映画食い倒れ。

~映画は人生のデザートです~

個人的覚え書きのため、たまにネタばれありです。

「愛と青春の旅立ち ~An Officer and a Gentleman~」

2008年01月11日 | 映画~あ~
久しぶりに観たわ~。若きリチャード・ギアの目がつぶらなことっっ!!!目だけ見ていると、たまにジョシュ・ハートネットにも見えてきました。ちなみに親友役はマット・デイモンを思い起こさせます。

空軍士官学校のトレーニングを受ける若者たちを軸に、軍人としての成長はもちろん、友情、恋愛など盛りだくさんの内容。映画の要素が全部入っています。


初めて観たのは15年くらい前だったと思うけど、こんなに突っ込みたくなるような映画だったのかなぁ・・・。時代の移り変わりで、昔のことが滑稽に見えたり、そもそも文化の違いというのもあるんだろうけどさ。それにしても・・・。

アメリカの軍隊トレーニングって、こんなにぺちゃくちゃ自由にしゃべったり、大声で笑ったり、車やバイクを乗り回して女をホテルに連れ込んだり(同意の上ですが)、上官にたてついたりできるものなのでしょうか。「お前ら、何しに来たんだ?」と。そら、映画だからね。こういうのがないと話も展開しないかもしれないけど、それにしてもひどいんだよね。ビリーズ・ブートキャンプのほうが厳しそうに見えちゃったりもします。こんなやつらの面倒を見なくてはならないなんて、鬼軍曹がかわいそうになる。

ギアがアスレチックトレーニングで新記録をかけて挑戦していたのに、苦戦しているクラスメートを助け、記録そっちのけで一緒にゴール!クラスメイト感動!!のシーンがあったけど、実際それってどうなの?、と。私が助けられた側だったら、つらすぎるわ。自分のせいで新記録でなかった、とか。助けてくれるのなら、いったんゴールしてから折り返してほしい・・・私、わがままですか?


こういう映画に恋愛は付き物だけど、学校周辺に住むポーランド移民の貧しい女性たちの、何とかして将来のエリートたちに近づき、この生活から脱出しよう、という背景が面白い。そんな女の野望のために、純粋なオクラホマ・ボーイは人生を狂わされてしまうのだけど。この女たちの、他力本願振りは見事やわ。


いちいち、「ありえへん」と失笑してしまうのだけど、結局最後まで観てしまったのは、映画として観客を引き込む魅力があるということなのかな。



おすすめ度:☆☆★(この映画で心から感動する人とは、ちょっと友達になりたくない私)