PHP総研ブログ『番町Cafe』

HPでは公開しきれない活動をドドーンと紹介!!

またも九州出張

2009-10-15 17:00:00 | 荒田英知
ご当地グルメはどうした?

あまりの路線の違いに続編をためらっていましたが、一部の方のご期待に応えて一人旅を続けることにします(笑)。

というわけで、今回は「小倉焼きうどん」と「日田焼きそば」です。



まずは、北九州市が発祥といわれる焼きうどん。
元祖の店は小倉の繁華街に今もありました。戦後の食糧難の時代に焼きそばの麺がなく、うどんで代用したところ評判を呼んで広まったのだそうな。
今やすっかり全国区ですが、本家では茹で麺でなく乾麺を用います。
写真は玉子入りの「天まど」・・・この名がまたいい。
ご主人の味を守り続ける奥様の焼いた一皿は、ほんのり優しいお味でした。



さて次は、大分県の日田市に参ります。
天領の歴史を持ち、九州の小京都とも呼ばれるこのまちの名物は、意外や焼きそば。
強火でカリカリに焼いた麺としっとり蒸れたモヤシが、普通の焼きそばとは逆の食感。
日田の地でなぜこのレシピが誕生したかは追って調査が必要ですが、
最近ではご当地グルメとして確固たる地位を築き、全国展開する店も現れる人気です。



今回の二題、どうオチをつけようかと思案しながら河畔を歩いていたら、何処からか私の名を呼ぶ声が・・・。
振り返ってみると、なんとS県T市のY市長さんではありませんか。
そうです、今回の出張の目的はグルメ取材ではなく九州市長会への出席なのでした。



会議の時間まであとわずか、オチはまたの機会にということで・・・。

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人生も経営もセレンディピティ

2009-10-15 14:51:16 | 渡邊祐介
10月13日、滋賀県守山市で講演をしました。テーマは「松下幸之助に学ぶ『日に新た』の人生と経営」。依頼当初から、松下幸之助の経営でもとくにイノベーション(革新)にテーマを絞ってほしいという強い要望をいただいていました。主催は青年会議所ですが、商工会議所青年部も共同企画者として参加されており、商工会議所青年部の会長さんによると、「青年会議所と商工会議所が一致協力して活動することは意外と少ないんですよ」とのこと。皆さんの熱心さに納得したものです。
ところで、最近の講演の中で、一つ紹介しているトピックにセレンディピティ(serendipity)があります。広辞苑にもある言葉で、(偶然の幸運に出会う能力)を意味します。



1557年、イタリア人作家クリストファロ・アルメーノがペルシャ語の古いおとぎ話をもとに「セレンディップの3人の王子」を書きました。セレンディップというのはセイロン、今のスリランカことで、セイロンの3人の王子が旅に出る。その旅の途中で起きる偶然からさまざまな発見をして幸福に近づくというお話です。これを読んだイギリスの作家ホレス・ウォルポールが1754年に、こうした偶然の幸運に出会える能力をセレンディピティと名づけたのが発端のようです。
この考え方は専ら科学にまつわるエピソードでよくいわれています。最近では田中耕一さんのノーベル賞も、実験で入れるべき薬品を間違えたのがきっかけだったことは有名な話です。

しかし、歴史を調べている私には、成功する経営者の特徴もセレンディピティがあると思うことがしばしばです。講演でもそうお話しすると、頷く方が多いようです。なぜそうなるのかが講演のポイントなのですが、誰もが人生でも仕事でも困難に遭うことばかりだと感じているはず。セレンディピティの不思議をもっと究めて活かし合いたいものです。

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