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Petrol Bug's
――――― THE SUNBEAM FROM THE FAR EAST ―――――
 



や。ひさしぶり。別にこの間マイビームを放ったらかしていたわけではない。……まあ書くのが面倒なのだが紆余曲折あったのだ。その果てに使用することになったエンフィールド用のハイコンプピストン。圧縮比を計測します。いつものようにピストンとシリンダーの隙間をグリスでべったりと埋め、ビューレットでびゅーっと灯油を注いだ結果が62cc。以前のピストンのときは69ccだったから圧縮は上がる計算だが…。今回使用するシリンダーは今まで使用していたものよりも4mmほど長い。…いや、厳密には以前使用していたシリンダーが短いのだ。圧縮を上げる為にベース面を切削したようなんですね。加えてスリーブがかなり偏芯して打ち込まれており…。見て見ぬ振りを決め込んで参りましたが、それも限界でございます。別のシリンダーのスリーブを打ち変えて使用する算段だ。



話が逸れた。圧縮比の計算に話を戻すと、シリンダー容量が「35×35×3.14×90=346185」で346cc。ここに62cc入ったので「(346+62)÷62=6.580…」となる。…と、言いたいところだが。実は使用する予定のシリンダーが7/100mmほど大きくケースに入らない。なので旧シリンダーにて計測している。ここから4mm高くなるということは、その分燃焼室の容量も若干増えるわけで…。この計測の為に4mm厚のコンプレッションプレートを作るのもばかばかしい。苦肉の策でとった行動がこれだ。



旧シリンダーでの上死点位置は大体ピストンの肩がシリンダーの最上部に達するか少しオーバーするくらい。目見ですが。なのでピストンの肩から4mm程度の位置までビニールテープで土手をつくって、そこに灯油を注いでその量を量り、先ほどの62ccに足し上げたものを仮の燃焼室容量として計算するのだ。無論厳密であろうはずがないが、大体の頃合いはわかるだろう。…で、その結果が約5cc。つまり67ccで再計算すると…「(346+67)÷67=6.164…」となる。ちなみにこれまでのシリンダー+ピストンでの圧縮比は6だったが、考えてみればシリンダーが短くなっていることを計算に入れてなかった。短くなった分を入れて再計算すると…「35×35×3.14×(90-4)=330799」の排気量に69ccで「(330+69)÷69=5.78...」となる。6切ってんじゃん。まあ、いずれにせよ、元より圧縮が下がることはどうやらなさそうな気配です。



諸々準備を整えて内燃機屋行き。やれやれ。今年はもうこれで仕舞だなあ。1月中には何とか復活させたい…。

追記:ごめん。根本的な理解が間違ってた。ストローク量はクランクで決まるので、シリンダーの長さは関係ないようです。なので、元の排気量は346ccで圧縮も6.01...でいいみたい。
 

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