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Petrol Bug's
――――― THE SUNBEAM FROM THE FAR EAST ―――――
 



さて…ひとしきり自暴自棄になったところで検死である。まずは偏芯というのも憚られる無惨な排気ガイドを抜こうとすると…。当然こうなります…。



結果、タップを立ててボルトをねじ込み、その先端を叩いて抜くことに。ガイドに直接衝撃を与えないということですね。どうせガイドは廃棄ですし。





ガイドとガイド穴を再計測。排気ガイド外径が16.02〜03mm、ガイド穴が16.00mm。吸気ガイド外径が15.91〜92mm、ガイド穴が15.89mm。穴は偏摩耗しておらず無事です。やれやれ。



ついでに家にあった年式違いのヘッドからもガイドを抜きます。こちらはコイルスプリング仕様。





…そうです。ヘアピンに懲りてコイルに戻そうという訳です。やっぱりあの挙動の不安定さでオイルレスっつうのは相当シビア。オレみたいなミジンコに扱える代物ではなかったのだ。キュイキュイ音も鳴るし。コイルにすれば少なくともバネの運動自体は円運動から直線運動に変わるわけで、作用角さえきちんと煮詰めれば、バルブの挙動とガイドの摩耗は幾分マシになるはずだ。…はずだと思いたい。はずなんじゃないかな。

幸いコイルスプリングとリテーナー一式は手元にあるので、そいつが流用できるのではないかと試したところ…。ヘッド側の円形の逃げにばっちりです。



問題は……バルブだ。もはや再起不能。材料さえあれば内燃機屋さんが制作してくれるとのことだが…。そもそもバルブの材料って何よ…。何鉄…?(追記: SUH35だった。オーステナイト系耐熱鋼。どこに売ってんだよ…)



あと地味にガイドも再制作だが…これまた材料が…何なのよ…。母材から探さなあかんのか…。もうサイドバルブエンジンに載せ換えたい…。
 

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終了① どうも調子がおかしいと思ったら…。いつのまにかラッシュキャップが砕け散り、吸気バルブの頭がご臨終に…。



終了② そんなこんなでバラしていたら…。排気側プッシュロッドの頭が扁平に…。



終了③ たった3000kmにしてガイドもヒドいことに…。



何より驚異的な裏側。これでVMSツーリングを走っていたのだから…心底イカレてる。



※ ひと回り小さいサイズのバルブを入れているわけではありません。



神様…もう限界です…。明日あたりこの鉄屑をそっと大井埠頭に沈める私をお赦し下さい…。
というわけで足掛け5年近くやってきたこのブログも今日で最終回…。長らくのご愛読ありがとうございました…。
 

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