PIAFUL♪

ピアノを愛する私の・・・独断と偏見による
その時々の旬な話題?を気紛れに~♪

「9」 の 呪縛?

2006-01-23 | music
「9」 という数を、異常に嫌った作曲家がいた。
その名は グスタフ・マーラー。

ベートーヴェンは、交響曲第九番 「合唱」 を完成させ 3年後に死んでしまった。
シューベルトは、交響曲第八番 「グレート」 を完成させ、第九番を書いている時に
31才という若さで死んでしまった。
まだいる・・・
ブルックナーは、交響曲第九番(未完)を書いていたら死んでしまった。

そこで、マーラーは 「第九=死」 を病的に怖れ、第八番 「千人の交響曲」 の次の
交響曲に 「大地の歌」 と名づけたのだった。
しかし、その次に作った曲は、標題をつけられない器楽曲。
“とりあえず9番目はクリアしたから、まあいいか” と思ったかどうか?その曲に、
「交響曲第九番」 と番号をつけてしまった。その結果(翌年) なんと 交響曲第十番
を完成させることができずに この世を去ってしまったのである。

そういえば、ドヴォルザークも交響曲第九番 「新世界」 の完成後 亡くなったんだ。

「9」 の呪縛? 数字は作曲家を支配する!?
その後の作曲家がさらに 「9」 を怖れたかって?それは未聞であるが。。