ピアノ連弾 2台ピアノの世界

世界中のピアノ連弾、2台ピアノ作品を演奏しています!

11月20日のコンサート 第138回2台ピアノの午後 

2011-11-13 03:48:20 | 日記

先週5日のバンコクのコンサートからもう1週間が過ぎたとは信じられません。撮影した映像の編集作業に取り組んでいますが、洪水騒ぎの最中とは信じられない暖かい拍手に励まされます。

その後タイ国では幸いなことに世界各国のポンプの支援などもあり、水の排出も進んでいて予想よりは洪水の南下の速度は落ちているようです。雨季も終わり雨も降らず、ロイクラトーンのお祭りも盛大に行われたようです。今回の洪水は悲惨な災害ではありますが、地理が分かっている人にはチャオプラヤー川沿い以外の被害のない地域について報道しないマスコミに驚かされます。プーケットやサムイ島など、全く洪水とは関係のない数多くの観光地まで人が足を運ばない状況になりました。日本の震災時に西日本の観光客まで減少したことと同様のことが起きてしまったのは残念です。各地で起こる災害と日々の生活との折り合いをつけることは難しいです。

土曜日にある演奏会に行きました。プログラムの中で震災と音楽について触れてありました。音楽で怪我も治らないし、お腹も膨れないし、生活の足しにもなりません。でも、音楽は心の支えになります。もともとあらゆる芸術は人間の魂の苦悩や悲しみの救済のために存在するものですから、衣食住と同じ範疇で語ることでもありません。良い音楽を聴いて、ぐっすり眠れるだけでも充分なのでしょう。プログラムの文言にあるとおり、心のこもった素敵な演奏会でした。

早いもので次のコンサートまであと1週間です。お時間のある方は是非会場まで足をお運びください。

第138回 2台のピアノの午後

11月20日(日)

会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)

開場 14:15 開演 14:30

入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

ジャーマン・バロック・トレジャリーズ
GERMAN BAROQUE TREASURIES
  
   
18世紀のドイツでは、バッハやヘンデルのほかにも多くの作曲家が活躍し、
2台チェンバロのデュオのためにも優れた楽曲が競うように生み出されました。
  
往時に各々に盛名をはせた4人の名匠たちが、2台の鍵盤楽器のために
書き下ろしたオリジナル作品は、そのままモダンピアノで演奏できます。
  
対話と協調、機智と愉悦にあふれる彼らの音楽は、300年の時を経ても
瑞々しい魅力をたたえ、現代の私たちの耳にも新鮮に響くことでしょう。
   
   
ヨハン・マッテゾン [1681-1764]
2台のチェンバロのための組曲 ト短調
  
ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス [1713-80]
2台のチェンバロのための協奏曲 イ短調
  
クリストフ・シャフラート [1710-63]
2台のチェンバロのための二重奏曲 ハ長調
  
ヨハン・ゴットフリート・ミューテル [1729-90]
2台のクラヴィーアのためのソナタ 変ホ長調 

ピアニスト

益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara 

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私たちのHPはこちらです。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

http://www.musse.jp/scores/detail/PTNA-010228

 

ラフマニノフ 前奏曲嬰ハ短調 作品3-2「鐘」 [ピアノソロ/2台ピアノ(作曲家自身によるアレンジ版)]
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