丁度2ヶ月前にさかのぼりますが、”サワードウスターター”に強く興味を持ち
チャレンジを試みましたが、スターターがどういうわけかうまく育ってくれず
何度も違う配合でトライしてみました。。。
それでもなかなか、納得のいかないスターターに望みもうすれ
ひと月後にレーズンで酵母を起こしたのが、思いがけず順調にいったので
(ただ単に酵母と言うものに興味が湧いて作りました。)
それで、作った元種で何度かパンを焼いては楽しんでいました。
出来上がった元種を冷蔵庫に保管しては、かき混ぜたりたまにエサ(小麦粉と水ですが)をあげたり
そうして絶やさないようにしていけばいいのねと思いながら
何気なくダッチオーブンで焼く時に、その元種を使ってみたら。。。
(前回まではサワードウにはならなかったので気が付きもしませんでした。)
発酵途中に、いつもとは違う何だか酸っぱい匂いがしていました。。。が
それでも気にせず(気が付かずといいましょうか)最後まで焼き上げて
芳しい匂いの中にも確かにサワードウブレッド特有の香りがしていて
食べてみると、強くはないですがしっかりとサワードウの味がしてびっくり〜!!
自分では気が付かないうちに、サワードウスターターになってくれていたんですね。
この折角のチャンスに、本格的にサワードウブレッドを作らないともったいない!
レーズンで起こした液でスターターを作り、このスターターでLEAVEN(サワードウの元種)を作り
そのLEAVENで最後の粉や水を調合して、やっとサワードウブレッドを焼くことになりました。
ベーグルや、ホームベーカリーのように捏ねてから3〜4時間で出来上がるなんてパンではなく
LEAVENが出来てから混ぜ合わせ、焼きあがるまでにまるまる2日かかりで
(最後の成型後、発酵カゴに入れて冷蔵庫で16時間寝かせるからです。)
ただ時間はかかりますが、つきっきりではないので思っているほど大変ではなかったです。
朝起きて発酵具合を確かめオーブンを予熱の間、クープを入れたり上手くいくかドキドキでしたが
ちょっと不格好ですが想像していたよりもいい感じに焼きあがって一安心
気になる中身は。。。
気泡もまんべんなく入ってくれていて、結構満足の行く出来栄えになったと思います。
もちろん一番大事なのはサワードウの味ですが。。。
しっかり酸っぱくて、熟成された本物のサワードウブレッドでしたよ。
特に美味しく出来たなと感じたのは、外側の皮クラストの部分です。
噛みしめるとじんわり、美味しい。。。
半ば、いえ私の中では完全にあきらめモードに入っていた ”サワードウブレッド”
ひょんなところから偶然できてしまったような試みでしたが
この偶然を活かして、これからも我が家の基本はこのサワードウブレッド
しばらくはこのパンを焼くことに集中して楽しめそうです。
2017年最後のギリギリに念願のこのパンが成功してほんとに良かった。。。
色よし、なかの気泡もしっかり入っていて、
本当のパン屋さんのパンです!!
あの独特な香りが、漂ってきそう!!
最後にできて良かったですね^_^
私にしては途中で放り投げだしそうになりながらも、なんとか納得のいくサワードウが完成して満足です。
次回からこれが安定して焼けるようになるか、かなり不安ですが
やるからには頑張って続けていこうと思います。