東京は雪です。仕事帰りに雪の積もった道を歩きながら、土曜日に演奏した「ます」のメロディーが自然と口から出てきます。チェルニーの編曲した2台ピアノの作品はこの寒さを吹き飛ばすほど暖かい音楽を生み出しています。どうして「チェルニーはつまらない」とか「芸術性がない」という人が後を絶たないのでしょう。(バイエルもしかりです) 日本の音楽教育はどこかで間違った方向性を持ってしまったのでしょう。音楽はステータスでも競争でもありません。またミスタッチをしないことが良い演奏だと勘違いしてる人がいなくなることも願います。ミスは少ないに越したことはないのですが、それが最重要事項ではありません。ダン・タイソンが弾いたショパンのマズルカをテレビで聴きましたが、息をのんで聴き入ってしまう素晴らしい音楽でした。同じアジア人でも何かが違うようです。
閑話休題。次から次へと嬉しい知らせは届いています。少しづつこのブログで紹介して行きたいと思っています。今日はまず来月のコンサートのご案内です。ラヴェル・ドビュッシーと同世代の作曲家も当たり前ですが大勢存在しています。今回取り上げる4人のうちポール・ラドミローは井上二葉先生や金澤 攝先生も注目されていた作曲家です。フランス音楽の“粋”を是非会場に足を運んでお楽しみください。
2012年2月18日(土)
第141回 2台のピアノの午後
ブルターニュ音楽紀行
MUSIC FROM THE BRITTANY REGION
フランス北部・ブルターニュ地方には、古代ケルト文化の面影が
色濃く残ります。この土地から、実力ある作曲家が多く輩出し、
民俗の伝統を近代的に復興させた幾多の名曲が生まれました。
今回ご紹介する4人の作曲家は、いずれもフランクやフォーレらの
名匠の教えを受け継ぎながら、それぞれに独自の音響世界を探究し、
近代フランス音楽に豊かな実りをもたらした点で共通しています。
フランス音楽の本質はその多様性にあります。郷土への愛着を優れた
近代芸術へ昇華させることに成功したのは、セヴラックやカントルーブだけ
ではないのです。フランス文化の奥深さをお伝えできれば幸いです。
演奏曲
ルネ・バトン (1879-1940)
王弟殿下の為のメヌエット 作品5 (1901)
ルイ・ヴィユマン (1879-1929)
2台のピアノの為の4つの小品 作品16 (1910)
ギイ・ロパルツ (1864-1955)
2台のピアノの為の小品 ロ短調 (1898)
ポール・ラドミロー (1877-1944)
ブルターニュ組曲 (1903)
開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR
ピアニスト
益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara
入場料 大人 2000円 小学生以下 500円
ホームペ―ジ
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano
youtube
http://www.youtube.com/pccpianoduo/
cd baby
http://cdbaby.com/all/pccpiano
twwetvite
http://tweetvite.com/event/pccpianoduo
クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!
http://www.musse.jp/scores/detail/PTNA-010228
サン=サーンス 動物の謝肉祭/デュエッティーノ/死の舞踏/子守歌[連弾] | |
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