ナナ日記

ミニチュアダックスのナナは16才9ヶ月で虹の橋を渡って行きました。
この頃は庭仕事と時々読書。歴史好き。

『月魚』 三浦しをん

2008年03月11日 | イロイロ感想
はあ~、素敵だった
微妙にBL・・というか、BL的な微熱のある、小説。

「二組の布団が寄り添うように縁を重ねている」・・って、もうその情景だけで熱が上がりそうな感じです。
そんな微熱を底に漂わせながらの、古書店が舞台の静かな小説です。

以前図書館で働いていた時、古書店から色々な目録が送られてきていて、それを書店別に並べて整理してました。この小説をあの時読んでいたら、あの作業も随分楽しかっただろうと思います。なつかしい・・。

あさのあつこさんのあとがきが非常に高尚で、よこしまな想いにドキドキしながら読んでいた自分を反省。