『こどもの体温』

よしながふみさんの『こどもの体温』読みました。
良かった～！！
どのストーリーもすごくありそうで、真理で、人間だなあという感じ。
バレエの話とか、すごく好き・・。
最後の「たまにあった一日」とか、短い話なんだけど、いとおしくて涙でました。
本当になにげない話で、お父さんが息子を叱って、息子は大泣きしている。
「もう二度としないと約束できるか？」という言葉に息子が頷き、二人が抱き合う。
というそれだけの話なんだけど、いとおしいシーンだよなあ。
自分が子供を叱った時のこととか、小さい頃の子供の泣き顔とか、抱きしめた時の子供の体とか、子供が泣きながら謝ったこととか・・。謝らせるときのギリギリした感情とか・・。
一気に体の中にあふれてくるような、そんな作品。
本当にうまいなあ。よしながさん。

物語、セリフ、画面の間とか・・すべて。
マンガという芸術を味わってます・・。

PS.『メジャー』みたよ～。
ひとりで、吾郎ちゃん、かっこいい！！と叫んでました
ますますおとさんに似てきて・・。