唐突ですが、サンビームのオイルタンクはこのような構造になっとりまして。フタに空いた小さな空気穴に加えて、タンクの内圧をチェーンオイラーを兼ねた煙突(右)から飛散するオイルと共に逃がしています。

…なんですが、これがまあよく吹くんですわ。ばーっと飛ばすといちいち後輪がべたべたになる。オイル量を減らせば(タンク半分くらい。1L弱)吹く量も減るには減るが…。こういうバイクですし、オイルは潤沢に載せておきたい。なので少し対策を施すことにしました。まずはただのバカ穴だった煙突上部にフタをします。真鍮をツバつきに削って、貫通しないよう下から少しドリルで穴を開ける。ちっちゃく見えるのがそれです。

これを煙突上部にハンダ付けし、真横に2mmの貫通穴を開けたら出来上がり。…これで今まで重力に任せて上からじゃんじゃん降り注いでいたオイルが防がれ、空気と共に横穴から入ってくる分のみになるはず。…理屈上は。まあ、元の穴が5.6mm程度ありましたから、それが入り口だけでも2mm×2になることで流出量は減るんじゃないかしら。

帰宅して後輪への飛散量をチェック。…ゼロとまではいっていないようだが、ほとんど飛んでいないように思える。暗がりにペンライトでの確認なので、いまひとつ判然としない。でもまあ、確かに量は減りました。狙った効果がビシッと出るとバイクいじりが楽しくなるよね。
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