃ:おもちゃ担当のため、最後列で立って演奏。休みのときは一体どんな顔をして立っていたらよいのか戸惑う。弦のように音出しっぱなしではなく、音を出さない時間の方が長いというのは緊張します。とても新鮮な気分でした。落ちることなく無事演奏。
・前日のピアノ発表会のダメージがあまりに大きく、もろに演奏に響いてしまいました。私のほかにも連投メンバーが数名いましたが、皆さん辛そうでした。それに加えて、各発表者の譜面台を出し入れしたりとステマネ的仕事をしつつバタバタしていて、集中力に欠けた演奏、ゴメンナサイ。
・『5時には撤収!!』 会場を借りている時間が5時までとのことで、とにかくキツキツの予定でした。集合写真も撮らず、開演時間を5分早め、舞台上でのチューニングは省略し、入退場を同時にし、長い曲はカット、休憩も無し、で終演がどうにか4時55分というギリギリっぷり。
・会場:えぽあで弾くのは初。舞台裏もはじめて見ましたが、千人規模の大きな会場にも匹敵するその広さにびっくりしました。しかもきれい。演奏中は楽譜を読むのに精一杯で、ホールの響きを楽しむ余裕はほとんどありませんでしたが、舞台上では離れた他パートの音が聴こえずらい印象です。客席で聴く分にはとってもよく聴こえるのですが。
・客数約20名+出演者[目測]:関係者のみだと思われる。せっかく立派な良いホールを借りたのだから、それをもっと活かしたかったところ。公民館が休館日(月曜)だったので、去年のように通りすがりの聴衆もいなかったようです。
コメント (3)
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【演】Enjoy Concert ~苫小牧市民管弦楽団とともに~

2007年04月30日 20時41分44秒 | 演奏記録
Enjoy Concert ~苫小牧市民管弦楽団とともに~
2007.4.29(日)14:00開演, 苫小牧市民文化会館, 入場料大人1000円
指揮 鈴木知己, オーケストラ 苫小牧市民管弦楽団, パート 1st Violin

~第1部~
1.ベートーヴェン(野田学 編曲) トルコ行進曲<連弾>
2.ブルグミュラー(安彦善博 編曲) シュタイヤー舞曲
3.ブルグミュラー(安彦善博 編曲) ジプシー
4.クレメンティ(鈴木知己 編曲) ソナチネ Op.36-2
5.クレメンティ(安彦善博 編曲) ソナチネ Op.36-4
6.日本古謡(嘉指美紀子 採譜) さくら
7.ツェルニー(松原喜寄美子 採譜) 30番練習曲 No.26
8.ブルグミュラー(安彦善博 編曲) 大雷雨
9.ハイドン ピアノ協奏曲 ニ長調 第1楽章
10.グリーグ ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16 第1楽章(ダイジェスト版)

~第2部~
SSC苫小牧少年少女合唱団
「サウンド・オブ・ミュージック」より エーデルワイス、すべての山に登れ

1.バイエル(三枝成章 編曲) バイエル No.60
2.バイエル(出雲路英淳 編曲) バイエル No.66、78
3.バイエル(三枝成章 編曲) バイエル No.88
4.久石譲 「となりのトトロ」より さんぽ、風のとおり道<連弾>、ねこバス<連弾>、となりのトトロ(合唱付き)
5.モーツァルト ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調
アンコール.J.シュトラウス ラデツキー行進曲

・『子供達がオーケストラをバックにピアノを弾く!』 苫小牧の楽器店が主催するピアノ教室の合同発表会としてはじまったこの企画。二年に一度のペースで開かれ、今回で3回目か4回目。今回から入場料をとったり、合唱団が入ったりと一段グレードアップして行われました。
・ともかくその曲の多さにグッタリ。『全20楽章からなり全曲演奏に約2時間を要する長大なピアノ協奏曲(合唱付き)』と言えば、その大変さがなんとなく伝わるでしょうか。曲全体を把握しきれず、カデンツァが現れる度に、「このカデンツァあけはどういうタイミングで入るんだっけ??」と、ガクブル状態でした。それでも大きな破綻が無かったのは、すごい事だと思います。
・ソリストの子供達は小・中学生が中心。一人くらい途中で止まる子もいるかと思いましたが、全員止まることなく完奏。努力の跡がうかがえます。男の子も女の子も衣装に気合いが入っていましたね。ここぞとばかりにすんごいドレスが次から次へと。。。オケ伴奏で弾くなんて、音大行くような上手な人でもほとんどそんな機会は無いのではないでしょうか。そんな貴重な経験の本当の価値に子供達が気づくのは、きっと大人になってからなのでしょうね。この演奏会をきっかけに、ますますピアノが好きになってもらえるとうれしいです。
・ブルグミュラー、バイエルほか:ピアノをちょっとでも習った事のある人なら誰もが弾く初心者向けの曲は、オケ伴奏で聴くとちょっと感動ものだそうです。私はピアノを習った事がないので、ピンとこないのですが。
・ハイドン:ここで最初の疲れのピーク。繊細で気が抜けない曲。
・グリーグ:熱演でした。ボーっと聴いてると、大人が弾いていると勘違いしそうな瞬間がちらほらと。
・トトロ:一番の難所。この曲が有るのと無いのとではかなり負担が違うと思われる。今回の1stVnは地味に音キレイだったと思うのですが。自画自賛?
・モーツァルト:最後の最後に一番疲れる曲が。。。これでトドメ。一楽章の後半で意識が一瞬遠のく。本来であればこれ一曲でおなかいっぱいになる内容の曲です。三名のソリストが一楽章ずつ担当。トリというだけあって皆さん安定した演奏でした。
・ラデツキー:指揮を小学生の女の子二名が担当。Trio後のD.C.で、演奏は止めずに指揮を入れ替わるという荒業。
・今回に限ったことではありませんが、この季節にもかかわらず会場が暑い。反響板が無い。どうにかならないものか。
・客数約200名[目測]:子供のピアノ発表会を有料にして、果たしてどれだけの客が入るのか不安がありましたが、そこそこ入った。
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【演】室蘭工業大学オーケストラ新入生歓迎演奏会2007

2007年04月15日 11時21分52秒 | 演奏記録
室蘭工業大学オーケストラ新入生歓迎演奏会2007
2007.4.14(土)14:00開演, 室蘭工業大学 サークル会館二号館 合唱団の部屋, 入場無料
演奏 室蘭工業大学管弦楽団 団員, パート Cello[4]・1st Violin[6,7,8,9]

1.G.Bizet カルメン行進曲(ビオラデュオ+偽者)
2.高橋伸哉 K点を越えて(「極限を越えて」金管ズ+木管ズ)
3.A.Vivaldi 「四季」より春 第1楽章(渋さ知らズ弦楽團)
4.J.Haydn ディヴェルティメント(まっく&ぴかりん)
5.G.Bizet 「アルルの女」よりファランドール
6.L.Anderson Plink,Plank,Plunk!(MITO String Ensemble)
7.W.A.Mozart 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より第1楽章(MITO String Ensemble)
8.G.Verdi 「アイーダ」より凱旋行進曲(MIT Orchestra)
9.J.Hisaishi 「ハウルの動く城」より 人生のメリーゴーランド(MIT Orchestra)

・朝起きて、外を見てみると雪!! 雪とも雨ともつかないものが降り続き、外を練り歩いて宣伝も何もあったもんじゃない。最悪の天候の中、演奏開始!
・カルメン:偽者が~ 混じってる~
・K点:管楽合奏。ホボは混じってないけどほぼ管楽器全員。知らない曲。
・春:弦楽、少人数での編成。思ったよりも様になっている。各人もうちょっと鍛えればとても良くなりそう。
・チェロ・デュオ:工大オケが誇る、最強チェロデュオ(自称)の登場!! チェロデビューしてしまいました。なまら緊張しました。いろいろしゃべりました(MC)。お互い"呼吸"を感じつつ演奏できた。これ音程・リズムと供に重要。さすがまっく、だてに院までいっていない。この演奏をキッカケにチェロの道を志す、なんて新入生が現れないものか… 曲はよくわからない、3拍子、Presto、約2分の編曲版。
・アルル:聴いてなかった。
・プリンクプランク:なぜか私が曲解説を。ベース回さなきゃ!
・アイネク:お題『アイネクをネタに3分間スピーチせよ!』 すいません。1分しか持ちませんでした。チェロで出ることを目論み練習していたのですが、Vnとの持ち替えや場所移動がわずらわしいので、結局Vnを弾く。チェロはまた別の機会に。
・アイーダ:略
・ハウル:熊さん編曲版。さっぱり練習に出れず、本番前日から譜読みするにはかなりしんどい代物でした。あと2~3回、合奏の機会が欲しかった。
・客数8名(団員除く):去年も8名だったのですね。せめて20人くらいは集めたいところ。
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【演】平成19年度 室蘭工業大学 入学宣誓式

2007年04月04日 22時22分54秒 | 演奏記録
平成19年度 室蘭工業大学 入学宣誓式
2007.4.4(水)9:30入場開始・10:00式開始, 室蘭工業大学 体育館, 関係者のみ
指揮 熊, 演奏 室蘭工業大学管弦楽団, パート 1st Violin

<新入生入場>
1.ヴェルディ アイーダ 凱旋行進曲(E-Iカット版)
2.ヨハン・シュトラウス ワルツ『春の声』
※1→2→1
<式中>
作詞 田中章彦 作曲 金田締元 室蘭工業大学 学歌(歌メロディー入りVer. 1番のみ)
<新入生退場>
ヨハン・シュトラウス ワルツ『春の声』

『遅刻した奴は罰ゲーム』 あまりに遅刻が多いのでこんな御触れが出たようです。おかげで当日のリハは8:00開始予定のところを8:15に開始(←早い)。皆やればできるじゃないか。罰ゲームは、後日の新入生歓迎演奏会当日、近所を楽器を持って(弾きながら?)練り歩き宣伝を行うとのことです(それは罰ゲームなのか??)。
・卒業生+α、合わせて10名以上がごっそり抜けて急に寂しくなってしまいました。 スローガン→『入学式の演奏で新入生を20人入れよう!!』
・新入生が入場するとなんとも初々しく、ちょっと緊張感のあるすがすがしい空気。これが半年も経つと澱んだ ~大学生~ の空気になってしまうわけですが。そういえば、もしかして平成生まれさんが混じっているわけですか・・・!? ぎええー! ついに来たか!!
・入場時の演奏時間は、学校関係者入場完了とほぼピッタリ。
・春の声:とにもかくにも、出だしの音程を皆でそろってうまくとれるかどうか。でかい体育館なのに1stVnが5名しかいないので、かなりがんばって弾きました。毛換えしたばかりの弓なのに、もう5本ほど毛を切ってしまった。
・学歌:冒頭、指揮者が振り出したとき、後方よりティンパニをカチャカチャいじる音が。これが気になって入りがグダグダになってしまった。空き時間の間にちゃんと音合わせておくこと。チェロの音程について一言いったら、いくらかマシになった。入学式の日にちを勘違いし不参加のFlさん(オイオイ)の欠けた音について、急遽Tpが代役を果たす。
・熊の指揮が板に付いてきた。
・客数約1200名[目測]:父母席の椅子配置は、椅子が増えて通路が狭くなった。
コメント (4)
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【演】黒河好子 kv.488を弾く

2007年04月02日 22時19分52秒 | 演奏記録
黒河好子 kv.488を弾く
2007.4.1(日)14:30開演, 旭川市大雪クリスタルホール音楽堂, 入場料 一般2500円
指揮とお話 末廣誠, ピアノとお話 黒河好子, オーケストラ Orchestra SBY, パート 2nd Violin

《I部》
W.A.モーツァルト セレナード 第13番 ト長調 Kv.525
 "アイネ・クライネ・ナハトムジーク"
お話と演奏 お話と演奏でモーツァルトの秘密に迫ります
《II部》
W.A.モーツァルト ピアノ協奏曲第23番 イ長調 Kv.488
アンコール モーツァルト ピアノ協奏曲第20番 より 第2楽章(編曲版)

・詳しい経緯はよくわかりませんが、末廣先生から話がきてS氏の呼びかけにより集まったメンバーで編成された急造オケによる演奏会。札幌の某アマオケの団員を中心にあちこちからの寄せ集めメンバー。あちこち、とはいっても私にとってはほとんどの方が、どっかこっかで御一緒したことのある方たちです。編成は、Vn1-10,Vn2-8,Va-6,Vc-4,Bass-2,Fl-1,Cl-2,Fg-2,Hrn-2。皆さん弾ける方ばかりなので、今回は気楽にこっそり弾けました。
・クリスタルホール:この会場はもちろん、旭川で弾くこと自体、初でした。見るもの全て目新しい。ホールの座席数は約600で、横幅が広く、上から見ると正方形に近いという独特の形です。「よく響く」の噂どおり、歩くと靴音の響き方が違う。鉛筆を落としたときの響き方が違う。お客さんの拍手までもが、なんだかイイ感じに聴こえてきます。この響きはこれまで経験無いものでした。
・アイネク:実は、私自身これを4楽章全て通して弾くのは初かもしれません。弾いたことあるかもしれませんが、記憶にない… 2・4楽章はいやらしいので、「難しいから、やめよう!」と却下されることが多い。超有名曲ながら、意外と全楽章聴ける機会というのは少ないかもしれません。 1楽章:出だし4小節。これまで数え切れないほど弾いてきましたが、キチンと揃うとこういう響きになるのかと、弾いてて感動してしまいました。2小節4拍目の休符に、3拍目の残響の合いの手がうまいこと入るのは、このホールならでは。 2楽章:心配だった、長調→短調の入りはすんなりと通過。「一ヶ所くらい危ない所を残しといた方が、おもしろい」とリハにて指揮者に脅された、短調→長調移行部分のブレーキも無事乗り越えた。2ndVnとVaで16分音譜の刻み方が全然違ってるのに気がついたが、時すでに遅し。 3楽章:出だし、ドキドキ。 4楽章:出だし、ドキドキ。 全体を通してとても完成度の高い演奏だったと思います。
・お話:モーツァルトの音楽について、演奏するピアノ協奏曲についてなど、指揮者とピアニストの二人で演奏を交えつつトーク。奏者は下がって、舞台裏のモニタで鑑賞。ピアニストよりKv.488を弾くことになった経緯についてはじめて聞いた。その他、印象に残った話。「モーツァルトの協奏曲を弾くのはほとんど初めて」、「ラフマニノフなど派手な曲は厚化粧でごまかせるが、モーツァルトは化粧が効かない。スッピン顔で勝負しなくてはならない」、「ピアノの最高音の鍵盤を使ったことがない(使う曲が無い)」、「モーツァルトは当時の楽器の鍵盤(約60鍵)をフルに使って作曲している」、「今年はモーツァルト生誕251周年。来年は252周年です!」 他に、同じフレーズを Allegro/Allegro assai/Presto で弾き分けるとどうなるか実演したが、お客さんの反応はいまいち。差が微妙すぎてわかりずらかったようです。トークには少し音楽専門家向けの内容も含まれ、お子様や音楽にあまり馴染みのない方には、ちょっとキツい内容だったかもしれません。そして何よりも、時間が長かった! 舞台裏では「いったいいつまで話すのだろう…」とハラハラ。おそらく予定としては20分程度の心積りだったようですが、終わってみると35分ほどかかっていました。指揮者はまだいいとして、通常なら控え室にこもって集中を高めるような時間にステージに出て結構な時間しゃべっていたピアニストにとっては、後の演奏に響いてしまったのではないかという気がします。
・よんぱっぱ:1楽章:出だし、「あれぇーー こんなテンポだったっけー??」とのっけから違和感。あとは無難に終了。 2楽章:トークにて「この2楽章を弾きたいがために選曲した。1・3楽章はオマケのようなもの」の言葉どおり、渾身の力を込めたピアノ。椅子をきしませないように体を動かすことさえ、息をすることさえはばかられるような静寂。 3楽章:冒頭のピアノでギョッ!? もうあとはついていくしかない。怒涛の3楽章。 今回このよんぱっぱを初めて知りましたが、これまたとんでもない曲を書いたもんだと、改めてモーツァルトの凄さを思い知りました。
・アンコール:崩れることなく無難に終了。
・終演後は、通常なら「やったー! おわったー!」とにぎやかなものですが、今回は皆言葉少なで、深いため息をつきながら黙々と楽器を片付ける、というようなテンション低めの楽屋でした。皆さんモーツァルトに魂を抜かれたような。私も精神的にかなり疲れました。いつの日かモーツァルトを楽しく♪ 弾ける日はくるのでしょうか。またモーツァルトで『次』もありそうな雰囲気ですが。。。これはしんどいぞ。。。末廣先生がそこまでモーツァルト好きだったとは。
・結局、最後まで謎のイベントでした。一応、主催は『黒河好子演奏会実行委員会』となっていて、チラシ・プログラム・会場手配等はやってくれましたが、特に挨拶があるでもなく、旭川に特別なつながりがある人物がいるわけでもなく。また、オケ全員に交通費やお弁当が支給されましたが、このチケット代ではその費用と会場費等でほとんどお金が無くなって、指揮者やソリストのギャラなんてとても出ないように思うのですが、いったいどうやりくりしているのか。謎。
・ともかく、いきなりオケを一個作ってしまったS様。おつかれさまでした。お声がけ感謝しております。
・客数268名[公式発表]:目測では300以上入っているように感じたが、意外と少なかったのですね。やはりピアノ関係者が多かった??
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【演】第3回 時計台発表会

2007年03月25日 16時38分01秒 | 演奏記録
第3回 時計台発表会
2007.3.24(土)18:30開演, 時計台ホール(札幌), 関係者のみ
演奏 オーケストラ・アンサンブル・ブリランテ団員有志, パート 2nd Violin

モーツァルト クラリネット五重奏曲 K581 より 第1楽章
(Cl だんだん, 1stVn まこちゃん, 2ndVn ぴかりん, Va ゆっきー, Vc むろっち)

・市内のピアノ教室の合同発表会に、花を添えに(?)行ってきました。指導のピアノ教師は四名(教育大つながり?)。子供達のピアノのほか歌やビオラソロなどの演奏を含め、合計27組が出演。時間は2時間程度。
・メンバーはだんだん氏の呼びかけにより集まったブリランテ関係者。ふと気がつくと自分が最年長。他は皆20代。これまで、"どちらかといえば若い人"で通っていたのに…軽くショックです。
・ブリランテの定演が近かったので練習時間がなかなかとれず、事前の合わせ練習1時間と当日の2時間のみで本番へ。この曲、とっつきはいいが、決して"遊び"で弾けるレベルの曲ではありません。弾けば弾くほどドツボにはまる。小編成の場合、オケであれば手を抜ける重音が大きな障害になりますね。基礎能力が問われる。
・出番は第一部(前半)のトリ。出来は、大事故はなかったけど特別うまくいったわけでもなく、80点くらいでしょうか。皆さんアイ・コンタクトはバッチリでした。後半のシンコペーション部分で迷子になっていたのは内緒。
・デュラン作曲 シャコンヌ:出番まで子供たちのピアノを聴いていました。なかでも印象に残ったのは小さな子が弾いたこの曲。詳しい事はよくわかりませんが、バッハのシャコンヌの編曲版なのかな。派手な曲の大人顔負けの演奏よりも、たどたどしく弾かれる素朴な音楽に惹かれました。
・時計台ホール:時計台に入るのは、おそらくうん十年前の子供の頃以来。弾くのは初めてでした。 音響的にはピアノの音はとてもきれいにバランスよく聴こえますが、弦の場合、バイオリンは普通に聴こえるのに対してチェロの音域が聴こえづらい印象です。ピアノは会場に合わせて調整してあるということなのでしょうか。 客席に座ると、完全な平場なのでステージが見えづらい。約20cmの高さの台で作った簡易ステージでしたが、あと5~10cm高ければ見え方がかなり違ってくると思います。または客席の椅子(ベンチ)の高さを、前は低く、後ろは高くして勾配をつけるとか。あとは縦ではなく横長配置、などなど。 7時のときに「時計の鐘が鳴るので、しばらくお待ちください」と"時報待ち"のアナウンス。ガンガン鐘が鳴り響くのかと思ったら、とってもつつましい音でした。時計台の鐘の音なんて初めて聴いた気がする。
・客数約50名[目測]:出演の子供の父兄が中心。また無関係の通りすがりの人もいくらか混じっていたようです。入口に『ご自由にお入りください』と看板立てとけば、観光客がうようよいるので、もっと聴衆が増えそうなものですが。そこまですることもないのかな。
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【演】平成18年度 室蘭工業大学 学位記授与式

2007年03月23日 22時18分32秒 | 演奏記録
平成18年度 室蘭工業大学 学位記授与式
2007.3.23(金)10:00入場開始・10:30式開始, 室蘭工業大学 体育館, 関係者のみ
指揮 熊, 演奏 室蘭工業大学管弦楽団, パート 1st Violin

<卒業生入場>
1.ヴェルディ アイーダ 凱旋行進曲(E-Iカット版)
2.ヨハン・シュトラウス ワルツ『春の声』(×3繰り返し)
<式中>
作詞 田中章彦 作曲 金田締元 室蘭工業大学 学歌 (歌メロディー入りVer. 1番のみ)
<卒業生退場>
明徳寮 寮歌『荒涼北州』、『北斗の光』(×4繰り返し)

合 唱 団 消 滅 ! 先日、こんな衝撃的な知らせがありました。昔は20~30人くらいいて、オケよりも多い時期もありましたが。。。なんてこった。 というわけで、今回は合唱無しで、学歌・寮歌は楽器のみで演奏しました。
・当日、8時集合・8時10分合奏開始とのことでしたが、結局合奏が始まったのは8時50分。皆さん相変わらず朝が苦手。
・入場:思ったよりも入場に時間がかかり、延々と『春の声』を弾くのはつかれた。
・学歌:出だしの低弦の音程に改善の余地有り。メロディーが引っこんで聴こえない個所がいくつか。
・式中:(今回二度目の)学長挨拶はあっさりめ。 空き時間を利用し卒業生への色紙を皆でまわして書いていた。 卒業生のパフォーマンスは特に無し。さびしい。
・退場:寮生有志が歌いに来るかとの期待もあったが、結局無し。演奏後、会場の父兄より拍手が起こる。こんなの何年かぶり。
・今年の卒業生
修士:かったー(Vn)、やすだ(Vn)、よーじ(Fg)、たかせ(Cl)、ボブ(Tub・蘭岳賞)
学部:いだ(Vn・蘭岳賞)、いりうだ(Cl)、かんば(Vc)、たむら(Hr)、みとし(Va)
学部(進学):おのうえ(Per)、じぇい(Cb・学科代表)、たかや(Vn)、わたなべ(Vn)
今年は多め。
・卒業生への記念品:USBメモリつきボールペン
・客数約1200名[目測]:卒業生700+父兄・学校関係者500くらい? 実は、一年のうちで一番多い聴衆の前での演奏かも。
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【演】オーケストラ・アンサンブル・ブリランテ 第1回 定期演奏会

2007年03月21日 20時07分40秒 | 演奏記録
オーケストラ・アンサンブル・ブリランテ 第1回 定期演奏会
2007.3.20(火)18:30開演, 札幌サンプラザホール, 入場料 一般前売り1000円
指揮 市ノ瀬弦・山田美穂(モツ40番), パート 1st Violin

R.ワーグナー:リエンツィ序曲
W.A.モーツァルト:交響曲 第40番 ト短調 K550
J.ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 op.68
アンコール プッチーニ(編曲:山田美穂) 歌劇「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」

・細かいことは後回しにして、今回の演奏会についてまず一言でいってみると、「奇跡の演奏会!」、「PMFオケを超えた!」、「今年のベストはこれで決まり!」、「聴き逃した全ての方へ→もったいないことしましたね♪」、などなど。あちこち弾きに行っていますが、これだけの演奏はなかなかありません。細かい疵は多々あり手作り感ムンムンでも、感動的なステージだったと思います。家(室蘭)に着いたあとも興奮して寝れないような気もしたが、目をつぶると瞬殺でした。
・リエンチ:冒頭のTpと低弦が恐ろしかった。
・モツ40番:冒頭微妙。時間の流れがとても速く感じられ、体感時間では15分くらいで全楽章終ったような感覚でした。2楽章の"あの"リズム。前打ちになることなくきちんと弾けていたかどうかの記憶が無い(→ヤバイ)。3楽章の指揮者の指示は「花柄のロイヤルで」。 今回も同様、女性指揮者というとほとんどが男性っぽい格好で出てきます。折角なんだから派手なドレスでも着たら、とか思うのですが、だめか?? なんかしきたりでもあるのでしょうか。
・ブラ1:指揮者が台に上がったと思うといきなり振り出し、虚を突かれた。油断してました、ゴメンナサイ。 1楽章:Ob Soloきれいだった。 2楽章:Ob、Hrnそれぞれ素晴らしいSoloでしたが、中でもClは別次元にすごかった。Vn Soloもイイ音出すなぁ~ N君とあの時あの飲み会で隣に座らなければ、このSoloもなかったと思うと感慨深い。 4楽章:最後の string. 見事迷子になりました。リハではうまくいったんだけど。。。 
・終演後、舞台をバラしていると会場職員のおじさんが「"ヘラ"落ちてたよ」と手渡してくれた物。なるほど、これを使ってアイスクリームが食べれそうな気もするが、これクラリネットのリードなんです。。。
・オケのメンバーがとにかく若く、ほとんどが20代。30代以上は片手で数えられる程しかいない感じです。あまりの弦の少なさに演奏会の開催すら危ういのでは、と思える時期もありましたが、最終的には 7-7-4-6-3人 になり、この舞台ではほどよく収まる数でした。工大オケ関係者が私を除き4名参加。とうとう室蘭だけではなく札幌進出をもはじめました。私にとって以前からの札幌の知り合いに工大生が混じっている風景を見るのは、なんとも奇妙な感覚です。それにしても、参加した工大関係者のキャラが皆濃い(特濃)ような(私は含まれませんよ)。"巨匠"君はジュニアオケだけでなく札幌でも大人気。
・憧れのジャスミン様の隣で弾かせてもらって幸せ~♪
・指揮者の主要な仕事とは、リズムや音程を統制する交通整理的な役割だという認識でしたが、今回でその認識が変わりました。指揮者の主要な仕事とは、オケの力をいかに引き出すか、楽器で言えばいかに鳴らすかという点にあり、リズムや音程は(もちろん重要だけど)オマケに過ぎない。
・問題はメンバーのほとんど(半分くらい?)がトラであること。『ブリランテ』というよりも他団体の混成オケ的な色彩が強い。この先の団員集めが課題。第2回を開催することなく消えているか、第10回までいけるか、のここ数年が正念場。
・客数132名[公式発表]:数は少なかったものの、とても温かい拍手。ブラームスを弾き終えたときにはブラボー!の声もいくつかかかり、団員全員がステージをはけた後もしばらく拍手がやみませんでした。空席がほんとにもったいない。
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【演】第37回 新日鐵病院コンサート

2007年03月20日 22時26分28秒 | 演奏記録
第37回 新日鐵病院コンサート
室蘭音楽協会 市民オーケストラ演奏会
2007.3.19(月)19:00開演, 新日鐵室蘭総合病院 1階 ラウンジ, 入場無料
指揮 立山拓平, パート 2nd Violin

1.「ペール・ギュント」第1組曲より「朝」(グリーグ)
2.「シンプル・シンフォニー」より「おどけたピチカート」(ブリテン)
3.タイプライター(アンダーソン)
4.「真夏の夜の夢」より「ノットゥルノ」(メンデルスゾーン)
5.「威風堂々」第1番(エルガー)
アンコール アンダーソン ワルツィング・キャット

・『楽器隊(がっきたい)』 ティンパニなどの大型楽器をワゴン車やトラックで運搬する係は、しばしばこう呼ばれます。私も 若 手 (←)ということで、楽器の運搬をすることが多いのですが、本日は仕事を抜けれる5時半から開演7時までの1時間半の間に、NHK→病院→工大→病院、という移動をしなくてはならず、全て運び終わったのが開演の10分前というあわただしさでした。ギリギリセーフ。
・朝:「夜」なのに「朝」を演奏(by 司会のT氏)。リハもなくバタバタした落ち着かない空気の中での一曲目としては、特に管楽器にとってはつらい曲です。
・ピチカート:あの会場で、小さい pizz の音がちゃんと聴衆まで届くのか不安でしたが、ちゃんと聴こえていたと思います。弱音のためにかえって会場がシーンと静まり返って、まるでお通夜のような異様な雰囲気でした。
・タイプライター:実物ではなく、バチその他で代用。
・ノットゥルノ:出だしのホルンKさんのSoloすごかった~~…… 指揮棒が降りると同時にバシーっと音がでて。。。なんとも言葉になりません。 伴奏三連譜は結局最後まで揃わずバラバラ。
・威風堂々:昨日のViolaの譜面が頭に残っていて混乱。楽譜の段を読み違ったり、集中力が切れかかる。
・踊猫:昨日・今日の他、あちこちでいろいろな指揮者の指揮で弾いてますが、この曲が一番指揮者の性格が出やすいような気がします。今回は『軽快に疾走する猫』。
・配布されたプログラムが間違いだらけ。パッと見ただけで5~6ヶ所ミス有り。
・HrnのGさん、控え室を締め出され楽譜が出せず演奏に参加できないトラブル有り。
・今回でFgのY君とVcのKさんが異動・退団。
・客数約100名[目測]
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