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Petrol Bug's
――――― THE SUNBEAM FROM THE FAR EAST ―――――
 



これだけ寒いと我がビームも快調ですこぶるご機嫌ですな。さて…サンビームのクラッチにはスラストプラグというおせっかいな機構がついとります。簡単に説明すると、プッシュロッドがクラッチプレートを押し上げたその先に、いちばん上のプレートを受けるつっかえ棒的なものだ。これによってプッシュロッドによるリフトを最終的に平行にします。斜めに開いたままでクラッチの切れが悪いということがないようにするというか…。少ないストロークでプレートのリフトを偏らせない仕組み?…つまり図解するとこうです。まずはスラストプラグなしの場合。



いちばん上のプレートの真ん中を押しても、極端に描けばこのようにプレートが斜め、つまり不均等に持ち上がる場合がある。これではクラッチの切れが悪い。ここにスラストプラグがあると…。



仮に下側が先行して多めにリフトされたとして、スラストプラグに当たります。するとプレートの下側はそれ以上リフトとされず、上側にはまだ余裕があるのでそちらだけリフトされるという…仕組みだ。…まあ、サンビームオーナーでなければ関係のない話ですね。で、そのスラストプラグは、イモネジ+得体の知れない円筒形の物体(これがプレートに当たる)から出来ているのですが、この円筒形の物体がだいぶへたっておりまして。機能上問題はないものの、何かもやもやしていた。一度コルクで代用してみたものの、柔らかすぎて用をなさない。なので、ジュラコンの丸棒から削り出してみました。



チェーンスライダーにも使われているらしいので、材質的には問題ないと思うが…。まあ、しばらく様子を見てみたいと思います。ついでにイモネジの位置を決めるナットがナメすぎて五角形になっているので、これをFlyer Motorcycle Workshopこと前オーナーに発注。…しかし僕の適当な採寸により全然嵌りません。修正を依頼するはめに…。ここのイモネジは変なサイズで、たぶん元々は5/8" 20TPIだったと思われる。現状はそこから摩耗して15.8mmの外径。ナット側の内径は14.6mm。山の高さが1mmちょいってこと?



ともあれ新しいスラストプラグの中身を入れて、クラッチを再調整。いちばん上のプレートにプラグが当たるところから、ねじを1回転半前後戻して留める。クラッチレバーを切った時、グリップのちょっと手前で止まるあたり。走行時のシフトアップはやや半クラ気味でスラストプラグに当たる手前くらいで行い(当たるとブレーキがかかったようになる)停止時のシフトダウンはプラグにきっちり当たるまで握り込んで行うようです。慣れないとちょっと面倒なんですが、これを守ると確かにギア鳴りはまったくしません。…あ、走行中はシフトダウンしません。できなくはないけど…3回に1回は失敗する。
 

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復活しました。持つべきものは電装品のスペアだな…。結局配線の接触と導通もあやしいので、E, F, Dに関しては引き直しておいた。Aはちょっとややこしいので放置。



あとどうでもいい話ですがリフレクターをつけてみました。テールランプの面積の小ささ、バッテリーの容量、6Vのぼんやり加減、今ひとつ不安な電気事情などを考えると、何かもうちょっと光るもんを足したいかなと。取り付け場所に困った挙げ句、至極微妙な位置に…。サドルバッグが邪魔でほぼ見えません。でも車間を取るとなんとか見える…くらいの。あれだよ、ほら、チラリズムとかの。な?…ま、気休めです。本気なら交通安全襷をかける。
 

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鼻歌まじりにビームを飛ばし、学校へ。リアハブとドラムを締結するボルトをワイヤリング。機嫌良く帰路に着こうとしたのだが…。



…発進20mくらいで異変に気づく。おや?アンメーターが動いていない…?どこか接触不良かな?と踵を返してチェック。配線をごにょごにょしながらエンジンを回していると反応があった。念のために通電をチェックするかとアースを外し、ダイナモからレギュレーター、レギュレーターからのアースなど各所をテスターで調べる。…うん、断線はしていないようです。となるとギボシ部分の接触不良だが…これもしっかり留っているしなあ…?再びエンジンをかけてみるが…やはり反応がない。おかしいな…と思っていたら、突如アンメーターの針が跳ね上がった。跳ね上が……あれ?8アンペア?そして気まぐれに反応したりしなかったり…。

……第二回レギュレーター終了のお知らせです。どうみてもまじめにレギュレートしていません。本当にありがとうございました。ポドトロニクス…お前…。



幸いにも家に帰れば予備ポドがある。あるのだが…。これ、この突然死。どうにかならないんですかね…。前回と違って今回は水の侵入という線もないし…。何が原因なんだろうか?振動?うう~ん…もっかい機械式も視野に入れようかな…。

…以上わずか7日間で今年度の絶好調計画が頓挫したお知らせでした。まあ、知ってる。こんなもんこんなもん。
 

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T.B.A.  


閑話休題⑩。このRUDGE Special…気になるな…。いくらだろう…。個人的な趣味ですが、Vintege期からPost Vintage期へ移行する付近の車両が堪えられません。1928~30年くらいがベスト。サドルタンク載りたて、みたいな。リンク先の車両はそれはもう、血と汗と涙を搾り取られそうな気配むんむんですが、まともな状態のものはたぶんこれ?



T.B.A. は果たして「to be announced」か「to be avoided」か…。どなたか博打を打ってみては。あわよくば途中で投げ出していただいて、おいしいところを頂きたいものです。
 

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仲間がブログをはじめました。モグリのレストアガレージ、JN Motorcycles社長N氏のVintage Motorcycle Study。氏所有の元鉄屑、VLDレストアの栄光の軌跡がイチからご覧頂けます。…なにぶん2年分くらいの記憶とノート数冊を元にした再現記事なので、個人的には途中で挫折するんじゃないかと睨んでいる。脳トレブログとも言えよう。



…と同時に、N氏はトリニティースクールのハーレークラスおよび珍車クラス*講師でもあり、このブログはハーレークラスの様子も記事にしていくらしいです。僕も大変お世話になりました。最近今ひとつ生徒の集まりが悪いトリニティーですが、英車と違って趣味人口の多いハーレーにはまだまだポテンシャルがあるのではなかろうか?まあ、こんなニッチなブログで何を言ったって無駄でしょうが、身近にハーレーに興味を持っている方、既にハーレーに乗っていてそろそろお店任せもな…と思っている方、基本的な知識を身につけたいなという方などなどいらっしゃいましたらば、是非このブログの存在を耳打ちしつつ、見学をおすすめしていただければ幸いです。楽しいよ?

*戦前車クラスのキュートな愛称。ガーダーフォークのVelocette(MAC, MOV, MSS)の他、Norton Model50, Brough Superior SS80, Sunbeam, Harley VLD, BMW R12などちょっと面倒くさいものが集められている。募集は…していないような…しているような…曖昧な存在。
 

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ちょっと喪中なのでお慶び申し上げられないのですが…。本年もどうぞよろしくお願い致します。今年はきっと俺のビームも絶好調なので、必然的にブログの更新も減るはずです。



あと年末ジャンボが当たったので、Morgan 3 Wheelerをやりたいと思っています。300円で買えるかな?
 

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