Summer Beam

梅雨の晴れ間かつ前日までは比較的低め（27℃）の最高気温。まだ…まだビームのシーズンは終わっていないはず…！と思ってしぶとく走りに出てみたが、まあ1号線は平日も混んでるよね。おまけに事故渋滞。さらには予報を覆す直射日光…。タンクに載せてるiPhoneがめでたく熱で一時操作不能になった。やはり限界が近いな…。まあ何はともあれ飯であります。下曽我の平野家さんへ。



外観内観共に重文。そして氷川きよしの底力を感じる。





名物のカツ丼はもちろんうまい。高度成長期の遺産グリンピースが輝いている。



おそらく一生降りることがないであろう下曽我駅。でもこのあたりは季節になると梅が咲くようですね。



腹がふくれたところでお次は湯だ。酒匂川を越えると静岡がはじまった…！って感じがしますね。…いや、神奈川なのは知ってますが。しかし体感的には小田原は静岡だし、葛西は千葉なんですよ。県境の方が間違っている。

…さて。本日の湯は、箱根の共同浴場・弥坂湯さんです。まあもう見た目からして最高だよね。



平日昼間だけあって空いてた。あとふつうに石鹸を貸してくれる。うれしい。



かわいいタオルの再利用マット。



簡素な漆喰の浴室。中央にまんまるの湯船。さすが箱根ということなのか、やっぱり浸かっていて温まり方が違う気がする。ぽっぽぽっぽと身体の中に内燃機があるような温まり方だ。日焼けのせいかな？シャワーの冷水が冷たいのもいい。先日の飯能といい、山の温泉は水が冷たいということなんだろうか？温冷交互にみっちり1時間ほど入ってしまった。ヘトヘトになる。



湯に草臥れたらば、シビれる休憩所へ。いい風が通る。



しっかり休んだら、ちょろちょろ景色を冷やかしつつ帰路につきます。ちょうどね、そこかしこで紫陽花が見頃だったんですよね。





高台の裏道。小田原箱根あたりはやっぱりいいですね…。住みたい。



映えスポット。



往路82km、復路77km、計159kmの安心実績。夏の足音が聞こえるざますなあ…。
　

Naguriko Beaming

ぽっかり仕事が空いたのでビーミング。最高気温28℃は鉄ヘッドがギリギリ死なない気温だ。死にはしないが…もちろん不具合が出る可能性は最高潮。そろそろ走れない季節になっちゃうなあ。



本日のお昼は南北ラーメンおざくです。ザ・国道沿いのラーメン屋って感じが最高。ゆで玉子の看板が映える。



チャーシューメン・ワンタン増し・半ライス。予想より3割増しでうまい。薬味がネギではなくオニオンスライスだ。地理的に八王子系の影響なのだろうか？生タマネギ好きとしてはゴロゴロと大きめのみじん切りの方が好み。ワンタンはショウガがガツンと効いていてこれまためずらしい。麺はトゥルッとしててやわらかい。チャーシュー含めやや味濃いめ。暑い日にはもってこいのラーメンと言えよう。……それにしても南北ラーメンって何だ？



昼飯後は山の方へ。さすがにこの辺りになると涼しくなってくる。山と森の偉大さ。あと水田とかな。







はい。到着したるはさわらびの湯です。



や、ここはね。施設が相当いいですよ。木をふんだんに使ってあって、天井が高く、きれいで新しい。いつも行くようなところと違って万人におすすめできる。流石に人気があるらしく、平日にも関わらず人はそこそこ。浴室は窓が大きく、緑がたくさん見えて開放感があります。広めの浴室にはテラスのような露天が併設。ヤンマがふら〜っと飛んできたりする。浴槽の種類はやや少なめだが…何と言っても最高なのはシャワー。ここのシャワーは冷水がキンキンなんすわ。水風呂がない分を補ってあまりある冷たさ。なかなかね〜ないんですよね〜シャワーの冷水がガチで冷たいとこって…。大体がこのくらいでいいっしょ？みたいな舐めた冷水が出てくるから…。あっ！あと薪を燃す匂いが漂ってくるんですよね〜。それも超いい〜。



さらに素晴らしいのは休憩室の充実度ですね。ログハウスっぽいフローリングスペースに加えて、広々とした畳の部屋まである。ゴロゴロし放題。これで入浴料込みで800円っつうんだから安い。1000円払って休憩スペースないとことかざらにあるからね。駐車場も第3まであったし、休日は結構な人手があるんじゃないかと予想されます。でもおすすめ。多人数のツーリングなんかにはいいと思う。

んで。風呂上がりにちょっと名栗湖をぐるっと冷やかします。水量が…少ないな…。水不足が心配される。





このトラックたちは現役かな？かなりキレイにしてあったけど。



日暮れ前に橋見物。橋は…いいよね…。



名栗川橋。ビームより9つ年上。24年だからVintageのど真ん中。フラットタンクですね。コンクリートすごいな〜。





アングルを変えてみた。



往路71.5km、復路75.5km、計147kmの安心実績。そろそろ夏眠ですな。
　

Osampo Beaming

やだやだ。梅雨入りですねえ。先日のツーリングで積み残していた発電しすぎ問題をおさんぽがてら解決します。



…といってもまあレギュレーターを交換するだけなんですが。役目を終えたポドトロニクス。



以前ダイナモ不良のときに、一旦は別メーカー品に交換したものの、嫌疑不十分で元に戻して使っていた。今回は間違いなく逝っているものと思われる。新しいレギュレーターは相変わらずアイドリング時にちょっとだけマイナスに振れるのが気に掛かるが…。まあちゃんとレギュってるし、エンジンかけてる間は基本走って発電してるんで問題はないでしょう。何なんだろう？逆流なの？

Girder Rigid High

予報によれば今日は快晴かつ18℃〜25℃（実際は21℃〜27℃でした）。ロンT1枚でさらっと気楽に出かけられ、出発が遅くても日が長いこの時期に出かけぬ理由があるだろうか？いや、ない。……こともなくはないか。でもまあどういう基準か存じ上げませんが、県境跨がなきゃいいらしいんで久方ぶりのビーミングと洒落込みます。いつものように多摩川を遡上して奥多摩へ。まずは太公望ラーメンでお昼です。



あご（飛魚）と聞くと山陰の血が騒ぐよね。無化調らしいあっさりストレートなスープ。しかし醤油と魚粉の旨味のパンチがいい。中太の麺ももっちりうまい。でも量的には大盛りでいいかもな。



あ、そういえばコックピットまわりを拡充しました。懐中時計マウントは自転車用。気休めにラバーマウントにしてみたが…発進後秒で壊れたよね…。表示時刻はほぼ出発時刻。もひとつついてるのはBeeLine Motoです。真ん中につけたかったのだが、ネックダンパーが邪魔して見辛いっつうね。この後右サイドにつけかえた。BeeLine Motoのインプレッションとしては最高のひと言ですね。ナビだと頼りっきりになって道を覚えない。GoogleMapだと見るのに時間を食って結局迷う。その点最小限の指示だけ出してくれるBeeLine Motoは本当に助かる。情報がミニマムだから、道や景色を覚える余裕もあるし。とてもおすすめ。



そんなこんなで武蔵五日市の駅を通り過ぎ、檜原街道の純福音東京教会秋川祈祷院あたりに差し掛かると空気がひやっと冷たくなって…来たぜ奥多摩！って感じで盛り上がりますよね。そのままぐねぐねぐねぐね登って到着したのがこちらです。三頭山荘。





目当てはもちろん立ち寄り湯。



日曜なだけあって流石に貸切とはいかなかったが…。夕暮れ間近、先客はふたりのみで程なく貸切となった。



浴室は2階になっていて、屋上に露天風呂がある。東京でいちばん高いところにあるんだそうです。緑の匂いが濃い中湯に浸かるのは最高ですなあ。



三頭山荘はどちらかというと風呂より食事が有名で、予約をすれば兜作りの本館で山菜膳が楽しめます。ご興味のある方はぜひ。



…とまあ往路は順調だった久しぶりのビーミングだが、復路で問題発生。昭島あたりに差し掛かったところで突如アンメーターがびよんと振れ、発電量が倍くらいに。レギュレーターが逝った？と思いつつ、灯火して過充電を回避。すると程なくして今度は信号待ちでエンスト。キックをしてもかかる気配がない。んんん…？
路肩でプラグを外して火花を確認。…5回に1回くらい火花が飛ぶ。プラグを疑い予備プラグで試してみるが結果は同じ。じゃあポイント？と確認するが、ポイントギャップは適正…。適正だが…なんかコンタクトブレーカー自体がグラグラする…？結論としてはコンタクトブレーカー中央のネジが緩んでました。タブワッシャーの起こしが甘かったのか…？



そうこうするうちにとっぷり日も暮れて。久しぶりにビームのムーディーな6V間接照明で走るはめに。好調とトラブルがいい感じにブレンドされた充実感の高いツーリングとなった。発電の問題は解決してないけどな。

個人的に、戦前車ツーリングの醍醐味は帰り道にこそあるのではないかと思う。行く道は行き先や道順や昼飯に気もそぞろ。バイクの調子も探り探りで、エンジン音や車体の挙動・振動に神経を研ぎ澄まし、アクセルワークも慎重かつ丁寧になる。そうこうするうちに目的地に着いてひとまずの達成感を得て、帰り道はバイクへの慣れと束の間の信頼が生まれ、おおらかな気持ちで走ることができる。ツーリングも終わり近くになるにつれ、振動でだんだんと手と脳が痺れてきていい感じに気持ちよくなり…。無事家についたらあとは風呂に入って酒をかっくらうだけだ。この瞬間を最高と言わずして何と言おうか。ガーダーリジッドハイ。

本日は往路80km、復路82.5km、計162.5kmの安心実績。細かいとこチェックし直さないとな。