ピアノ連弾 2台ピアノの世界

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第159回 2台のピアノの午後 「クラーマー=ナポレオン(I)~出版百年によせて~」のお知らせ

2013-08-16 14:14:36 | 日記

8月31日土曜日に今月2度目のコンサートを開催します。クラーマーの有名な練習曲にブラジルの作曲家アーサー・ナポレオンが2台ピアノ版を作曲したものです。そして、この2台ピアノ版の作品はそれ自体独立した練習曲として演奏できます。つまり、クラーマーとナポレオンのそれぞれの練習曲の独奏とその両作品の合奏が可能なのです。

ブラジルの作曲家エルネスト・ナザレーのことを調べていく流れの中でこのナポレオンの作品の存在を知ることができました。アーサー・ナポレオンの名前はヴィラ=ロボス作品を多数出版している出版社の名前として、ヴィラ=ロボスのファンならご存知のはずです。今年生誕150年を迎えるナザレーに導かれるように、私たちはこの作品と演奏されたCDの存在を知り、、そして、全84曲の楽譜の入手までたどり着くことができました。多くのブラジル人音楽家がアーサー・ナポレオンのことを教えてくださったことを感謝いたします。

この素晴らしい楽譜が欧州で出版されたのが1913年。それは第一次世界大戦の前年で、この世界大戦がなければ、この楽曲もクラーマー=ビューローの楽譜とともに現在も楽譜屋の棚に並んでいたことでしょう。出版からちょうど百年の今年、私たちの手許にこの楽譜が届き、演奏する機会を与えられた不思議な因縁に感謝しながら、2回に分けて全84曲を演奏いたします。

 

2013年8月31日(土)開催!

第159回 2台のピアノの午後

クラーマー=ナポレオン (I)
― 出版百年によせて ―
  
J. B. CRAMER = ARTHUR NAPOLEON (I)
- THE CENTENARY OF THE PUBLICATION OF 84 NEW STUDIES -
  
クラーマーの84番練習曲(作品50)は、高度の技巧修得を目指すピアノ学習者の必携の書です。日本では、ビューローによる校訂版(クラーマー=ビューロー60番)が古くから普及しています。

   
アーサー・ナポレオンは、19世紀から20世紀にかけ国際的に活躍したブラジルのピアニストのパイオニアというべき存在です。作曲家としても多くの作品を発表し、楽器販売や出版業でも成功を収めました。


   
ナポレオンは、クラーマーの84番練習曲の校訂・運指を手がけたうえ、第2ピアノとしても、独奏曲としても演奏できる新練習曲を作曲しました。1913年の出版からちょうど百年。新鮮な音響への扉が開かれます。


      
     
演奏曲
  
ヨハン・バプティスト・クラーマー [1771-1858]
  84の練習曲 作品50 より 第1番~第42番 (A. ナポレオン校訂版)
   
アーサー・ナポレオン [1843-1925]
  84の新練習曲 第1番~第42番 (第2ピアノにて上記と同時に演奏)

開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR

ピアニスト

益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara 

入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

是非、会場に足をお運びください。

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ホームページ
http://pccpianoduo.webnode.jp/

ホームペ―ジ(2012年3月まで)
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano
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これまでの演奏会を記録したCD-rを販売していますが、現在評判のBASEに移行して行きます。
https://pccpianoduo.thebase.in/

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クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

http://www.musse.jp/scores/detail/PTNA-010228

レスピーギ ピアノ連弾作品集
クリエーター情報なし
ヤマハミュージックメディア